2023/11/15

12月の誕生花「ポインセチア」!特徴・花言葉・おすすめ品種をご紹介

12月の花というと何を思い出すでしょうか?12月の風物詩といえばクリスマスですね。クリスマスの時期になればイルミネーションやツリーが街中やお店に飾られます。そんな中、ツリーの横などに置かれている赤い花を見かけることが多いですね。

その花の名前は「ポインセチア」といい、12月の誕生花です。今回は、ポインセチアに注目してみました。12月の誕生花であるポインセチアという花の特徴や花言葉にはどんなものがあるのか紹介します。

さらにポインセチアは種類が多く、意外に知られていませんが、赤以外のポインセチアもあります。今回はポインセチアの種類についても一覧で紹介していきましょう。

12月の誕生花はクリスマスのシンボル「ポインセチア」

最初にもお伝えした通り、ポインセチアは12月の最大のイベント、クリスマスの花といわれています。特に花の名前を意識しなくても、クリスマスツリーの横に飾られている赤い花といえばすぐに思い出すかもしれません。

ポインセチアは別名クリスマスフラワーと呼ばれており、12月に入ると鉢物のポインセチアがあちらこちらで販売されます。

では、なぜポインセチアがクリスマスの花となったのでしょうか?

ポインセチアはメキシコ原産の花で、17世紀にメキシコに渡って移り住んだ、キリスト教の宣教師たちが見つけた花です。赤く色づいたポインセチアを見た宣教師たちは「キリストの赤い血のようだ」と思って利用しました。

その時からポインセチアは、キリストの誕生をお祝いする花、クリスマスの飾りとして登場するようになりました。

また、ポインセチアにはクリスマスカラーである3色を持っています。ポインセチアの葉の緑には「永遠の命」や「愛」という意味があり、ポインセチアの樹液の白に基づく「純潔」という意味があるそうです。さらに、ポインセチアの形からベツレヘムの星を連想したとも言われています。

ちなみに、現地メキシコではポインセチアをノーチェ・ブエナと呼びますが、これは聖夜を意味する言葉です。

このようにクリスマスにゆかりのあるポインセチアの、より詳しい花の特徴や花言葉について次の項目で述べていきましょう。

12月の誕生花「ポインセチア」はどんな花?特徴・花言葉

次にクリスマスの飾りとしておなじみの、12月の誕生花であるポインセチアについて、より詳しく、特徴や花言葉についてみていきましょう。

12月の誕生花「ポインセチア」の特徴

ポインセチアは、トウダイグサ科トウダイグサ属に属している花で、学名 Euphorbia pulcherrimaといいます。すでに述べたように、メキシコと中米が原産で、常緑性の低木、樹高が2〜3mほどに生長する植物です。

花の名前は、1825年にアメリカの初代メキシコ公使であったジョエル・ロバーツ・ポインセットが、ポインセチアをアメリカに持ち帰ったことに由来し、公使の名前「ポインセット」から名付けられました。

ほとんど使われませんが、日本名は猩々木(ショウジョウボク)といいます。猩猩(ショウジョウ)という架空の動物は大酒飲みとされており、赤い顔が特徴でした。その猩猩の赤い顔に似ていることから日本にポインセチアが入ってきた明治時代に名付けられています。

また、赤い花のように見える部分は、花ではありません。苞(ほう)という花の根元につく小型の葉です。ポインセチアの花は、粒のように小さく苞の中心にあります。そのため、ポインセチアは花よりも苞の色を鑑賞する植物です。

12月の誕生花「ポインセチア」の花言葉

ポインセチアの花言葉には「聖夜」「幸運を祈る」「祝福する」「私の心は燃えている」という花言葉があります。12月の誕生花でクリスマスの花としてもふさわしい花言葉です。

しかし、これは一般的な赤いポインセチアの花言葉です。赤以外のポインセチアには別の花言葉があります。

白色のポインセチアの花言葉は「あなたの祝福を祈る」「慕われる人」、ピンクのポインセチアは「純潔」「思いやり」、黄色のポインセチアには「幸運を祈る」です。ポインセチアは色ごとに異なる花言葉を持っているので、プレゼントする際の参考にしてください。

さて、次に12月の誕生花ポインセチアの中でもおすすめの品種を紹介します。贈り物として最適なポインセチアはどれか、ここで見ていきましょう。

プレゼントに人気!12月の誕生花「ポインセチア」おすすめ品種

ポインセチアはメキシコ公使がアメリカに持ち帰って以降、盛んに品種改良されました。最近でも、2005年にウィンターローズ・マーブル、2012年にプリンセチア・クリスタルスノーが発表されるなど、現在も品種改良が行われています。

その他、ダヴィンチ、ピカソといった有名画家の名を冠したポインセチアもあり、種類は実に豊富です。今回は特におすすめの6種類のポインセチアに注目し、ひとつずつ紹介します。

12月の誕生花「ポインセチア」おすすめ品種①アイスパンチ

赤いポインセチアに似ていますが、よく見ると赤い苞の中央部分に、白またはピンク色の斑(まだら)が入っています。班の入り方は個体差があり、一定ではありません。

一株でクリスマスカラーの赤、白、緑を備えていることもあり、班がホワイトクリスマスの雪を連想するため人気の品種です。性質としては夏の高温多湿を苦手としています。

12月の誕生花「ポインセチア」おすすめ品種②プリメーロ・ジングルベル

プリメーロ・ジングルベルは、クリスマスらしい名前がついています。赤いポインセチアですが、赤の中に白、もしくは薄黄色い班が粒状に入っており、まるで粉雪を散らしたような色合いです。とても丈夫な品種としても知られています。

12月の誕生花「ポインセチア」おすすめ品種③ウインターローズ

ウインターローズは、苞がカール状に縮れて重なりあっており、見た目がバラに似ていることから「ローズ」の名前が付けられた品種です。基本は赤色ですが、白や淡いピンクの斑が入る品種もあります。

ベルベット生地のような質感があり、ポインセチアの中でも最も華やかな種類です。ただし、寒さへの耐性がそれほど強くありません。寒い外気の入らない部屋の中央に飾るのがおすすめです。

12月の誕生花「ポインセチア」おすすめ品種④プリンセチア・ホットピンク

プリンセスのような華やかなポインセチアということで、日本で改良されたのがプリンセチアシリーズです。元のポインセチアよりも丈夫で長持ちするために、世界的に人気があります。その中でもプリンセチア・ホットピンクは、濃いピンク色の苞が特徴のポインセチアです。葉幅が細くて分枝性に優れているのが特徴です。

12月の誕生花「ポインセチア」おすすめ品種⑤プリンセチア・クリスタルスノー

プリンセチア・クリスタルスノーは、日本発祥のプリンセチアシリーズの一種で、白のポインセチアです。ホワイトクリスマスを連想できる白と緑の色合いはとても美しく、冬の寒さはもちろん夏の暑さにも耐性があります。

12月の誕生花「ポインセチア」おすすめ品種⑥レモンスノー

レモンスノーは、薄い黄色の苞をしている珍しい品種です。クリアな白っぽい黄色で、爽やかで優しい印象があります。レモンスノーと通常のポインセチアを並べて飾るとそのコントラストの違いを楽しめますよ。

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冬の誕生花や季節の花が自由に選べる「花百花」

12月の誕生花、クリスマスを象徴するポインセチアのように、花百花では多数の季節の花を取り揃えています。

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華やかな「ポインセチア」でお祝いしよう

12月の誕生花は、メキシコ原産でクリスマスの花ともいわれているポインセチアです。品種改良が盛んなため、赤以外にもいろんな色の品種があり、花言葉も色によって変わります。

クリスマスの足音が聞こえると、さまざまなポインセチアの商品が販売されます。お好みの色をじっくりと選んだり、お花屋さんに問い合わせたりして好みの花を注文し、聖なる夜を美しいポインセチアと共にお祝いしましょう。

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