2023/11/19

胡蝶蘭の値段を左右する5つのポイント!シーン別の相場もご紹介

胡蝶蘭は「幸せが飛んでくる」という花言葉からさまざまなお祝いのシーンでよく使われる人気の花です。見た目も華やかで高級感があり、個人またはビジネスでのお祝いとして用いられることが多くあります。

また、香りも花粉も少ないのも魅力の一つですが、胡蝶蘭は花の中でも育てるのが難しく値段も比較的高い植物です。さまざまな種類があり、大きさや品種、本数などによって値段も変わります。自分の贈りたいシーンにふさわしい胡蝶蘭の値段の相場が気になる方も多いでしょう。

今回は値段を左右する5つのポイントと贈るシーン別に値段の相場をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

胡蝶蘭の値段は何で変わる?5つのポイント

胡蝶蘭は東南アジアが原産のラン科の花です。フラワーギフトとして人気の胡蝶蘭は、他の花と比べて値段が高いのはなぜでしょうか?

胡蝶蘭は育てるのが難しく繊細な植物です。花が咲くまでに4年ほどかかり、その期間にさまざまなコストがかかります。そのため、安いものでも値段は、1本5000円ほどです。

胡蝶蘭の値段は一体、どのような基準で変わるのでしょうか?値段を左右する5つのポイントを紹介します。

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胡蝶蘭の値段が変わるポイント①:輪の大きさ

胡蝶蘭は輪(花)の大きさで値段が変わります。大輪や中大輪、ミディやマイクロなどさまざまな大きさがあり、大輪は10cm〜15cmほどで、その一回り小さいものが中大輪です。花が大きいほど値段は高い傾向ですが、中大輪の物でも珍しい品種は高い値が付けられることもあります。

ミディは6cm〜9cm、マイクロは2cm〜4cmと小ぶりなため、それほど価格は高くありません。ミディやマイクロは鉢も小さいので、飾る場所も選ばず個人の贈り物としても人気です。

胡蝶蘭の値段が変わるポイント②:花の本数、立ち数

胡蝶蘭は1本立ち、3本立ち、5本立ちのように花の茎の本数で数えられます。この立ち数が値段を左右するポイントの一つです。本数が多くなるほど華やかになり、値段が上がります。

3本立ちはさまざまなシーンに適しており、5本立ちは特別なシーンに用いられる大きさです。

また、茎の本数は奇数にすると縁起がいいといわれています。偶数の本数でもとくに4本は「死」を連想させるため販売されませんが、8本立ちは末広がりで縁起の良い「8」のため失礼には当たらないそうです。

胡蝶蘭の値段が変わるポイント③:一本あたりの花の数

3つ目のポイントは一つの茎につく花の数です。たとえば、3本立ちでも花の数で見た目の華やかさが変わります。花の数に比例して値段も上がる仕組みです。

1本あたりおおよそ7〜14輪ついており、花の数が表記されています。しかしミディやマイクロの場合は、花が多く付くため大輪の品種のように花の数は重視されていません。

胡蝶蘭の値段が変わるポイント④:色や品種の希少性

胡蝶蘭といえば白やピンクを連想する方が多いでしょう。ところが、胡蝶蘭にもさまざまな色や種類があります。白やピンク以外に黄色や青、紫などがあり、希少な色は生産数が少ないため、値段が高くなる傾向です。

また、品種によって値段も異なり優良な品種の胡蝶蘭は値段が上がります。

胡蝶蘭の値段が変わるポイント⑤:流通などの間接コスト

値段が上がる最後のポイントは、流通や輸送などの間接コストです。胡蝶蘭は植物なので流通の際にも環境を整え維持しなければなりません。花をきれいに保ったまま届けるための空間維持も価格の変動に関わるポイントなのです。

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シーン別の胡蝶蘭の値段相場

胡蝶蘭は、引越し祝いや開業祝い、周年記念などさまざまなシーンに贈られます。大きさや花の数によって値段が変わるのは、これまでに述べた通りですが、それぞれのシーンにふさわしい胡蝶蘭の値段の相場はいくらなのでしょうか?

個人的なお祝いやプレゼントの胡蝶蘭の値段相場

個人から個人へ贈る場合の相場は1万円〜2万円といわれています。友人や知人へ入社祝いや誕生日プレゼントとして贈る場合は、マイクロ胡蝶蘭や中輪の胡蝶蘭3本立ちが飾りやすくおすすめです。

胡蝶蘭は花もちの良い花のため、インテリアとしても長く楽しめますので、小さめの胡蝶蘭を贈って長く楽しんでもらうのもいいでしょう。

引っ越しや新築祝いの胡蝶蘭の値段相場

長持ちする胡蝶蘭は、引越しや新築祝いにも人気の花です。相場は贈る相手との関係によっても変わります。

家族や親戚には1万円〜3万円、友人や上司・取引先には5千円〜1万円、社長や法人宛には2万円〜4万円程度です。贈る種類も相手によって変えるといいでしょう。

しかし、赤い胡蝶蘭は火や火事を連想するため、贈り物にはふさわしくありません。ミディやマイクロなどの小さい胡蝶蘭は棚の上やテーブルなどに置きやすくあまり場所をとらないため、引越し祝いや新築祝いに贈られることが多いようです。

法人・ビジネスシーンの胡蝶蘭の値段相場

ビジネスで取引先などに胡蝶蘭を贈るシーンも多くあります。開業祝いや開店祝いなどの相場は1万円〜3万円、重要な取引先や周年記念などのお祝いには3万円〜5万円ほどが相場です。

白の大輪で、3本立ちや5本立ちの比較的大きめなサイズが人気です。ところが、大きい胡蝶蘭は置く場所の確保が必要になるため、先に贈り先に確認を取っておくとよいでしょう。

葬儀・お供えの胡蝶蘭の値段相場

葬儀やお供えとしても贈られる胡蝶蘭は、故人との関係によって値段の相場が変わります。家族や親戚、取引先などの場合は1万円〜3万円、友人や知人の場合は1万円〜1万5千円ほどです。

葬儀やお供えで花を贈る場合、四十九日までは「白上がり」といい白一色にするのがマナーです。四十九日までは白の胡蝶蘭を贈ります。四十九日以降はとくに決まりはありませんので故人の好きな色の胡蝶蘭を贈りましょう。

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胡蝶蘭を値段から選べる「花百花」

胡蝶蘭を値段から選ぶなら、花百花がおすすめです。

花束・アレンジメントなど、お花や観葉植物に関連する商品を多数取り扱う花百花は、繊細なお花に傷がつかないよう、注文・購入いただいた後に梱包し、ご指定の住所まで丁寧に届けられるのが特徴。

開院祝いや移転祝い、役員への就任祝いなどにも最適な、豪華なフラワーギフトも多数取り揃えております。ぜひご利用ください。

商品一覧:「胡蝶蘭」

胡蝶蘭はシーン別の予算に合ったものを選ぶことが大切!

胡蝶蘭はお祝い事のほか葬儀やお供えなどさまざまな場面で贈ることができる人気の花です。種類もさまざまあり、値段も高価なものから手に入りやすいものまで幅広くあります。

品種改良が進み白、ピンクなど一般的な色の胡蝶蘭のほかにも黄色や青、紫などのカラフルな胡蝶蘭も楽しめるので相手の好きな色などを考えて贈るのも楽しいですね。

贈る相手との関係やシーンなどによって選ぶ胡蝶蘭も変わりますので、値段を左右するポイントを理解しておくと選ぶのも比較的楽になります。ぜひ今回の記事を参考に胡蝶蘭を選んでみてください。

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