「自宅にお花を飾りたいけど、すぐに枯れてしまうから…」と思っていませんか? もし枯れるのが嫌でお花を飾ることをためらっているのであれば、ドライフラワーがおすすめです。生花と比較して長持ちしますので、飾りたての美しい状態をいつまでもキープできます。
ドライフラワーが一つあると、インテリアアイテムとしていろいろなコーディネートが楽しめます。そのままどこかに置いておいてもインテリアの役割を果たしてくれますし、壁に飾るというスタイルも人気です。
ここではドライフラワーの活用シーンやお手入れの方法、どんな花がドライフラワー向きかについてまとめました。
ドライフラワーはインテリアを彩る大切なアイテム
ドライフラワーを活用すると、インテリアアイテムとして部屋を華やかにしてくれます。まずはドライフラワーとは何か、どのように入手するかについて解説します。
ドライフラワーとは?
ドライフラワーとはお花や葉っぱ、果実などを乾燥させたインテリアグッズの一種です。北欧がルーツといわれていて、冬場に部屋などを飾り立てるアイテムとして利用されていました。それがイギリスに伝わり、ヨーロッパで広く使われるようになりました。
ドライフラワーの作り方は?
ドライフラワーは、購入した生花から自分で作ることができます。作り方はいくつかありますが、その中でも簡単なのはハンギング法です。生花を麻ひもなどで縛って、壁にフックをかけて吊るし、そのまま自然乾燥するのを待つだけです。この時、直射日光の当たらない風通しのいい場所で乾燥させると仕上がりもよくなります。乾燥させる場所で若干違いがありますが、およそ1〜2週間もすればドライフラワーになるでしょう。
ドライフラワーはどこで買える?
自分で作るのが面倒だったり、時間がない方は購入するといいでしょう。ドライフラワーはいろいろなお店で取り扱っていて雑貨店や100円ショップでも簡単に手に入ります。ホームセンターで売っている場合もあります。
お花屋さんの場合、生花の取り扱いがメインでドライフラワーを販売していないこともありますので、あらかじめ問い合わせておくと安心です。
関連記事:紫陽花(あじさい)のドライフラワー 手作りも簡単!
ドライフラワーとインテリア お花を置いて飾る
ドライフラワーは、置くだけでもインテリアアイテムになります。
置く場所や、置き方のポイントについてまとめました。
ドライフラワーを置くには?
ドライフラワーを置く場合には、シャーレやお皿のようなプレートの上に乗せるのが基本です。お皿の場合、ドライフラワーを引き立てたければ、白いものなどシンプルなデザインのものがおすすめです。
プレートを使わず、あえてそのままテーブルや棚の上に置くのもおしゃれです。いろいろと試行錯誤してみるといいでしょう。
ドライフラワーを置く場所は?
ドライフラワーは、玄関、寝室、リビング、どこに置いてもしっくり馴染みます。
キッチンカウンターに置くのもよいでしょう。またトイレにドライフラワーを置くことで清潔でさわやかな印象にもなります。置く場所には困らないので、とりあえずお気に入りのスペースに飾ってみるのはいかがですか?
関連記事:おしゃれに、手軽に。ドライフラワーの飾り方
ドライフラワーとインテリア お花を立てて飾る
花瓶の中などにドライフラワーを入れて、インテリアアイテムにする方法もあります。限られたスペースを華やかにするのにおすすめです。
ドライフラワーを立てるには
花瓶に一輪挿しにしたり、ガラス瓶の中にドライフラワーを入れたりするのが一般的です。温かな雰囲気を出したければ、木製のかごの中に入れるとよりナチュラルなテイストにまとめられます。クリアボックスなどを使ってみると一風変わったインテリアになりますよ。
ガラス瓶を使うなら近年アメリカで人気のメイソンジャーはいかがでしょうか。ご家庭にある空き容器を使ってもよいのですが、こちらは瓶のところにロゴが入っているので、置くだけでさりげなくスタイリッシュな空間を演出できます。
ドライフラワーを置く場所は?
花瓶やかご、ガラス瓶などに挿す方法は場所をとらないのが利点です。限られたテーブルや棚の一角に手軽におけますから、場所を選びません。リビングにあるテーブルに置いてもいいですし、ワンポイントで玄関の靴棚の上に乗せたり、キッチンカウンターに置いたりするだけでも雰囲気が引き立ちます。
プレートと比較してボリュームを出しやすいのも魅力です。ホームパーティをする際のインテリアアイテムとしても活躍します。
ドライフラワーとインテリア 壁に留めて飾る
ドライフラワーのインテリア活用法でポピュラーなのは、壁に留める方法です。殺風景な壁も一気に華やかになるでしょう。
ドライフラワーを壁に留めるには?
ドライフラワーを壁にそのまま留めてもいいですが、ドライフラワーをひとまとめにアレンジするだけでぐっと空間が引き立ちます。輪っかにするリースや、麻ひもやリボンで留めて吊るすスワッグ、複数をひもでつなげて吊るすガーランドなどのスタイルがあります。
ガーランドの場合1輪ずつ生花をひもでつないで吊るし、段々とドライフラワーになる変化を楽しむ手法もおすすめです。
ドライフラワーを置く場所は?
おすすめはリビングです。スペースに余裕があり、さまざまなアレンジが楽しめるでしょう。
来客の多いご家庭なら玄関にリースを飾るのもおすすめです。
トイレのような狭いスペースにはガーランドなどを吊り下げ、ワンポイントで飾ることで癒しの空間となるはずです。
ドライフラワーとインテリア 耐久性と手入れ
生花と比較するとドライフラワーは耐久性に優れています。しかしお手入れをすることでさらに長持ちでき、インテリアとして愛用できます。
長持ちさせるコツ
意識したいのは、置く場所の環境です。ドライフラワーは直射日光と湿気が弱点なので、風通しのいい直射日光の当たらない場所にディスプレイするのがおすすめです。直射日光に長時間当てるとせっかくのお花の美しさが色褪せて半減します。
また、じめじめしているところに飾るとカビが生える恐れがありますので、環境には常に配慮しましょう。
手入れの方法
日頃からお手入れを心がけることも、長くインテリアアイテムとして活用するポイントです。
リースやスワッグなど複数のドライフラワーをまとめているようなインテリアアイテムの場合、絵筆や化粧で使うブラシなどを使って軽くほこりを払いましょう。あまり力を入れるとポロポロと剥がれてしまうので、力加減には注意が必要です。
筆でやるのが不安であれば、ドライヤーを当てて風でごみやほこりを飛ばす方法もあります。この場合、風量は弱にして少し離れた所から吹き付けるのがおすすめです。
ドライフラワーにおすすめのお花
ドライフラワーを自分で作る場合、品種のチョイスが重要です。お花の種類によって乾燥しやすい品種とそうでない品種に分けられるからです。ここではドライフラワーにしやすい、おすすめの種類をいくつかピックアップしてみました。
紫陽花
紫陽花はドライフラワーにしやすいお花です。環境や時期によって色合いが変化するのでグラデーションが生まれ、自分オリジナルのドライフラワーになるのも魅力です。
自分で作るのであれば、夏の中頃もしくは秋口がいいでしょう。夏は水分が少なくなっているので乾燥させやすく、秋はお花の色が退色しかかっているので美しい色合いに仕上がります。
関連記事:あじさいは冬越しが大切!冬を乗り越えて綺麗なお花を咲かせよう
かすみ草
かすみ草は純潔なイメージで人気の花です。ドライフラワーにすると可憐な白さがより引き立ちます。
白だけでは物足りないという方は、染色してアレンジする方法もおすすめです。その他にも他のお花と組み合わせてリースやスワッグにして、インテリアアイテムとして活用するのもいいでしょう。
関連記事:かすみ草とはどんな花?ドライフラワーで活きる可憐な花
その他ドライフラワーにおすすめのお花
ユーカリは、はじめて自分でドライフラワーを作ろうと思っている人に向いています。ユーカリは水分がきれいに抜けやすく、ドライフワラーに向いています。ユーカリそのものはあまり目立たないお花ですが、スワッグとして他のお花とまとめるとほかのドライフラワーを引き立ててくれます。
ラベンダーも比較的ドライフラワーにしやすい種類です。もともとお花に水分があまり含まれていないのですぐに乾燥するからです。甘い香りもするのでインテリアアイテムとしてだけでなく、アロマとしての効果も期待できます。
関連記事:お花を加工して楽しむ!ドライフラワーなどの作り方一覧
まとめ
ドライフラワーは、とても扱いやすいインテリアアイテムです。いろいろな飾り方ができますし、直射日光の当たらない、風通しのいい場所ならどこにディスプレイしても素敵に仕上がります。
ドライフラワーはいろいろなお店で販売しているので、お店で調達するのもいいですし、自分でも比較的簡単に作れることもご紹介しました。気に入った生花を手に入れたら、世界にただ一つのインテリアアイテムとして活用してみませんか?
ドライフラワーの関連商品はこちら≫ ≫
関連記事:フラワーアレンジメントの作り方の基本!初心者さんならまずはここから
関連記事:プリザーブドフラワーの作り方 基礎を覚えればとても簡単!