2024/06/15

サボテンに花は咲く?正しい育て方を知ってサボテンの花を楽しもう

サボテンを育て始めて1年ほど経つけど、「なぜ、サボテンのお花が咲かないの?」「サボテンのお花が枯れてしまったんだけど、どうしてなの?」といった、サボテンの花について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

サボテンは、いろいろな形や色の花をつけるので、「花」としても楽しみたいものです。

ここでは、サボテンの花を咲かせたいという方のために、正しい育て方をはじめ、 サボテンの性質や管理ポイント、開花時期、またサボテンの花言葉について解説します。

サボテンの花が枯れてしまった原因やサボテンの花が咲かない原因についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
サボテンのお花についての悩みが解決できますよ。

サボテンの花を楽しもう!サボテンについて徹底的に解説

サボテンの花を楽しむためには、まずサボテンについて知っておく必要があります。

ここでは、サボテンの正しい育て方をはじめ、サボテンの基本情報やサボテンの花の特徴、 またサボテンの花言葉についても解説します。

さらに、サボテンの花が枯れてしまう原因やサボテンの花が咲かない原因についても紹介します。
では、見ていきましょう。

サボテンの基本情報

サボテンの基本情報を押さえておきましょう。
基本情報を知ることによって、サボテンの性質や管理ポイントなどがわかり、サボテンをより一層楽しめます。

基本情報

原産地 北米、中南米、アメリカ大陸

自生の主な場所
  • 種類の多くは、乾燥地帯の岩間、植物の根元に生育
  • 熱帯雨林地帯では、樹木に着生
  • 高山地帯に生育
科・属名 サボテン科
英 名 Cactus(カクタス)
耐暑性 強い
管理ポイントなど
  • 多肉植物のひとつ
  • 茎や葉、根に水分と栄養分を蓄えている
  • 置き場所:日当たりの良く風通しのいい場所
  • 水やり:土が乾いたら鉢底から水が流れるくらいたっぷり
  • 注意:高温多湿によるカビ

生育していく上で管理ポイントは、必要な情報になるので押さえておきましょう。

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サボテンの花の特徴

サボテンの花の特徴ですが、種類によって花の形や色が異なります。
花が咲く時期が、数年に1度であったり、長い年月をかけて咲いたりといった特徴を持つ品種もあります。
また、花をまったく咲かせない品種もあるのです。

サボテンの開花時期?

サボテンの開花時期は品種によって違いますが、一般的に春先から夏の終わり頃(5月?8
月)に咲く品種が多くあります。
また、夜に花を咲かせる品種が多いのも特徴のひとつです。
理由は、コウモリや夜行性の虫などが、サボテンの花粉を運び受粉の手助けをしてくれるからです。

サボテンの花言葉

サボテンの花言葉は、「燃える心」「偉大」「情熱」「枯れない愛」です。

それぞれの花言葉の由来は次のとおりです。

  • 「枯れない愛」:乾燥した砂漠の土地でも強く育つことが由来
  • 「偉大」:恐竜が存在した時代からサボテンは生きていると言われています。その生命力の強さが由来
  • 「情熱」:柱のように高く伸び成長する株と大きな花を咲かせる様が由来
  • 「枯れない愛」:鮮やかで燃えるような花を咲かせることが由来

乾燥した砂漠の土地や花など、さまざまなサボテンの特徴からついた花言葉です。

サボテンの花が枯れてしまう原因は?環境や害虫に気をつけよう

サボテンの花が枯れてしまう原因は?環境や害虫に気をつけよう

サボテンの花が枯れてしまう原因は、サボテン自体の問題や環境、時には虫による場合があります。
つぼみをつけて、これからきれいな花を咲かせようとしたときに、ポロっとつぼみが落ちてしまったり、枯れてしまったりすることがあります。

サボテンの体力不足

サボテンは花を咲かすために、多くの体力を使っています。
サボテンは茎や葉、根に水分と栄養分を蓄えていて、それらを使い花を咲かせるのです。ただ、水やりの回数が少ないなどから飢餓状態になってしまい、せっかく咲きかけていた花やつぼみを自ら捨ててしまうことがあります。
また水のやりすぎによって、根腐れを起こしてバテてしまい、枯らしてしまうこともあります。

環境の変化

環境の変化によって、サボテンの花は枯れてしまいます。
サボテンは本来、置かれている気候や場所などの環境に適応する植物です。
ただ、日の当たる場所に移動させたり、環境を変えたりすると変化に適応できない場合があります。

クキバチなどの害虫

サボテンの花が枯れるもう一つの原因は、植物育成のじゃま者「害虫」です。
サボテンにつく害虫のなかにクキバチがあります。ちょうど花芽やつぼみがつく春頃に卵を産み付け、ふ化した幼虫が食害するのです。そのため、花が枯れてしまいます。
クキバチは、どこからか飛来し卵を産みつけて飛び去っていきます。
アブラムシが発生するタイミングと同じ時期にクキバチは飛来してくるので、アブラムシ対策の薬剤を散布しましょう。薬剤のにおいを嫌がるクキバチの産卵を抑えられ、アブラムシやアブラムシ以外の害虫の寄生も防げます。

サボテンの花が咲かない原因とは?

サボテンの花が咲かない原因を見ていきます。
サボテンの花が枯れてしまう原因と同様に、 サボテン自体に力がなく環境の変化に適応できずに、花が咲かないことがあり、またそれ以外にも考えられる原因があります。

そのほかの原因

先述以外に考えられる原因は、根詰まりを起こしているときです。
その場合には、植え替えが必要となります。(4?5月、9月)

また、花を咲かせない品種もあるので、品種について調べてみることが肝心です。

サボテンの正しい育て方について解説

サボテンの正しい育て方について解説

サボテンの正しい育て方について解説していきます。

置き場所

日当たりが良く風通しがいい場所に置いてあげましょう。サボテンはもともと水はけの良い土地で栽培されていますので、同じ環境を作ってあげることが大事です。

サボテンは環境の変化に適応しづらいので、置き場所を決めたら動かさずに、日よけや寒さ対策をしましょう。

水やり

基本、サボテンの水やりは、土が乾いたら鉢底から水が流れるくらいたっぷりとあげます。

さらに、水やりは季節によって与える時間を変えるといいでしょう。

■季節による水やりの時間帯

春・秋:午前中

夏:夕方?夜
※夏は、午前中から昼間にかけて、気温が上昇するので、比較的涼しい時間帯の夕方から夜がいいでしょう。

冬:昼間(気温が5度以上の高いとき)
※開花時期が春から夏の品種は、休眠期が冬になります。その場合は、水やりは控えるようにしましょう。

植え替え

植え替えの時期は、4?5月、9月が適しています。
根が傷む時期である夏場や冬場、梅雨時期は植え替えを控えるようにしましょう。

注意する病気や害虫

病気:クモの巣病
害虫:ハダニ、カイガラム、コナカイガラムシ、ナメクジ、ネジラミ

※クモの巣病は、梅雨から夏の時期に多く発生しやすく、菌糸がクモの巣のように菌糸が苗木に絡みつき腐敗していきます。

注意点

日当たりの良い場所で風通しのいい環境が大事です。
梅雨などの高温多湿の時期は、カビも発生しやすくなるのでとくに注意が必要です。

以上のことを参考にしてみてください。

まとめ

今回は、サボテンの正しい育て方をはじめ、 サボテンの性質や管理ポイント、開花時期、またサボテンの花言葉について解説しました。

サボテンの花言葉は、さまざまなサボテンの特徴である形やお花などが由来で、情熱的なものが多かったですね。

さらに、サボテンのお花が枯れてしまったり、サボテンのお花が咲かなかったりする原因についても注意しながら、置き場所や水やり、サボテンの病気と害虫にも気をつけるようにしましょう。

ぜひ「サボテンの花」を楽しんでみてください。

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