アジサイといえば、梅雨の時期になると見かける、丸い形をした単色の淡い花、ピンクやブルーというイメージを持っている方も多いことでしょう。
しかし、ピラミッド型の形をした品種や、カラフルな花を咲かせる品種など、実はさまざまな種類のアジサイが存在します。
今回ご紹介するアジサイの品種「ひな祭り」は、八重咲きで星の形をしており、花の中心は淡い色で、外側は濃い色で縁取られている花です。
もともと、アジサイの原産地は日本ですが、西洋に渡り品種改良が重ねられて西洋アジサイが完成しました。
今では代表的なアジサイの種類の1つとなった西洋アジサイは近年、形も色も多種多様な新品種が次々と登場している植物です。今では3000種類以上ともいわれています。
なかでも「ひな祭り」は、日本の植物園で育成された品種です。
花は少しでも長く楽しみたいものです。
きれいな形と色が魅力のアジサイ「ひな祭り」の特徴や、楽しみ方などについて、詳しく解説していきましょう。
アジサイの品種「ひな祭り」を楽しもう!
特徴や楽しみ方について解説
アジサイは英語表記にすると、ハイドランジアといい、「お水の器」という意味を表しています。
アジサイは、この意味が示すように水を好む花です。
梅雨の時期(6〜7月頃)に、きれいに咲き誇っていることからもわかります。
品種改良を経て育成された「ひな祭り」は、従来のアジサイの特徴とは異なる面もあり、花の美しさを長く楽しめるアジサイです。
「ひな祭り」の特徴
「ひな祭り」の最大の特徴は、見た目の華やかさです。
一般的なアジサイを、しっとりと爽やかな花と例えるのであれば、「ひな祭り」は、存在感がありパッと目を引く可愛らしい花です。
花の外側が濃い色で縁取られており、花びらが幾重にも重なって咲くので、華やかな印象を受けます。
また、丈夫で育てやすいのも特徴です。
「ひな祭り」を育成した植物園では、丈夫で花付きが良くなるような品種改良に力を入れているので、庭植えにも向いています。
花の芽が枯れにくいのも特徴の1つです。
基本的にアジサイは、水気の少ない冬の乾燥した気候に弱い花で、地域や種類によっては冬の間に花の芽が枯れてしまい、次のシーズンに花が咲かない場合も少なくありません。
一方「ひな祭り」は、冬の気候にも耐えることができるので、幅広い地域で栽培でき、毎年綺麗な花が咲きます。
また、アジサイ一般の特徴として、花を植える土の種類によって、咲く花の色が変わるところも魅力的です。
土の中の成分アルミニウムは、酸性の環境下では、土から溶け出す性質を持っています。
しかし中性からアルカリ性の環境の中では、アルミニウムは土に溶け出すことはありません。
この性質を利用し、栽培する際に咲かせたい花の色を調節することができ、様々な花の色を楽しむことができます。
「ひな祭り」の楽しみ方
「ひな祭り」は丈夫な品種で、どのような気候にも強いので、ご家庭で花の色の変化を観察しながら、楽しく栽培できると思います。
一般的に、アジサイの色の変化を楽しむコツは、土選びが重要です。
青色を鮮明に出したい場合は酸性に傾いた土を使用し、ピンクや赤色を綺麗に出したい場合は中性の土を使用すると、鮮やかな色が出やすいでしょう。
「ひな祭り」も同様で、苗がピンク系で開花するように調整されていれば、中性の土で育てると綺麗な色の花を咲かせることができます。
土の成分と同じく肥料の成分を選ぶ際にも、青系(青・紫など)と赤系(ピンク・赤など)での区別が必要です。
購入した苗木の本来の色を知り、品種に合った土と肥料で育てましょう。
綺麗に花の色を出すには調整が難しいこともあるので、お店の方に相談することをおすすめします。
白色の花の場合は、土や肥料の成分に影響されることが比較的少ないので、栽培は難しくありません。
華やかで可愛らしい花を咲かせるアジサイ「ひな祭り」の栽培は、日々の暮らしの中での楽しみの一部になるでしょう。
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「ひな祭り」を長く楽しむためにできること
アジサイの品種「ひな祭り」の特徴も踏まえて、栽培する際の綺麗な花の色の出し方をご紹介してきました。
「ひな祭り」を長く楽しむためには、日々の水やりはもちろんの事、開花後の手入れが長持ちの鍵です。
ここからは、鉢に植えて管理する場合の、花が咲き終わった後の手入れ方法を解説します。
花が終わったら、翌年に向けて株を成長させるために早めに花の茎を切り、アジサイのサイズにもよりますが鉢は、5号くらいを目安に植え替えを行いましょう。
鉢植えの置き場所は、夏場は強い直射日光を避け、午後から日陰になる所、暑さが弱まる9月中旬以降は日光が十分に当たる所で保管します。
気候が高温多湿の間は、害虫駆除も行うことが大切です。
ナメクジやカタツムリなどがアジサイの葉を食べてしまうので、虫を見つけた際は駆除しましょう。
夏を過ぎた時期に、葉に斑点が出る場合があり驚かれるかもしれませんが、今後の成長や翌年の開花に影響はないので、特に対策する必要はありません。
開花後の手入れを丁寧に行うことで、翌年また綺麗な花を咲かせることができ、長く「ひな祭り」の彩りを楽しむことができます。
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初夏にはアジサイ「ひな祭り」の
美しさを楽しもう!
初夏は「ひな祭り」の美しさを存分に楽しめる季節です。
「ひな祭り」はアジサイの一種で、5月、6月、7月にかけてきれいな八重の花を咲かせます。
庭できれいな「ひな祭り」を観察するのも楽しいのですが、生け方や飾り方を工夫すれば、部屋のインテリアとしても楽しめる花です。
「ひな祭り」は見た目が華やかな花なので、家にあるシンプルなガラスのコップに1輪挿しをしたり、柄のない白やベージュなどの器にお花を浮かせるだけでもとても可愛いインテリアになります。
花を飾るために綺麗な花瓶を購入するのも楽しいですが、たとえ花瓶が無くても「ひな祭り」の持つ華やかさで部屋が明るくなるでしょう。
初夏に見ごろを迎える「ひな祭り」は、家の外でも中でも、美しさを楽しめます。
ご紹介した通り、アジサイの「ひな祭り」という品種は、きれいな形と色で咲く、華やかで可愛らしい花です。
丈夫で育てやすい品種なので、今回お伝えした長く楽しむためのコツを参考に、「ひな祭り」の美しさを堪能してください。
どの種類のアジサイを栽培しようか悩まれている方は、ぜひ「ひな祭り」を選んでみてはいかがでしょうか。
アジサイ「ひな祭り」のような
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