オリーブはおしゃれな喫茶店や洋風の建物で栽培されていることが多く、果樹の中でも人気のある園芸品種です。育て方をネットで調べてみると、開花や収穫の注意する点がたくさんヒットします。
「オリーブの育て方って初心者には難しいの?」
「鉢植では育てられないの?」
こんな疑問が浮かんできますよね?
オリーブは他の植物と比べると手間は掛かりますが、一つ一つの作業は全然難しくないんです!
この記事では、オリーブについての特徴や基本情報、育て方の手順やコツを紹介しています。
初心者の方にもわかりやすい記事になっていますので、ぜひ参考にしてください!
オリーブの育て方の前に基本情報について知っておこう
オリーブはモクセイ科オリーブ属の常緑性高木です。
地中海地方や北アフリカが原産で、自生しているものは樹高10m程度に生長します。
樹齢がとても長いことでも知られており、国内でも樹齢1000年を超えるオリーブが存在します。
鉢植えの株は樹高3m程度まで大きくすることが可能で、数十年単位で鑑賞して楽しむことができます。
オリーブの特徴は育て方にも影響あり
まず着目したいのがスタイリッシュな葉です。光沢のあるグリーンの葉が風にそよぐととても美しいです。
食用にも利用され、煎じてのむ“オリーブ茶”には健康維持や鎮静効果が期待できます。
もう一つの特徴は結実を楽しめる点です。果樹でもあるオリーブは開花の後に結実します。洋服の色を表現するときに「オリーブ色」と言いますが、これは熟す前のオリーブの実の色からきています。
オリーブの品種は500種以上!育て方は十人十色
オリーブの品種はなんと500種以上。人気の定番品種を一覧でご紹介します。
マンザニロ
オリーブの定番品種の一つで、実がたくさん実る品種です。
主にピクルスなどの食用で扱われており、収穫を楽しみたい方におすすめ。
ルッカ
マンザニロと同じく、結実が豊富な品種。寒さに強いので初心者にも育てやすく人気です。
葉の見た目が美しく、観賞用のインテリアとしても十分楽しめます。
ミッション
直立型の樹形では定番品種のミッション。
葉の色が美しく、表裏のコントラストを楽しめるのが魅力的です。
ジャンボカラマタ
実が大きいことで有名で、塩漬けにして食べるととても食べ応えがあります。
オリーブの中ではトップクラスに実が大きいので、収穫にチャレンジしたい方は要チェックです。
ネバディロブランコ
花粉が多いことで有名なネバディロブランコは、受粉用の木として用いられます。
オリーブは異なる品種で受粉しなければ結実しないため、実や花を楽しみたいなら必須の品種です。
関連記事:観葉植物オリーブの基礎知識とオリーブの木の育て方
オリーブの育て方の途中経過「開花」は初夏
オリーブの開花は初夏の5?6月頃です。期間は約1週間、白く小さい花が大量に咲く光景はとても美しいです。花が散った後は地面が真っ白になるので、白い絨毯と形容されることもあります。
オリーブは育て方次第で実の収穫が可能!
オリーブは自家不結実性と言って、品種が異なるオリーブの花粉を受粉する必要がありますので、結実させたい場合はオリーブの株を最低2つ用意しましょう。
オリーブ同士の間隔は数メートル空けても問題ありません。
9?10月頃に収穫でき、収穫した実は塩漬けやオリーブオイルとして食べるのが一般的です。
オリーブは鉢植えと地植えから育て方を選べる
手軽に室内で楽しんだり、バルコニーに置きたい方は鉢植を選びましょう。
天候に影響されないことや、日当たりを調整できるメリットがあります。
シンボリックに大きく育てたい方は地植えがおすすめです。
年月をかければ、樹高7?8m程度まで大きくすることができます。
関連記事:意外と大切な観葉植物の鉢選び!サイズや素材が重要
育て方のポイントを押さえてオリーブを元気に育てよう!
鉢植えと地植えが選べるオリーブですが、基本的な管理方法は大筋変わりません。
ここからは項目別にオリーブの育て方を解説していきます!
気を付けたい5つのポイントと、怖い害虫についてご説明します。
関連記事:夏のガーデニングにおすすめの花5選!選び方やお手入れ方法も解説
【初心者必見】オリーブの育て方をポイント解説!
まずは日当たりに関してですが、オリーブは日当たりの良い温暖な場所を好みます。
屋外ではそれほど気にする必要はありませんが、鉢植えの場合は暗い室内を避けましょう。
開花させたい場合は冬の寒さを経験させる必要があります。耐寒性は高いですが、マイナス気温や霜が降りる地域では体調不良や病気に掛かる恐れがあります。そうした地域では、室内に避難できる鉢植えで育てることをおすすめします。
水やり
鉢植えの場合は、土が乾き切ったらたっぷりと水やりをしてください。
地植えの場合は、雨がよほど降らない時以外は水やりをする必要はありません。
極度に乾燥してしまうとダメージを受けます。
特に冬から春先の開花に向けては栄養を必要とするので、適切なタイミングでの水やりが重要です。
肥料
肥料を与える時期は3、6、10月の3回です。これは、
・開花のために花芽に栄養を与える
・花が終わって散った後の栄養補給
・実の収穫後の栄養補給
の目的があります。
市販で購入できるオリーブ専用の肥料が使いやすいのでおすすめです。
用土
オリーブの用土は、水はけが重要になります。
鉢植えでしたら、観葉植物専用の土を使用し、底石を必ず入れましょう。
地植えの場合は、堆肥や腐葉土を混ぜて耕したり、水はけが良い石灰石を混ぜるのがおすすめです。
植え替え
鉢植えで育てる場合は、2?3年で植え替えが必要です。
オリーブは生長速度が早いため、すぐに鉢がパンパンになってしまいます。
大きく育てたい場合は一回り大きい鉢を、大きさを維持したい場合は根を程良くカットしましょう。
植え替えの時期は、3月?5月の気温的にオリーブへの負担が少ない季節がおすすめです。
剪定
オリーブは葉や枝が混み合いやすいので、定期的な剪定が必須になります。
剪定にも強剪定、弱剪定と2つの種類があります。
関連記事:【初心者向け】オリーブの簡単な剪定方法のご紹介!
オリーブに虫が発生した際の対応方法【オリーブの育て方】
オリーブには“オリーブアナアキゾウムシ”という病害虫が発生する場合があります。
虫の発生は、葉や幹が混み合い通気性が悪くなることでジメジメした環境になることが主な原因です。
これは定期的な剪定によって風通しをよくし予防することが可能ですが、病害虫が発生してしまった場合は、薬剤入りの殺虫スプレーを散布して駆除しましょう。
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オリーブの木はその美しさと果実の収穫が楽しめることで人気ですが、初心者には栽培が難しそうに思えるかもしれません。
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オリーブの育て方を学んで元気な姿からエネルギーをもらおう!
オリーブは適切な育て方をすることで、美しい姿や健康的な成長を楽しむことができます。
オリーブの木は、庭や公園などのアクセントとしても最適ですし家庭のシンボルツリーとしても人気です。オリーブの魅力は、広く様々な分野に及ぶため、育てる行為そのものがとても魅力的です。
一緒に歩むことができるオリーブの木には、ぜひ名前をつけてあげてください。