2023/11/15

4月に咲く花の種類とは?ガーデニングも春の花でいっぱいに!

4月はたくさんの花が咲きます。春に咲くお花は香りがあるものが多く、春を体で感じさせてくれます。新年度が始まることもあり、気分を一新して迎えたいものです。毎日の生活に潤いを与えるのは、季節の花々です。ガーデニングで4月に咲く花を楽しみたいという方も多いことでしょう。

今回は気軽に楽しめる4月に咲く花について紹介します。4月に咲く花は、チューリップやポピーといった定番の花だけでなく、石楠花(シャクナゲ)やアネモネなどです。これらの植物でお庭を春らしく一新させたり、お部屋で春の花を楽しんだりしてみましょう。

ガーデニングを楽しむときに、花の特徴や花言葉を知るとますます楽しみは広がります。花のある生活で日々の暮らしを今以上に充実させてみませんか。

ガーデニングで人気の4月に咲く花①チューリップ

チューリップは誰もがよく知る花です。童謡でも歌われており、学校で育てられていることも多いので、子供から大人まで人気のある花でもあります。また、春の花といえば、必ず名前が出てくる花です。

4月に咲く花「チューリップ」の特徴・花言葉

チューリップの原産地は中央アジアから北アフリカにかけての地域で、現在でも原種のチューリップが自生しています。

花言葉は、チューリップ全体では愛の告白、美しい瞳です。色によって花言葉は異なっており、赤いチューリップは「家族への感謝」、ピンクは「労い」、白は「待ちわびて」、オレンジは「照れ屋」などがあります。

4月に咲く花「チューリップ」のガーデニングでの育て方

チューリップは球根を入手して植え付けます。紅葉が見ごろを迎える頃以降の寒くなってきた時期が適しており、北海道や東北地方では10月上旬から下旬以降にかけて、北陸や中国日本海側地方では10月下旬から11月上旬以降、関東や東海地方・近畿では11月上旬以降、九州地方では11月下旬以降です。年内には植え付けを終了させるようにしましょう。

チューリップの花を楽しんだ後は、花の下で茎を折ります。この際にハサミを入れてしまうと、ウイルスが他の球根に伝染する可能性があるため、手を使って折るようにしてください。

花が終わっても葉が緑色をしているうちは水やりを行います。これは、新しい球根が栄養を蓄え大きくなるからです。葉の色が黄色くなる6月頃に、葉を全部落とし、球根を掘り上げます。

球根は傷をつけないように土を落とし、自然乾燥させます。表面が乾燥したら、ネットなどに入れて風通しがよく、秋まで雨に濡れないところで保管しましょう。

関連記事:チューリップの植え方・育て方|基本は秋植え春咲き!

ガーデニングで人気の4月に咲く花②ポピー

ポピーもチューリップと同様に、古くから学校などで植えられている花です。ケシ科、ケシ属の多年草であり、150ほどの種類があります。日本では草丈30〜80㎝ほどになり、花壇に植えられていることの多い花です。

4月に咲く花「ポピー」の特徴・花言葉

ガーデニングで植えられているポピーは、シャーレーポピー、アイスランドポピー、オリエンタルポピーなどです。開花は種類にもよりますが、4〜7月頃で、オレンジや黄色などの明るい色の花が咲きます。

花言葉は、「恋の予感」「陽気で優しい」「感謝」「喜び」「活発」「軽率」であり、明るい花から連想する言葉が並んでいます。

この他、茎を傷付けると出てくる液体には、アルカノイド成分が含まれているため、睡眠導入剤や麻酔剤として使用されてきました。また、ギリシャ神話にも登場する花です。

4月に咲く花「ポピー」のガーデニングでの育て方

ポピーは水はけのよい土地を好む花です。水はけが悪い場合は、川砂や鹿沼土、パーライトなどを少々混ぜてみるといいでしょう。地植えの場合は、酸度調整のために苦土石灰を混ぜることをおすすめします。この作業は、植えつける1週間ほど前までに済ませるようにしてください。

9〜10月に種まきをしますが、オリエンタルポピーだけは3〜4月にまくこともできます。発芽には光が必要なため、種まきした後は土をかぶせずに水やりをするようにしてください。

本葉が6〜8枚になったタイミングで、植木鉢や花壇に植え付けます。適期は10〜12月、または2〜4月です。株と株の間は20㎝以上開けるようにし、大きくなる品種のものは30㎝以上開けましょう。植木鉢の場合は土が乾いたタイミングで水やりし、地植えの場合はほとんど必要ありません。

ガーデニングで人気の4月に咲く花③石楠花

石楠花(シャクナゲ)は、19世紀中期、プラントハンターによって中国から西欧にもたらされた花であり、現在では5,000種もある種類の多い花です。特に西洋で好まれており、春を代表する花でもあります。

4月に咲く花「石楠花」の特徴・花言葉

石楠花は、赤、白、黄、ピンクなど変化に富んだ花色と、大きく豪華な花房が特徴です。日本で流通している品種は、暑さにも耐えられるように品種改良されています。花言葉は、「威厳」「荘厳」「危険」と高貴さもありますが、少し怖い印象です。

4月に咲く花「石楠花」のガーデニングでの育て方

植え付けに適しているのは、根が活発化し始める3月および、9月中旬〜11月までです。花を咲かせるまでに10年ほどの歳月がかかります。

鉢植えの場合、株をポットから引き抜いたときに痛めないよう注意しながら、根を1/3ほど軽くほぐして、広げながら植え付けます。たっぷりと水を与え、直射日光の当たらない明るい場所で管理してください。

地植えの場合、鉢植えと同じく根を傷めないように土を1/3ほど落としてから植え付けます。植えるのに最適な場所は、水はけがよい土地で、半日陰です。夏の西日が当たらないところを選びます。

ガーデニングで人気の4月に咲く花④ラナンキュラス

ラナンキュラスは秋に植える球根であり、小さな花びらが幾重にも重なり合っているため、華やかさがあります。花の名前はラテン語で蛙という意味です。独特な葉の形が蛙の足に似ており、湿地帯に植えることからこの名前が付けられました。

4月に咲く花「ラナンキュラス」の特徴・花言葉

ラナンキュラスと呼ばれるのは、約500種あるキンポウゲ科の中でも、中近東からヨーロッパ南東部が原産地のものを指します。花径15㎝以上になるものや、鉢植えに向いている草丈が20㎝前後のもの、茎を張って広がる多年草、スプレー咲きするものなど種類はさまざまです。

花言葉は、「晴れやかな魅力」「魅力的」「名誉」であり、花の見た姿をそのまま表したような花言葉です。

4月に咲く花「ラナンキュラス」のガーデニングでの育て方

乾燥した球根を、いったん湿らせたバーミキュライトに埋め、発根させてから植えると、腐敗が抑えられます。水はけがよく養分が豊富な土に植え、日当たりのよいところで管理しましょう。

花が終わったら、葉を残して花茎を切ります。葉が黄色く変色したら球根を堀り上げ、風通しのよい場所で2〜3日よく乾燥させてください。

球根が乾いたら、通気性のよい袋に入れて、湿らないように注意し、涼しい場所で保存します。鉢植えでも、球根を掘り上げておく方がいいでしょう。植えっぱなしよりも球根が腐るリスクを減らし、翌年も開花する確率を上げてくれます。

冬は霜よけをするか、可能であれば室内に取り込みましょう。ただし、暖房のある部屋で管理してしまうと、外に出したときに開花しなくなります。

関連記事:ラナンキュラスの育て方|球根の植え付けから掘り上げまで

ガーデニングで人気の4月に咲く花⑤アネモネ

冬から春にかけて咲く花で青、赤、紫と鮮やかな色を付ける花です。数々の神話や伝説に出てくる花としても知られています。

4月に咲く花「アネモネ」の特徴・花言葉

開花期が長く、2〜5月まで咲く多年草の花です。日当たり、水はけ、風通しのよい場所で管理すれば、何年も咲き続けます。耐寒性が強いため、初心者でも育てやすいでしょう。

花言葉は、「あなたを愛します」「はかない恋」です。 白いアネモネの花言葉は「真実」「期待」、 紫のアネモネの花言葉は「あなたを信じて待つ」、 赤のアネモネの花言葉は「君を愛す」です。色によって違いはありますが、どれも「愛」に関する内容です。

4月に咲く花「アネモネ」のガーデニングでの育て方

球根を植えた鉢は、芽が出てから地上部が枯れる初夏までの間は、風通しのよい戸外の日なたに置きます。地上部が枯れたら雨のかからない日陰に移動させましょう。10月になったら再び日なたへ移動させてください。

鉢植えでは、軽く湿らせた用土に球根を植えつけます。そのため、植えつけ直後は水を与えずに、4〜5日たってから水やりしましょう。その後は、初夏に地上部が枯れるまで、用土の表面が乾いたらたっぷり水を与えるようにしてください。

地上部が枯れたら水やりを中止し、雨のかからない日陰に置いて完全に乾かします。10月になったら、再び水やりを開始しましょう。庭植えでは、水やりは不要です。10月から3月の間は2週に1回ほど、薄めの液体肥料を使います。

関連記事:春に咲く人気の花5選!3~5月までに次々と咲く花を育ててみよう

4月に咲くお花を身近に!季節のお花が自宅に届く「花百花」

チューリップなど4月の花の中は、その豊富なカラーバリエーションが魅力的です。

「花百花」なら、厳選された新鮮な花々が、直接お手元に届きますので、贈り物や自宅での鑑賞用としても最適。

春の花の美しさと、その背後にある意味や特徴をより深く知ることで、よりお花を楽しめるでしょう。花の魅力を満喫するなら、ぜひ「花百花」をご利用ください。

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4月に咲く花をガーデニングで楽しもう!

4月に咲く花は種類が多いので、ガーデニングを楽しむのにピッタリです。チューリップやポピーは種類が多く、カラーバリエーションが豊富な花です。選ぶ楽しみもあります。

石楠花やラナンキュラス、アネモネもすてきな花言葉のある花々です。育て方にひと手間必要なものもありますが、その分4月に咲いたときの感動は格別です。ガーデニング初心者でも、それほど難しくなく美しい花を咲かせることができます。ぜひ、ご自宅でガーデニングを楽しんでください。

関連記事:4月に咲く人気の花一覧!春を感じる品種・花言葉を紹介

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