春の訪れを告げる4月、桜のシーズンが到来し、お花見を楽しむ人々で賑わいます。
ですが、同時期には「梅」や「桃」の花も鮮やかに咲き誇り、見分けが難しいと感じることもあるでしょう。
実は花びらの形や花のつき方にはっきりとした違いがあり、じっくり観察すればその違いに気づくことができます。
この記事では、桜・梅・桃の花びらの特徴の違いに焦点を当て、それぞれの美しさと個性を詳しく解説していきます。
春の代表的な花々である桜・梅・桃。それぞれの花の魅力を理解し、その違いを楽しむことで、より一層充実した春の風物詩を満喫できるでしょう。
桜・梅・桃の花びらの違いは?見分ける方法は「形」と「軸」
桜・梅・桃の花は、似たような雰囲気と色合いをしているので、見分けがつかないという人もいるでしょう。
しかし、よく見ると花びらの形や花がつく位置は全然違います。詳細をまとめましたので確認してみましょう。
- 「桜」:花びらの先に切れ目がある/花がついている軸が長い
- 「梅」:丸みがある花びら/軸がなく枝に直接花がつく
- 「桃」:花びらの先が少し尖っているものや楕円形/花がついている軸が短い
桜・梅・桃の花びらの形などそれぞれの見分け方について、詳しく見ていきましょう。
桜の花びら
桜の花びらは先端に切れ目があり、シャープなハート型をしています。枝に直接花が咲かずに花柄(かへい)と呼ばれる軸の先に花が咲くため、下を向いているような形で開花します。
枝から花が離れているところに幾重にも花が重なって咲くので、立体的に見えるのが特徴で、梅や桃の花に比べて華やかさがあります。
品種にもよりますが、色は色や薄ピンク、濃い桃色です。
梅の花びら
梅の種類によって多少異なりますが、多くのものは丸い花びらの形をしていて、花柄はなく枝に直接花が咲きます。
桜のように折り重なって花が咲かずに、1ヵ所に1つの花を咲かせるというのも特徴のひとつ。
梅の花はつぼみや咲き始めは桃色ですが、咲き終わりの頃には白っぽく色が変化します。
関連記事:梅の花の種類で代表的な8選!基本情報・実梅と花梅の違いも紹介
桃の花びら
桃の花びらは、楕円形や先が尖っている形をしています。桜に比べて花柄が短く、一見枝に直接花が咲いているような印象です。
桃は1ヵ所に2つずつ花を咲かせるので、梅よりは華やかな印象があります。
桃の花の色は、白やピンクの他に濃いめのピンクや1本の木に紅白の花を咲かせる種類があります。
関連記事:桃の節句の意味は?起源から祝い方までわかりやすく解説!
桜の花言葉には、その花びらにも通ずる美しい意味がある
一般的な桜の花言葉には次のようなものがあります。
西洋でも桜には「spiritual beauty(精神の美)」 と「a good education(優れた教育)」といった花言葉があります。日本と西洋どちらの花言葉も、表面だけでなく内面の美しさ、はかなさが連想される花言葉です。
桜は品種によっても花言葉がある
実は桜には品種によって異なる花言葉を持っています。
- ソメイヨシノ・・・高貴、清純、精神愛、優れた美人
- 八重桜・・・理知、しとやか、豊かな教養、善良な教育、理知に富んだ教育
- 枝垂れ桜・・・優美、純潔、精神美、淡泊、ごまかし
品種によって印象が全く異なる花言葉を持つ桜が、いかに日本人にとって身近で重要な花だと認識されてきたかが良くわかりますね。
桜の花びらを犬が食べたら危険?葉っぱや種子には注意!
お花見の時期に犬と一緒に散歩をしていて、ヒラヒラと舞う桜が気になった犬がパクっと花びらを食べてしまった…大丈夫なの?
心配になってしまうと思いますが、桜の花びらは人間や犬が食べても問題ありません。
桜の花びらに犬にとって毒性となる成分は含まれていないので、もしお散歩中に桜の花びらを食べてしまっても危険はないとされています。
実際に桜の花びらの塩漬けをお菓子作りや料理に使って食べたことがある方も多いのではないでしょうか?
しかし花びらには毒性がありませんが、桜には毒性のある部分があります。
桜の葉っぱや種子で中毒を起こす可能性も
桜の花びらは毒性がないので犬が食べても危険はありませんが、葉や種子、樹皮や果肉には「アミグダリン」と呼ばれる青酸配糖体の一種が含まれています。
アミグダリンに毒性はありませんが、犬が体内にもっているβ‐グルコシダーゼという酵素によって体内で分解されるときに発生する「シアン化水素」に高い毒性があります。
シアン化水素で中毒症状が起こると、ひどい場合には死に至るケースもありますので、万が一、葉っぱや種子等を犬が食べてしまったら、必ずすぐに動物病院に連れてきましょう。
その際に何をどのくらい食べたのか獣医に伝えることで、処置がスムーズになります。また葉っぱを食べてしまったからといって、自宅で吐かせるなど自己判断で処置するのは危険です。
誤った方法で吐かせて窒息を招く可能性もあるので、必ず病院にいくようにしてくださいね。
「綺麗なバラには棘がある」という言葉がありますが、「綺麗なサクラに毒がある」のは驚きですね。
そんな意外な一面を持つ桜は、見ることはあってもなかなか買うことが少ないかもしれません。
一体どこで売っているのでしょうか?
花びらも美しい「桜」はどこで買える?
花束や鉢植えのスタイルでは通販でも
これだけ日本人に愛される桜ですが、お花屋さんで見かけることは稀だと感じている方もいらっしゃると思います。
切り花の桜は1月〜3月頃に店頭に出回ります。他のお花に比べて知名度は高いのに、販売されている時期が限定的なので、あまり見かけないという印象が強いですが、お花屋さんの店頭やネットフラワーショップでも手に入ります。
関連記事:4月に咲く人気の花一覧!春を感じる品種・花言葉を紹介
桜のスタイルは主に5種類
桜は、切り花や花束、アレンジメントのスタイルで販売されている物の他にも、鉢植えや盆栽のスタイルでも販売されています。
■切り花
店舗での店頭販売でも、ネットショップでも最も多いスタイルです。
敬翁桜(けいおうさくら)という品種が一般的ですが、他の種類の桜も手に入ります。
■花束
切り花の桜を束ねた花束です。開花前に切り枝用に栽培されたものを出荷時期まで保存しておいた切り花を蕾(つぼみ)の状態をみて近い状態の桜を揃えて花束にします。
関連記事:おしゃれな花束を贈ろう|フラワーギフトで人気の品種を紹介
■アレンジメント
桜の切り花を使ったアレンジメントでは、花束と違って桜一色ではなく、他のお花とのコラボレーションがお楽しみいただけます。
関連記事:アレンジフラワーとは?贈る相手に合わせてプレゼントできる花
■鉢植え
鉢植えの桜もポピュラーで、実際に開花して花びらが散るところまで楽しめます。
自宅で自分専用の桜吹雪が見られるなんて贅沢ですよね。
関連記事:母の日は花鉢植えで祝う!気持ちを込めたギフトで感謝を伝えよう
■盆栽
桜の花は盆栽でも人気があります。鉢植えとの違いは明確ではありませんが、盆栽は大自然の中の一部を切り取った生きているミニチュアのようなもので、よりアート性が高い鉢植えが盆栽と理解しておきましょう。
花びら散る、その姿も美しい桜を通販で買う
ネット通販でお花を買ったことがある人は多いかもしれませんが、桜をネットショップで買った事がある人は少ないかもしれません。
ネット通販では、実店舗のあるお花屋さんと同様のサービスと、更にネット通販ならではのメリットもあります。
■メリット1 「お花の価格が安い」
ネット通販では実店舗の運営にかかる店舗費用がかからず、店員さんの人件費などが少ない為、コストが低く抑えられて、お花の表示されている価格は安い傾向にあります。
■メリット2 「お花を見つけるのが簡単」
ネット通販では数あるお花商品の中から、お目当てのお花を見つけるのにサイト内検索が使えます。
そのためお求めの商品を簡単に見つけられます。
また、商品数は実店舗のお花屋さんよりも豊富であることが多いので、レアなブランドのお花も手に入りやすいでしょう。
■メリット3 「送料が無料になることも」
ご自宅用に買うのであれば店舗に出向いて購入するのでも良いですが、遠方の友人やお世話になった方へのプレゼント用であれば、ネット通販の方が便利です。
実店舗でお花を購入しても、結局は運送会社での配送でお届けすることになるので、ネット通販で購入しても変わりません。
更に、一定金額以上の購入で送料無料サービスが利用できることが多く、ご指定のお届け先まで迅速にお花を届けてくれます。
■メリット4 「ギフトに向いている」
ネットショップの中には、お好みの花材を選択してオリジナルの花束を購入可能であったり、かわいいカードを選んでメッセージを添えて贈り物として届けるサービスもあります。
毎年訪れる誕生日のギフトや、記念日のギフトのたびに新規で伝票を書く必要はなく、無料の会員登録をしておけば、一度贈った送り先の情報が登録されているので2回め以降は簡単にお届けできるでしょう。
会員登録者には、お得なクーポンやセールなどの情報を受け取れるサービスがあるので、リピート利用にはとても便利です。
優雅で繊細な桜を楽しむ「花百花」のフラワーギフト
4月は、多くのお花を楽しめる特別な時期です。桜・梅・桃の違いを知ることで、お花見の際により一層楽しむことができるでしょう。それぞれのお花の写真を撮ったり、イラストにしたりとより身近に感じることができ、違いを楽しむのも良いでしょう。
桜などの春のお花は、季節を感じる贈り物としても最適です。「花百花」では、桜をはじめとして多様な春のお花をご用意しており、新鮮な状態でお届けいたします。さらに、各種観葉植物やフラワーベースなどの素材からこだわった関連商品も取り扱っており、春のインテリアとしてお部屋を彩るアイテムも豊富です。
今年の桜のシーズンは、桜・梅・桃の違いを学びながら、春の贈り物選びに「花百花」のサービスを活用してみてください。
≫ ≫季節の花 商品一覧|花百花 ‐hanahyakka‐