3?4月、暖かくなってくると一斉に咲き誇るミモザ。ボリュームがあり庭木としても人気です。緑の葉色と鮮やかな黄色のふさふさとした花が気分を明るくしてくれますよね。かなり大きくなるため地植えが適していますが、植える場所がない、鉢植えで小さく育てられないかというお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。ミモザは品種や剪定など、工夫次第で小さく育てられますよ。
本記事では、スペースがなくてもコンパクトに、お部屋の中でも楽しめるよう小さなミモザを育てるポイントをご紹介します。育て方や鉢・土の選び方なども具体的に解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ミモザは生長が早いがやり方次第では小さく育てられる
ミモザは生長が早く、あっという間に5m以上の高さになります。品種によっては10mを超える高さになることも。ミモザは存在感がありかわいらしい植物なので、自宅でも楽しみたいですよね。「でもスペースがない」と諦める前に、ミモザを小さく育てるポイントをご紹介します。
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ミモザを小さく育てる方法1:鉢植えにする
ミモザは、地植えにするとすぐに根付き、移植が難しくなるため鉢植えにしましょう。鉢植えなら根が広がるのを防ぎ生長が止まるため、程よい大きさの樹形を保てます。
また、落ちた花殻の掃除も小範囲で簡単に片付けられるようになります。ミモザにはカイガラムシがつきやすく葉を枯らす原因にもなりますが、鉢植えなら見つけやすくなるため、被害が出る前に対処できるでしょう。
ミモザを小さく育てる方法2:コンパクトな品種を選ぶ
庭木でよく見かけるミモザには大きく2種類があります。フサアカシアとギンヨウアカシアです。フサアカシアは、葉が鮮やかな緑で細長い形状、高さは10?15mまで育ちます。ヨーロッパではフサアカシアが主流で、日本では公園などで見かけます。
ギンヨウアカシアは、シルバーがかった葉で触り心地は柔らかく、高さは大きくても8mほど。比較的低めの丈で、日本の庭木ではこちらが主流です。
ギンヨウアカシアの丈が比較的低めといっても、大きいことには変わりないですよね。最近はテレサという品種が出て、鉢植えに人気です。高さは1mほどなので、ベランダやウッドデッキでも十分楽しめます。
ミモザを小さく育てる方法3:剪定して管理する
小さい品種のテレサでも、ミモザは横に広がりながら生長するため多少のスペースは必要です。ベランダなど限られたスペースの場合は、剪定が有効になります。剪定というと特別な技術が必要で難しいイメージですが、コツがわかれば簡単にできますよ。
4?6月、ミモザの花が終わった時期に剪定を行います。ミモザは、花が終わるとすぐ翌年の花芽が出てきます。花芽まで切らないように、剪定の時期には気を付けてください。翌年に「花が咲かない!」ということを防ぐためです。
剪定で枝を間引く際は、枯れた枝や病気のありそうな枝を優先して切ります。枝分かれしている枝の根元で選定しましょう。この時、枝に葉が残るように剪定することが大切です。葉がないところでカットしてしまうと、枝や葉が育たず枯れやすくなります。また、夏や冬は木がダメージを受けやすいため、剪定は避けましょう。
ミモザを小さく育てたいなら鉢植えがおすすめ
ミモザは鉢植えでも育つとご紹介しましたが、小さく育てるためには具体的にどのくらいの大きさの鉢を選べば良いのでしょうか?
ミモザを小さく育てるのにおすすめの鉢は8号?10号
小さく育てるのに適した鉢は8?10号です。大きさでいうと直径24?30cmほどです。ミモザを含むマメ科の植物は植え替えを嫌うので、最初からたっぷり土が入る大きさを選びましょう。
号数は同じでも直径が狭く細長い形の鉢もあるので、ネットショッピングなどで購入する場合は、直径を確認してください。また、陶器の場合は土を入れるとかなり重たくなります。鉢を置く場所はこの先も動かさないで済むところを選びましょう。
土の上に植木鉢をおく場合は、水はけの穴から根が出て地面に張ってしまう可能性もあるので注意が必要で。
鉢植えでのミモザの育て方
ミモザはオーストラリアが原産なことから乾燥にも強く、育てやすい植物です。市販の培養土で、水はけが良ければ初心者でも安心して育てられます。
水のやりすぎは根腐れの原因になるので、気をつけましょう。根は横に張るので、植えはじめは支柱を立てておくとぐらつかず、根回りがよくなります。
肥料も特別なものは不要ですが、葉が黄色く落ちてくる場合は栄養不足の可能性もあります。その場合は市販の固形肥料と腐葉土を土に混ぜ込むことが大切です。花が終わったあとに剪定しますが、切ったところから枝が増えるため、ボリュームがありすぎる場合は先ほどご紹介した方法で枝の間引きをしましょう。
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ミモザを植え替えの際は根を切らないよう注意
水をあげてもすぐ乾いてしまう場合は、根が鉢の中いっぱいになった可能性があります。その場合は一回り大きな鉢に植え替えましょう。
ミモザの植え替えの時期は、4?5月の天気のよい日が適しています。鉢から木を抜き、軽く土を落として新しい培養土に植え替えてください。その際は根を切ったり傷つけたりしないよう注意しましょう。
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鉢植えで育てる小さいミモザを楽しもう!
庭木や公園など、春になると鮮やかな黄色い花が咲き誇り、明るい気持ちにしてくれるミモザ。生長が早く木も大きくなるので、広い庭がないと…と、諦めることはありません。1mほどにおさまるテレサという品種を選んだり、根が育ちすぎないよう鉢で育てたりするとベランダやテラスでもコンパクトに楽しめます。
枝が横に広がるため剪定が必要ですが、花が終わったらすぐに、葉を残しながらカットすればまた翌年もきれいな花が楽しめます。根が張りすぎたら一回り大きめの鉢に植え替えましょう。
ミモザは、乾燥に強く初心者にも育てやすい植物です。次の春に向けてぜひトライしてみてくださいね。
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