多肉植物がどんな植物かご存知でしょうか?
代表的なものは「サボテン」といえばわかりやすいかもしれません。
多肉植物とは茎や葉っぱに水をためこめる植物で、葉っぱがぷっくりとした形をしています。フォルムがユニークでかわいらしく、インテリアとしても好まれます。
日本の気候でも育てやすく、庭先に植え替えて地植えにすると、地中からも水分を摂取できるため、品種によっては家を超えるような大きさになることもあります。
今回は多肉植物の代表的な品種を紹介いたします。
自分用にもおすすめですが、ギフトとしても多肉植物は喜ばれますよ。
種類にくわえてサイズも豊富な多肉植物が気になる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
多肉植物とはどんな植物なのか?種類の多さも特徴
多肉植物とは、葉っぱが肉厚で水分をため込める植物です。
乾燥した地域でも生きていけるように植物自身が独自の進化をして、独特な形になったものが多肉植物です。
ぷっくりとした葉っぱがかわいい植物で、長年定番の人気です。
多肉植物は、日当たりに注意して水を上げすぎなければ初心者でも育てやすいことも魅力の一つ。家が何となく寂しいなと感じたり、生き物の育てる雰囲気や楽しみを味わいたい人は、ぜひ多肉植物を育ててみてくださいね。
多肉植物を育てるときの注意点
多肉植物を長く楽しむための注意点は3つ。日当たり、水やり、植え替えです。
それぞれ注意するときの理由をまとめました。
【日当たり】
多肉植物は、小さな鉢でも育てやすいため室内にインテリアとしておく場合が多いでしょう。この時に室内でも適度に日が当たらないと光合成がうまくいかず元気がなくなってしまいます。かといって、日に当てすぎてしまうと葉っぱの色が変色してしまったり形が悪くなってしまいます。
一週間に一度は外に出して日に当てるように、スケジュールと相談して多肉植物を楽しんでください。
【水やり】
多肉植物は基本的に乾燥した土壌を好みます。水分をためる力があるので、水を上げすぎてしまうと根っこが腐ったり葉っぱが病気になってしまうことが。種類にもよりますが、水やりは1か月に1回または2回で十分です。水はあまりあげすぎずに植物の力を信じましょう。
【植え替え】
ずっと同じ土を使っていると次第に水はけが悪くなります。2年に一回は、植え替えをして土を丸ごと変えてあげましょう。この時に鉢にもこだわると、自分だけの特別な多肉植物になります。
多肉植物の種類?@「柱サボテン」
柱サボテンは、サボテンの代名詞と呼ばれるほど観葉サボテンの中では人気の高い品種です。
暑さに強く、種類によっては寒さにも強いため、人の背の高さ以上に成長します。屋外に飾ることもできるため、ベランダインテリアや庭で楽しむ人も多いでしょう。
日当たりが不十分になると、柱の部分が折れて曲がってしまいます。湿度が高いときにも枯れる原因となるので、梅雨時期や日光の少ない冬は注意が必要です。
多肉植物の種類?A「ウチワサボテン」
ウチワサボテンは「ラビットイヤー」と呼ばれていてウサギ耳のような形をしています。
暑さや寒さに強く日本の気候でも育てやすいため、初心者から愛好家まで幅広い人に愛される品種です。
繁殖力が強く、挿し木でも増やせます。地植えにしてしまうと大きく広がりを見せるため、注意が必要です。同じ鉢で育て続けると、根っこが傷みやすくなるため2?3年に一度植え替えをおすすめします。
育つと花を咲かせる前の赤い実「トゥナ」をつけます。
このトゥナはフルーツとして食べられ、独特の甘みと酸味のあるキウイフルーツのような味がします。ウチワサボテンが多く自生するメキシコなどではポピュラーなフルーツで、そのまま食べる他、シャーベットなどでも楽しまれています。
また、ウチワサボテンの葉自体もソテーなどで食べることができ、ネバネバとした粘性のあるアスパラガスのような食感です。
多肉植物の種類?C「丸サボテン」
丸サボテンは、丸い形がおしゃれなインテリア感たっぷりのサボテンです。柱サボテンが進化した品種で、雨が少なく過酷な乾燥にも耐えるために丸くなったといわれています。
屋外でも屋内でも育てられますが、一度凍ってしまうとその後の再生が難しくなるため5℃以上の環境を保てる場所で育てましょう。
この形のサボテンは成長が非常に遅いです。大きくなるには数十年?百年単位でかかるといわれており、年単位では成長していることが目視ではわからないほどです。
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多肉植物の種類?D「アガベ」
アガベとは、リュウゼツラン属の長い葉っぱが独特なフォルムを出す観葉植物です。初心者でも育てやすいので、葉っぱの色などにこだわり、ギフトとしても用いられることがあります。
アガベは葉っぱの中が乾燥しやすい地域が原種のため、葉っぱの中に大量に水をため込んでいます。水やりをしすぎてしまうと根腐れを起こしてしまうため控えめに水やりを行うようにしましょう。
アガベはメキシコのお酒「メスカル」の原料としても知られています。メキシコのお酒というとテキーラを思い浮かべるかもしれませんが、テキーラは「テキーラ村」の周辺で作られたメスカルだけを指し、非常に多くの制約をクリアしたものだけがテキーラという呼称が使えます。
ワインでいうシャンパンのような位置づけです。
多肉植物の種類?E「アロエ」
アロエは耐寒性にも優れており、屋外でも育てやすい植物です。日常は観賞しつつ、大きくなってきたらほかの使い方で楽しめます。
アロエは多肉植物の中でも「見る」「塗る」「飲む」「食べる」と多様性が最も高い楽しみ方ができるのです。
観葉植物として楽しむほかに、アロエに含まれる美容成分で肌を整えたり、胃腸の働きを整えたりする効果もあります。また、切り傷などに果肉を貼ることで治りが早くなるといわれています。
飲んだり食べたりするときには、調理するときに手を傷つけないようにしてくださいね。
葉の肉厚な「ペペロミア」は多肉植物?種類としては多肉植物です
ぺペロミアとは、熱帯地域に生息しているコショウ科に分類される植物です。
ペペロミアも多肉植物で、多肉植物の中でも種類が豊富で個性あふれる模様、形、色が多めです。
ハートの形をしたものや暗紫色や小ぶりなもの、さまざまなものが選べます。
ハートの形をした葉っぱからもわかるように恋にまつわる花言葉の多いぺペロミア。
ペペロミアは部屋に飾ると風水的にも良い運気を運んでくれるといわれます。恋人や大切な人への贈り物に人気なので、ぜひ特別な日の贈り物にしてみてはいかがでしょうか?
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ペペロミアの他にも多肉植物は日本で手に入る種類だけでも、相当な数の種類があります。
代表的な人気の多肉植物をご紹介します。
日本で手に入る種類の多肉植物一覧
エケベリア
カランコエ
セダム
クラッスラ
リトープス
アエオニウム
これらの多肉植物の多くは寄せ植えの鉢や花壇で楽しむことができます。
まとめ
多肉植物のおすすめを紹介しました。
多肉植物は小さな鉢で育てれば、そのままのサイズで。
大きな鉢に植え替えたり、地植えにすると本来の勢いで大きく成長します。
サボテンやアロエは多肉植物の中でも昔から愛されている植物で、アガペやペペロミアは種類が多く選ぶのがとても楽しい植物です。
この種類の豊富さと育てやすさが多肉植物の魅力です。
成長過程も多肉植物の魅力なので、ぜひお部屋にひとつ置いてみてください。
非常に小さいサイズのミニ鉢の多肉植物も売っているので、自宅のあちこちの場所に飾るのもおすすめです。
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