2023/11/15

パンジーとビオラは何が違うの?基本情報と育て方をご紹介

パンジーとビオラは、春や秋の庭や花壇を華やかに彩る花です。両方ともビオラ科に属し、小さな花をたくさん咲かせますが、それぞれには特徴があります。

パンジーは、「三つの顔を持つ花」とも呼ばれており、小さな顔のように見える花です。また、花びらが大きいので存在感があり、庭やプランターの中でも一際目を引きます。

一方でビオラは、パンジーに比べて小ぶりな花を咲かせます。パステル調の色合いが多く、かわいらしい雰囲気です。

パンジー・ビオラともに寒さに強く、冬の時期にも咲き続け、色とりどりの花を楽しめます。この記事では、パンジーやビオラの特徴や花言葉、育て方などについて詳しく解説します。

パンジーとビオラは同じ花?属性上は同じ植物

パンジーとビオラは、どちらも「スミレ科ビオラ属」に属する同じ植物の種類です。一般的には「パンジー」と呼ばれる種類は、大輪で花弁が丸く、一方で「ビオラ」と呼ばれる種類は、小輪で花弁が細長いという違いがあります。

パンジーとビオラの違いは花の大きさ

パンジーとビオラは、見た目が似ていますが、最も大きな違いは花の大きさです。一般的に、花の大きさが5センチ以上であればパンジー、4センチ以下であればビオラです。

パンジーは、花びら一つひとつが大きく、ふくらんでいる傾向があります。一方、ビオラは、小ぶりで華奢な花が特徴です。花の品種によって花の大きさが異なります。

パンジー・ビオラに似ているスミレはビオラよりも小さいのが一般的

パンジーとビオラに似ているスミレは、ビオラよりもさらに小さい花です。スミレは、パンジー・ビオラと同じスミレ科の植物であり、花の形状や色合いが似ていますが、一般的に花の大きさが小さく、全体的な大きさも小ぶりです。

また、スミレはパンジー・ビオラとは異なり、開花期間が短く春から夏にかけて咲きます。ただし、スミレにも多くの品種があり、花の大きさや形状、色合いはさまざまです。

パンジーの基本情報

それでは、パンジーについて特徴や花言葉などをみていきましょう。

パンジーの特徴

パンジーはまず、大輪で花びらが丸い形です。花の色は多彩で、紫、黄色、オレンジ、ピンク、白など、さまざまな色があります。

パンジーは比較的寒さに強く、秋から春先まで長く咲くため、庭や鉢植えなどで栽培されることが多い花です。近年は品種改良が進んでおり、花の形状や色合いなどのバリエーションが豊富にあります。

パンジーの花言葉

パンジーの花言葉は、『謙虚な美徳』『思いやりの心』『純潔』などが代表的です。また、花色によっても花言葉が異なります。例えば、紫色のパンジーは『信頼』『愛情』、黄色のパンジーは『笑顔』『祝福』です。パンジーの花言葉は、その美しさとともに、いろいろな気持ちを伝えられます。

ビオラの基本情報

それでは、ビオラについてもみていきましょう。

ビオラの特徴

ビオラはスミレ科の多年草植物で、パンジーと同様、花期が長く、庭や鉢植えで栽培されることが多い植物です。ビオラの花は、パンジーに似ています。耐寒性・耐暑性に優れているため、秋から翌年の初夏まで花を咲かせます。

花の色は多彩で、紫色、青色、黄色、ピンク、白などさまざまです。ビオラはパンジーに比べると花の大きさが小さく、庭や公園、街路樹などでもよく見かけます。

ビオラの花言葉

ビオラの花言葉は、『静かな喜び』『幸福な思い出』『謙虚な美徳』などです。また、花色によっても花言葉が異なります。例えば、紫色のビオラは『思いやり』『信頼』、黄色のビオラは『笑顔』『祝福』です。

ビオラは、小さな花であるが故に、控えめで繊細なイメージです。そのため、ビオラの花言葉は、控えめで純粋な気持ちや、ささやかな幸せを表現しています。

パンジー・ビオラの正しい育て方

パンジーやビオラは、花期が長く花の色も多彩で、育てやすい植物。苗を、庭や鉢などに植えて栽培します。育て方は比較的簡単なので、初心者にもおすすめです。

正しい育て方は以下の通りです。

水やりは土が乾いたタイミングで行う

パンジーとビオラの水やりは、土の表面が乾いてから、たっぷりと与えるのが基本です。特に、出回り始めた秋や気温が高くなる春以降は、水分が蒸発しやすく、土が乾燥しやすいため、水やりの頻度を増やす必要があります。

また、水やりは朝や夕方に行います。鉢植えで育てる場合には、排水穴からたくさんの水が流れ出るくらいに、たっぷりと与えることが重要です。また、ビオラは根腐れに弱いため、土の表面がしっかりと乾いたときにたっぷりと水を与えましょう。

花をきれいに咲かせたいなら肥料は必要

パンジーとビオラを美しく育てるためには、適切な肥料を与えることも大切です。

肥料には、窒素・リン酸・カリウムなどの栄養素が含まれており、これらの栄養素をバランス良く与えることで、株の成長や開花を促します。

しかし、肥料を与えすぎると、葉や茎が伸びすぎたり、根が弱くなったりして、株が傷むことがあるため、注意が必要です。花の色が悪くなった、または花の数が減ってきたといったときに適量与えます。

また、有機肥料を使用すると、土壌の改良や微生物の活性化など、植物の健康状態を改善する効果も期待できます。パンジーやビオラを美しく育てるためには、適切な肥料の与え方をマスターしましょう。

こまめに花がら摘みをすることが花を長く楽しむコツ

パンジーやビオラの花を長く楽しむコツの1つに、こまめな花がら摘みがあります。

花がら摘みとは、花が終わった後に茎から花を取り除くことです。それにより、新しい花が咲きやすくなり、花の寿命を延ばします。また、花がらを摘むことで、茎の栄養を次に咲く花に集中させ、花をより美しく大きく育てられます。

花がら摘みは、花が終わったらすぐに行いましょう。花がついている茎の根元から茎を切り落としてください。ただし、葉は残します。

花が終わった後に花がらを摘まないでいると、種ができて次の花が咲かなくなる場合があります。花がらをこまめに摘むことで、長い期間花を楽しめますので、ぜひ実践してみてください。

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パンジーとビオラは花の大きさで変わる!

パンジーとビオラは、花の大きさで見分けることができます。一般的に花が5センチ以上あればパンジー、4センチ以下であればビオラです。

また、パンジーは花の数はそれほど多くありませんが、花びらの形や色が豊富で鮮やかです。一方、ビオラの花はパステルカラーが中心で、茎にたくさんの小さな花をつけます。

このように、花の大きさや花びらの形、色合い、花の付き方が異なるため、パンジーとビオラを簡単に見分けることができます。パンジーやビオラを鑑賞しながら違いを探してみてください。

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