2024/06/10

どれが本当の誕生花⁉フラワーギフトを選ぶ際のコツを紹介!

一年のすべての日に定められている「誕生花(たんじょうか)」。
本やネットで誕生花を調べた時、どの書籍やサイトを開いてもそれぞれ違う花が紹介されているという経験はないですか?

いったいどれが本当の誕生花なのか、どの本やサイトを信じればいいのか悩んでしまいますよね。
そこでこの記事では、誕生花の始まりから、誕生花がどのように決まっているのか?誰が誕生花を決めているのか?などをご説明します。

誕生花がいくつもの日に同じ花が記載されていたり、また、同じ日に複数の花が誕生花として紹介されていたりする理由もご説明しています。

どれが本当の誕生花なの?バラバラな誕生花の情報

どれが本当の誕生花なの?バラバラな誕生花の情報

誕生花を紹介する書籍やサイトはいくつもあります。花を販売しているお店のサイトや、花言葉についてのサイトでも誕生花を紹介しています。しかし、本やサイトごとに全く違う花を紹介していることも少なくありません。

いったいなぜこんな事が起こるのでしょうか?
どちらかが正しいのであれば、他は間違った情報を掲載しているのでしょうか?

それを理解するには、まずそもそも、誕生花とはどのように生まれたのかについて知る必要があります。色々な誕生花が存在する理由を知るために、誕生花の由来から確認してみましょう。

どれが本当の誕生花なの?誕生花の起源を知る

どれが本当の誕生花なの?誕生花の起源を知る

誕生花の由来は国や地域によりさまざまです。中でも神秘的で美しい伝承として伝わっている由来が、古代ギリシャ・ローマ時代の「自然界にはそれぞれを司る神がいる『時』にも神が存在する」という考え方です。
「花や木々は神秘的で、神からのメッセージを宿している」と信じられてきたそうです。

古代ギリシャ・ローマ時代の人々の思想は、神話に繋がっていると考えられています。
神話には、語り継がれている伝承文化や諸民族に伝わる伝説、時代ごとの思想や宗教などが組み込まれています。

誕生花も、神話とともにいろいろな国や地域の伝承文化の一つとして広まっていったため、それぞれに誕生花が存在すると考えられます。

誕生花がばらばらな理由

  • 古来から色々な国がそれぞれ自然発生的に誕生花を決めてきた
  • 同じ花でも地域によって咲く時期が異なるため、同じ花でも誕生花の日付が違う
  • 地域に無い花は他の似た花が割り当てられることもあった
  • 近代になって、長年蓄積してきた誕生花を整理して1つにまとめた

このような経緯で、「1つの日付に複数の誕生花」や「1つの花に複数の日付」が誕生花として設定されたと考えられます。

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誕生花に決まりはない⁉どれが本当かではなくお気に入りの一本を

誕生花に決まりはない⁉どれが本当かではなくお気に入りの一本を

どの誕生花が正しいのか、明確な答えはどこにも出ていません。ということは厳密な決まりがないということでもあります。

人々の神々への信仰心が誕生花が生まれたきっかけになっていることを考えると、自分や贈る相手の好きな言葉や共感できる言葉を花言葉にもつお花を選んでも、全く問題ないのではないでしょうか?

誕生花は知っておく必要はありますが、あまり縛られすぎる必要はありません。誕生花や花言葉を知ったうえで、お気に入りの一本を誕生花に選びましょう!

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誕生花プレゼントはどれが本当に喜ばれるか?選び方のコツ

誕生花プレゼントはどれが本当に喜ばれるか?選び方のコツ

誕生日のギフトにお花を贈るなら、誕生花を意識して贈ることで相手のことを理解しているということが伝わります。

それでは、どのように誕生花を選べば良いのでしょうか?
そして、誕生花はどうプレゼントすれば良いのでしょうか?

ここでは、誕生花プレゼントの選び方を季節ごとにご紹介します。

春の季節の誕生花プレゼントはどれが本当に喜ばれる?おすすめ紹介

春の季節の誕生花プレゼントはどれが本当に喜ばれる?おすすめ紹介

春といえば、卒業や入学、就職や転勤など出会いと別れのシーズンですから、お花をプレゼントすることやされることが多い季節です。

春のプレゼントにぴったりな誕生花は、「チューリップ」や「ラナンキュラス」、「スズラン」など。

3月の誕生花の一つであるチューリップは「思いやり」、4月の誕生花の一つラナンキュラスは「晴れやかな魅力」「名声」という花言葉が付けられています。別れを惜しむ気持ちと、門出を祝う気持ちにピッタリな花言葉ですね。

チューリップもラナンキュラスも、色や咲き方の種類が多く、花言葉も色によって異なりますから、贈る相手に合わせて花言葉を選んで贈ることができますよ!

関連記事:「色と本数」で花言葉が変わるチューリップで多彩なメッセージを

関連記事:ラナンキュラスの花言葉は怖い?プレゼントに添えたい色別の花言葉

5月の誕生花は鈴蘭(スズラン)です。
柔らかい日差しに元気よく育った新緑の葉が季節にぴったりなスズランは、鈴のような繊細でかわいらしい花をつけることで知られています。また、香りがとても良い花としても有名です。

スズランの花言葉は「再び幸せが訪れる」「純粋」で、ヨーロッパでは「幸せをもたらす花」として大切な人へのプレゼントとして定番となっています。

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夏の季節の誕生花プレゼントはどれが本当に喜ばれる?おすすめ紹介

夏の季節の誕生花プレゼントはどれが本当に喜ばれる?おすすめ紹介

夏を連想させる花といえば真っ先に思いつくのが「ヒマワリ」ではないでしょうか?
青い空と白い雲にぴったりな花ですね。夏の時期の各月ごとでは、6月は「バラ」、7月は「ハス」、そして8月は「ヒマワリ」が代表的な誕生花です。

花言葉は、6月の誕生花のバラは「愛」「美」です。バラは色別の花言葉があり、贈る本数で伝えたい気持ちも込めることができます。1本は「一目惚れ」3本は「愛しています」などです。

関連記事:バラについて徹底解説!贈るシーンや花言葉・育て方や買い方まで

7月の誕生花であるハスの花言葉は「清らかな心」「神聖」です。水面に綺麗な花を咲かせることからきた言葉だと言われています。外に出るとじわっと汗がにじむ初夏の時期でも、ハスを見ると涼しさを感じさせてくれます。

8月の誕生花ヒマワリの花言葉は、「憧れ」「あなただけを見つめる」です。恋人へのプロポーズにぴったりの花言葉ですね。
また、結婚記念日やパートナーの誕生日に贈るのもいいでしょう。

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秋の季節の誕生花プレゼントはどれが本当に喜ばれる?おすすめ紹介

秋の季節の誕生花プレゼントはどれが本当に喜ばれる?おすすめ紹介

秋の誕生花は、9月は「ダリア」、10月は「ガーベラ」、11月は「シクラメン」が代表的です。

ダリアは夏頃から咲き始め、9月10月にもっとも花を咲かせます。夏の暑い時より、気温が下がった秋の方が、より一層美しい色のダリアに出会えます。
ダリアは大きさや色、咲き方のバリエーションが豊富であり、花言葉も「優雅」「華麗」など、その見た目通りの言葉がついていますので、贈る相手によって選ぶといいでしょう。

関連記事:メキシコの国花「ダリア」に込められた花言葉は?怖い意味もある?

ガーベラは春にも花を咲かせることができます。お花を育てることが好きな方には、ぜひ鉢植えでプレゼントしてみましょう。適切なお世話をしていれば、季節を問わず何回も花を咲かせてくれて長く楽しめます。花言葉は「希望」「常に前進」です。

関連記事:ガーベラがもつ花言葉は?意味や由来を詳しく紹介

シクラメンは夏の暑さが一段落したころに植え付け、涼しい時期に開花します。長い場合は4月ごろまで花を咲かせるので、冬の間も楽しませてくれます。
花言葉は「遠慮」や「内気」「はにかみ」などです。

また、色別にも花言葉があり、ピンク色は「憧れ」、赤は「嫉妬」、白は「清純」です。
初々しい恋心を感じさせる花言葉なので、恋人に贈るのにぴったりかもしれません。

関連記事:9月の誕生花紹介!ダリアやデンファレの花言葉やおすすめギフト

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冬の季節の誕生花プレゼントはどれが本当に喜ばれる?おすすめ紹介

冬の季節の誕生花プレゼントはどれが本当に喜ばれる?おすすめ紹介

冬の誕生花といえば、12月の「ポインセチア」、1月の「カーネーション」、2月の「ウメ」が代表的です。
この時期はイベントが多く、イベントにあった花を選ぶとより一層素敵になるのでしょう。

特にこの季節の一大イベントといえば、クリスマスでしょう。「聖夜」「幸運を祈る」という花言葉を持つポインセチアを贈って、ロマンチックなクリスマスにするのも良いですね。

関連記事:クリスマスの代表花『ポインセチア』花言葉やギフト方法を紹介

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5月の母の日のイメージが強いカーネーションですが、実は1月の誕生花です。
カーネーションの花言葉は「無垢の愛」で、色別にも「誇り」「純粋な愛」などといった花言葉があります。寒さが増していくこの時期に、カーネーションによる色鮮やかなプレゼントを贈れば、気持ちも温かくなるかもしれません。

関連記事:母の日にもぴったり!カーネーションの奥深い花言葉

2月の誕生花であるウメは、「不屈の精神」という花言葉があります。また紅梅には「優美」、白梅には「気品」といった花言葉がつけられています。
厳しい寒さが残るこの時期にウメを見ると春の兆しが感じられますよね。春に向かって前向きな気持ちを演出するのにウメはぴったりかもしれません。

関連記事:イベントの多い12月にお勧めの誕生花3選

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どれが本当⁉誕生花は日別で複数設定されている花もある!

どれが本当⁉誕生花は日別で複数設定されている花もある!

花は多種多様で、シーズンごとにみてもかなりの種類の花が咲きます。
そのため、月ごとの誕生花も1種類と決められているわけではありません。
そして月ごとの誕生花のみならず、うるう年を含めた366日全てにも誕生花があるのです。

日別の誕生花も、紹介している書籍やサイトなどによって紹介している花は異なっています。
先述のとおり、誕生花は月も日も重複しているお花もあり、また1つのお花に複数の誕生花の日付が定められていることもあります。

どれが本当かということではなく、誕生花というものは日付もお花も複数の日や花が設定されているものだとお考え下さい。

それでは、どんな花が誕生花として複数日に設定されているのかについてご説明します。

複数の日付を持つ誕生花①バラ

複数の日付を持つ誕生花①バラ

バラは、プレゼントする花の種類でも上位にランキングするほど花束やフラワーアレンジによく登場する花です。誕生花にも5回登場します。さらに、色別ではピンクと赤、それぞれ別々の日に誕生花として設定されています。

複数の日付を持つ誕生花②チューリップ

複数の日付を持つ誕生花②チューリップ

チューリップは3月22日の誕生花ですが、色別でも誕生花の日付があります。

色別のチューリップの誕生花日付

  • 白いチューリップ: 1月1日
  • 赤いチューリップ: 1月31日

関連記事:チューリップの花束の作り方・買い方

複数の日付を持つ誕生花③ガーベラ

フラワーアレンジには欠かせない花としても知られているガーベラも、複数の誕生花の日付があります。

ガーベラの誕生花日付

  • 2月11日
  • 8月1日
  • 10月12日

ガーベラは花束やアレンジメントでも素敵ですが、ギフトに添えるように1輪のガーベラをプレゼントするのもおしゃれですね。

複数の日付を持つ誕生花④カスミソウ

複数の日付を持つ誕生花④カスミソウ

カスミソウは誕生花に設定されている日が4日間もあります。

カスミソウの誕生花日付

  • 4月4日
  • 5月21日
  • 6月1日
  • 11月30日

カスミソウは一つ一つの花は小さく繊細ですが、まとめると真っ白の素敵な花束になります。また、他の花を引き立たせる大事な役割もあり、花束やフラワーアレンジには欠かせない存在です。

まとめ

誕生花に複数の花や日付が設定されている謎について、ご理解いただけたでしょうか?

誕生花や花言葉を考えてプレゼントしてくれたことを思うと、もらった方はそれだけで嬉しくなるものですが、誕生花や花言葉にこだわりすぎると偏った選び方になってしまいます。

また花言葉には良い意味だけではなく、良くない意味の花言葉もあります。とくにお花が好きな方などへのプレゼントには、よく調べて選ぶようにしましょう。

気持ちを込めて選んだギフトで、花言葉に込められた想いを感じてもらえたなら、大成功のプレゼントなのではないでしょうか。

誕生日のお花ギフト:BIRTH FLOWER |花百花 ‐hanahyakka‐

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