観葉植物としてサボテンを購入しようと思い園芸店やホームセンターで眺めて見ても「サボテンの種類が多すぎて、どんなサボテンを買えばいいのか分からない」という経験をしたことがある人もおおいとおもいます。
種類の多いサボテンの中から自分にぴったり合ったサボテンを探すために「選び方を知りたい」といった悩みもあるでしょう。
ここでは、観葉植物としてのサボテンに興味がある方やサボテンの購入を考えている方向けに、サボテンについての基礎知識をはじめ、サボテンの種類や選び方のポイントについて紹介します。
また、種類によって変わる花言葉についても紹介していますので、サボテンを選ぶときのきっかけにもなります。ぜひ、参考にしてみてください。
サボテンの購入を考えている方は悩みが解決しますよ。
5000種類以上もあるサボテンってどんな植物?
5000種類以上もあるサボテンの植物は、それぞれの特徴で形態も変わります。
まず、サボテンについての知識を深めていきましょう。
サボテンの基礎知識や特徴が分かることによって、種類について理解することができます。
ここでは、サボテンの基礎知識、形態や特徴について解説します。
サボテンの基礎知識
サボテンの基礎知識を押さえておきましょう。
サボテンの原産地や性質などがわかり基礎情報を知ることによって、サボテンをより一層楽しむことができます。
基礎知識
科・属名 |
サボテン科 |
英 名 |
Cactus(カクタス) |
原産地 |
北米、中南米、アメリカ大陸 自生の主な場所
- 種類の多くは、乾燥地帯の岩間、植物の根元に生育
- 熱帯雨林地帯では、樹木に着生
- 高山地帯に生育
|
種 類 |
5000種類以上 また変種や園芸品種を含めると30,000種類以上ともいわれています。 |
性 質 |
サボテンの葉、茎、根に水分と栄養分を蓄えているため、乾燥した砂漠地や高山などの厳しい環境でも生育が可能 |
上記から分かることは、葉、茎、根に水分と栄養分を蓄えている性質により、過酷な立地や環境でも生育できる強い植物だとわかります。
サボテンの形態・特徴
サボテンには、それぞれ違った形態や特徴をもっています。
形態・特徴
形 態 |
柱型、ウチワ型、丸形、花か咲く植物型 |
特 徴 |
- サボテン科に属する多肉植物
- さまざまな形態、トゲ
- トゲに白い綿毛のような「刺座(しざ)」を持つ
- トゲの種類:太細、長短、硬さ、密度、形状(直・曲)
|
サボテンには様々な形態があります。
また、サボテンの特徴はトゲに白い綿毛のような「刺座(しざ)」を持つことです。
世界大百科事典の記述によると「刺座(しざ)とは、サボテンにしかないトゲの生じる特別な器官のことです。刺座は枝が極端に短縮し、かつ体内に埋もれた植物学上短枝と呼ばれる器官の変形で、とげはその短枝の葉の変形といえる。」ということで、サボテンにしかない特別な器官をもっているんですね。
関連記事:多肉植物は種類が多い!代表的な品種をご紹介
種類によって変わる?サボテンの花言葉
サボテンの花言葉は、「燃える心」「偉大」「情熱」「枯れない愛」です。
サボテンの生育環境やお花が由来で、種類によって花言葉が違います。
柱サボテンの花言葉
- 花言葉:「情熱」
- 由来:柱のように高く伸び、株の成長と大きな花を咲かせる様から
ウチワサボテンの花言葉
- 花言葉:「燃える心」「偉大」「あたたかい心」「枯れない愛」
- 由来:環境がきびしく、過酷であっても育ち、また水分を含んだ茎を持つことから
丸サボテンの花言葉
- 花言葉:「はかない夢」
- 由来:長い年月をかけて咲く花が一日で終わってしまうことから
種類が多過ぎるサボテンを選ぶ時のポイント3選
サイズや形などで種類が多いなかで、サボテンを選ぶときのポイントを把握しておけば、サボテンを買う時に困りません。
ここでは、サボテンを選ぶ時のポイントとして主な3つを紹介します。
大きさに注目する
サボテンを選ぶポイントの1つ目は、大きさに注目です。
大きさによって飾る場所が変わりますので、よく見ていきましょう。
大型サイズ
大型サイズのサボテンは、ひとつ置くだけで存在感がありインテリアをかっこよく演出してくれます。
人の背以上まで高さが成長するものもあるので、置くスペースや高さに気をつけて選びましょう。 2階や3階などに置く場合は、階段の幅や高さにも注意が必要です。
大型のそばに中型や小型のものを合わせて置くと立体的な観葉植物としても楽しめます。
中型サイズ
中型のサボテンは扇形や丸型のサボテンがおすすめです。
大型のように高さはなく、いろいろなフォルムのものが多く楽しめます。
大きくなりすぎないので、カウンターや棚などインテリアの一つとしておけるのも魅力です。
中型のサボテンは花が咲くものもあるので、お花も楽しんでみてはいかがでしょうか。
小型サイズ
小型のサボテンは、手のひらサイズのものが多く、机や本棚、窓際など省スペースでも置くことができるのが魅力です。
育てやすい種類が豊富なので、初心者におすすめです。
素敵な器に植え替えたり、寄せ植えをしたり、またいくつか並べて、絵や写真など小物と一緒に飾ってアレンジも楽しめます。
形に注目する
サボテンを選ぶポイントの2つ目は、形に注目です。
選ぶ形によって、インテリアのイメージが決まってきます。
柱型のサボテン
人の背の高さ以上にもなる柱型は、スタイリッシュなイメージです。
扇型のサボテン
扇型なので、可愛らしいフォルムを楽しむことができる。
丸(球)型のサボテン
お花が咲く品種や1つの株の品種、いくつかの株がびっしりと密集してしている品種など、種類が豊富なので、いろいろと楽しめます。
植物型のサボテン
花の色が赤やピンク、白、黄、、オレンジ、混色・複色と豊富で、お花に透明感のありあるので、華やかさを楽しめます。
トゲが特徴的な品種のサボテン
トゲがある品種のサボテンには、トゲが長くて太いものやトゲの形が特徴的なサボテンもあります。小さいお子さんやペットを飼っている方は、トゲでけがをしてしまう恐れがありますので注意や対策が必要です。
また、サボテンにはトゲがあると思われがちですが、トゲがないサボテンもあります。小さいお子さんやペットがいても安心です。
育てやすさを意識する
サボテンを選ぶポイントの三つ目は育てやすさを意識することです。
サボテンは、種類や品種によって異なりますが、 他の観葉植物に比べて水やりなど手入れが少なくとても楽な植物です。
ただし、 他の植物と同様、水やりの頻度が多すぎて根腐れを起こす場合や水やりの頻度が少なくて枯らしてしまう場合もあるので注意は必要です。
また、湿度や害虫にも気をつけましょう。
関連記事:サボテンに花は咲く?正しい育て方を知ってサボテンの花を楽しもう
関連記事:観葉植物のおすすめ10選!初心者向きの育てやすいものを厳選
観葉植物に最適なサボテンの種類?@:柱サボテン
観葉植物に最適なサボテンの種類?@「柱サボテン」は、サボテンの代名詞といわれています。
柱サボテンの性質・特徴
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:種類による
- 特徴:人の背の高さ以上にもなる柱のような形とトゲが特徴の人気があるサボテン
置き場所
日当たりの良い場所で、 屋外でも大丈夫です。
ただし、直射日光を避ける
存在感があるので、窓辺やベランダにおいてもおしゃれです。
注意点
日当たりが十分でないと柱部分の形が崩れて折れ曲がります。
湿度が高い場所は、枯れやすくなるので注意が必要です。
柱サボテンの関連商品はこちら≫
≫
観葉植物に最適なサボテンの種類?A:ウチワサボテン
「ウチワサボテン」は、「ラビットイヤー」と呼ばれていて、うさぎの耳ようなフォルムや平べったいうちわのような茎がチャームポイントです。
ウチワサボテンの性質・特徴
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:普通
- 特徴:挿し木で増やすことができる繁殖力の強いサボテンです。
置き場所
日当たりの良い場所で、 屋外でも大丈夫です。
ただし、直射日光は避けましょう。
注意点
水のやりすぎに注意です。同じ鉢に長く育てると水はけが少しずつ悪くなります。
2?3年に一度の植え替えをおすすめします。
観葉植物に最適なサボテンの種類?B:丸サボテン
「丸サボテン」は、丸くて可愛らしい見た目や大きい鉢から小さい鉢までバリエーションが豊富です。
丸サボテンの性質・特徴
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:やや弱い
- 特徴:雨が少なく過酷な乾燥地域に耐えるために球状の形になり、柱サボテンを進化したサボテン
置き場所
日当たりの良い場所で、 屋外でも大丈夫です。
ただし、直射日光は避けることをおすすめします。
注意点
丸サボテンは寒さにも強い品種で、0℃程度まで耐えられるものもあります。ただし、原則として凍らせず、なるべく5℃以上の環境を保つと安心でしょう。
基本】サボテンの育て方
柱サボテン・ウチワサボテン・丸サボテンの育て方の共通項です。
【基本】サボテンの育て方共通項
水やり |
基本:土が乾いていたら鉢底から流れ出るくらいの水をたっぷりあげる
<水をあげるときのタイミング>
- 春:午前中
- 夏:夕方?夜
- 秋:午前中
- 冬:昼間 ※気温が5℃以上
|
肥料 |
植え替え時期に緩効性化成肥料を少量を与える |
植え替え時期 |
4?5月、9月 |
開花時期 |
5?8月 |
病気害虫 |
病気:クモの巣病 害虫:ハダニ、カイガラムシ、コナカイガラムシ、ナメクジなど |
注意点 |
梅雨の高温多湿は、カビに注意 |
まとめ
ここまで、サボテンについて基礎知識や花言葉、サボテンを選ぶポイント、種類や育て方を紹介してきました。
サボテンは、初心者に優しい観葉植物です。
観葉植物のサボテンは、多湿を好まないので、風通しの良い環境を作って、インテリアにたくさん取り入れてみてください。
サボテンには、スタイリッシュなものから、丸くてコロンとしたもの、またお花が咲いているものまで、形態も種類もたくさんあります。ぜひお気に入りを見つけて楽しんでください。
関連記事:インテリア映えする観葉植物のあれこれ!選び方や育成のコツ
関連記事:初心者でも簡単にできるパキラの育て方
関連商品はこちら≫ ≫