2023/10/15

お返しのギフトのマナーを解説!「内祝い」と「お返し」の違い

結婚や出産をすると、職場や親戚などいろいろな方からお祝いやプレゼントをいただく機会が増えます。
お祝いをいただいたら、どうしたらよいのか迷いますよね。

「お返しの品はいくらぐらいのものを返したらよいのか」
「相手に喜ばれるギフトは何だろう?」
「お返しのプレゼントはおしゃれな商品を選びたい!」

このように考える方も多いのではないでしょうか?

お祝いのお返しには、予算や時期について一般的なマナーがあります。
この記事では、お返しのギフトの相場や選び方、おすすめの品物を紹介し、お返しのマナーなどについても解説します。

結婚や出産のお返しのギフトの相場は?
半額から1/3が目安

結婚や出産などでお祝いをいただいたら、お祝いの半額(半返し)から1/3程度のお返しをするのが相場です。
金額の目安はお金ではなく、品物を選んでギフトとしてお返しをします。
結婚の場合では、式に出席しなかった方で、お祝いをいただいた方向けにお返しをします。

お返しのギフトの選び方は
用途・相手・予算で考える

お返しのギフトを選ぶときには以下のことを考えましょう。

  • 贈る用途
  • 贈る相手
  • 贈る予算

贈る用途が結婚・出産の内祝い、香典返しなど用途によってもふさわしいギフトが変わってきます。
結婚や出産の内祝いは相手に喜びが伝わる品物がよいでしょう。

贈る相手によってもギフトの選び方は変わります。

親族

親族に贈る場合は、家族構成や生活様式、好みを考えましょう。
和菓子・洋菓子などのお菓子、調味料などの食品、タオルや洗剤などの日用品などが無難です。

友人

友人には、自分では買わないけれど、ちょっと高級なものが喜ばれるでしょう。
国産の高級タオルや贅沢なスイーツなどがおすすめです。
好みに合わせやすいクッキーなどの焼き菓子、紅茶やコーヒーにスイーツ入りのギフトセット、今治タオルなども人気です。

目上の方

年配の方・上司や目上の人には、年齢や家族構成、趣味も考えましょう。
こだわりの調味料やドリンク、量より質を考えて老舗のグルメ、ブランドの和・洋食器などの上質な品を贈ります。
相手に品物を選んでもらえるカタログギフトを贈るのもよいでしょう。

同僚

職場の同僚のグループでお祝いをいただいた場合は、個包装の人気スイーツなどが配りやすいのでおすすめです。
個人でいただいた場合は、ミニスイーツやミニタオルなどを個別に渡すとよいでしょう。

贈る予算によってもお返しの品は変わってきます。
品物で迷った場合は、喜びのおすそ分けという意味でお花なども喜ばれるでしょう。

お返しのギフトで人気のものは?
予算別におすすめの商品

予算別に結婚や出産のお返しに人気のおすすめギフトを表にしました。

予算ギフトの品
500〜1000円
  • ハンカチ、ミニタオル、ふきん スイーツ
1000〜2000円
  • 米 スイーツ 調味料 タオル だしセット
2000〜3000円
  • 米 コーヒー 紅茶 ジュース 調味料 タオル 花 スープセット お皿 洗剤
3000〜5000円
  • お取り寄せグルメ 米 コーヒー 紅茶 スイーツ調味料 高級タオル お酒 花 カタログギフト
5000〜1万円
  • カタログギフト お取り寄せグルメ ワインセット 老舗のフルーツ詰め合わせ

普段使いではないような、ちょっと上質な贈り物を選ぶのがポイントです。
価格は目安ですので、相手との関係性によって調整しましょう。

内祝いとお返しの違いはなに?
同じギフトだが本来は違うもの

「内祝い」と「お返し」という言葉がありますが、本来は違う意味のものでした。

「内祝い」は、結婚や出産などの身内のお祝いを一緒に祝ってください、喜びをおすそ分けします、という意味でした。
身内のお祝いをするときに、近所や親戚の人に報告したり、祝いの席を設けたりすることに由来しています。
子どもが産まれたときには近所にお赤飯を配ったりもしました。

「お返し」の意味は、「人から何かいただいたものへのお返し」のことです。
最近では「内祝い」は出産や結婚などのお祝いをいただいた方への「お返し」という意味になっています。

お返しのギフトを渡す時期は用途によっても違う

お返しのギフトを渡すのは、お返しの用途によっても違ってきます。

結婚内祝い

結婚の内祝いは、結婚式から1か月以内に贈るのが一般的です。

出産内祝い

出産の内祝いは出産後1か月ぐらいに贈ります。
お宮参りのあと遅くても2か月以内までにはお返ししましょう。

香典返し

香典返しは喪が明けてからお返しをするなど、用途によっても違います。
なかには、お返しが早すぎると失礼になることもありますので、注意しましょう。

お返しのギフトを贈るシーンでは、品物だけでなくお礼の言葉の手紙やカードも一緒につけましょう
また、行事で忙しくしているとお返しする時期など忘れがちなので、相手別にリストを作るなど予定をきちんと立てておく必要があります。

「お礼の言葉」は
ギフトのお返しをするときのマナー

お返しのギフトを贈るには、いただいてから間がありますので、お祝いをいただいたらすぐにお礼の言葉を伝えましょう。
お礼の言葉を伝えるには手紙が正式ですが、電話やメールですぐに伝えると相手も安心します。
贈った相手もお祝いの品が届いたのか気になっているためです。

結婚・出産の内祝い(お返しギフト)の
「のし」の基本

お祝いのお返しをする場合には、贈り物の上にのし紙をかけるのが基本です。
のしは漢字では「熨斗」と書き、お祝いの品に掛けて使われます。
のし紙の模様は用途によって違うものを使用します。

結婚の内祝いの「のし」

結婚のお返しで使用される「のし」は、結婚は一度きりのものという意味で結び切り(結び留め)の模様が使われます。
また、固く結ばれた末永い絆を意味するあわじ結び(あわび結び)の模様でもよいです。その他にも快気祝いにも用いられていますよ。
のしの上部に「内祝」「寿」「御礼」などの言葉を書き、下部に贈る人の名前を書きます。

出産の内祝いの「のし」

出産で「のし」をかける場合は、もろなわ結び(花結び・蝶結び)の紙を使います。
なわ結びは、何度でも結び直せることから、何度繰り返しても喜ばしい意味がこめられています。
のしの上部は「出産内祝」または「内祝」と書き、下部は赤ちゃんの名前を書きましょう。

お返しのギフトは
心を込めて喜ばれるものを贈ろう

結婚や出産などでは、大勢の人にお祝いされるでしょう。
お祝いをいただいたら、すぐにお礼の言葉を伝えるのがマナーです。
電話やメール、手紙でメッセージを伝えましょう。

お返しは半額から1/3ぐらいの金額の品物を返すのが相場です。
ギフトを選ぶ際には、贈る相手や用途、金額を考慮に入れて相手に喜ばれるものを贈りましょう。

お返しギフト選びで迷ったら
やっぱりお花が間違いなし

お返しのギフト選びで迷ったら、お花を選ぶのがおすすめです。
お花は誰にでも喜ばれるもので、季節ごとに色とりどりの花が店舗に並んでいるので相手に合わせて組み合わせたりアレンジメントが作れたりします。
お祝いをいただいた相手の年齢やライフスタイルに合う花を選んでお返しをすると、相手の方にも喜んでもらえるでしょう。

お返しギフトに贈る
おすすめのお花

お返しにするお花にはバラやカーネーションなど、お祝いのおすそわけが伝わる華やかな花がよいでしょう。

バラ

バラは、花言葉が「愛情」「感謝」「尊敬」など、人々が大切に思う気持ちを表現する花として知られています。
また、バラは美しく豪華な花であり、花束やアレンジメントに使用されることが多いため、お返しのギフトに贈られた人にとっても特別な存在感があると言えます。

関連記事:薔薇の花束を贈りたい!事前に知っておきたい基礎知識を解説

カーネーション

カーネーションは、花言葉が「感謝」「思いやり」など、家族や親しい人に感謝の気持ちを表現する花として知られています。
また、カーネーションは比較的長持ちするため、贈られた人が長く楽しめる点も魅力的です。
さらに、色や種類が豊富であるため、お返しギフトを贈る相手の好みに合わせて選ぶことができます。

花の形も花束やアレンジメント、プリザーブドフラワーなど種類も豊富です。
直接手渡しできるなら花束、配送を頼む場合はすぐ飾れるアレンジメントフラワーやプリザーブドフラワーを選ぶとよいでしょう。

花束

お花屋さんで花束を購入すると、新鮮な花を使ってプロのフローリストが美しいデザインで作成してくれます。
また、お祝いやお礼の場合に適した花や色合いを選んでくれるため、相手に喜んでいただけるでしょう。
花束をその場で作ってもらえることが多いため、贈るタイミングに合わせて新鮮な状態で渡すことができますので、手持ちで相手へ手渡しする場合には、花束をおすすめします。

関連記事:おしゃれな花束を贈ろう|フラワーギフトで人気の品種を紹介

アレンジメント

フラワーアレンジメントは、様々な花を美しく組み合わせたデコレーションです。
多彩なデザインがあり、相手の好みに合わせて選べ、花言葉を通じて感謝や愛情を伝えることもでき、その幅も豊富です。
生花の花束より長持ちするので、配送で贈る事もできます。

関連記事:フラワーアレンジメントとは・作る際のポイントについて

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーは長期間美しさを保つことができるため、贈り物として喜ばれることが多いです。
また、プリザーブドフラワーは様々なデザインの商品が揃っているため、相手の好みに合ったものを選ぶことができます。
常温で長期間美しいお花を楽しめるので、生花のように鮮度を気にしなくても良い遠方地やご多忙な方へのお返しギフトを郵送する場合に向いています。

関連記事:お手入れ簡単!プリザーブドフラワーのボックスアレンジをご紹介

配送してもらう場合のポイント

お花は生き物です。
水分も空気も必要ですし、温度変化にも弱いので、お返しギフトにお花を選んだ場合には、配送時には送料などの他にも確認しておくべきポイントがあります。

  1. フラワーショップを利用する際、配送サービスに送料無料のオプションがあるかどうかチェックしましょう。
  2. クール便の対応ができるかどうか確認しましょう。
    適切な温度で配送できるサービスを選ぶことで、新鮮さや品質を確保できます。
  3. プレゼント用にラッピングをお願いできるかどうか確認しましょう。
  4. 配送が混雑する季節は特に注意したいのが配送の遅延です。
    お中元・お歳暮・母の日・誕生日・敬老の日・クリスマスなどの季節は特に注意して、指定した日にお返しギフトのお花を、届けることができるか確認しましょう。

関連記事:花束のラッピングでオリジナリティを!見栄えが変わるポイントとは

気持ちの伝わるお返しには フラワーギフトがおすすめです

結婚や出産など、人生の大切な節目でいただくお祝い。そのお返しには、感謝の気持ちをしっかりと伝えるアイテムを選びたいものです。

そこで、新感覚のお花の総合通販サイト「花百花(はなひゃっか)」で新鮮で美しいお花を贈りましょう。

「花百花」では返しのギフトにぴったりのアイテムを、予算に合わせて選ぶことが可能です。

もし、お花の選び方で不安がある場合は、お花の専門家「お花コンシェルジュ」があなたをサポートします。お相手の好みや、贈るシチュエーションに合わせた最適なお花を提案いたします。

人生の大切な節目に、心を込めてお返しを贈りましょう。

お花は、お返しギフトとして贈ることで相手に喜んでもらえるだけでなく、花言葉によってその気持ちを表現することで特別な意味を込めることもできます。
華やかな花をギフトに選ぶことで、お返しを贈った相手の方にも幸せな気持ちが伝わりますよ!

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