花屋や雑貨屋などで、
透明な瓶の中に2、3本の花が入っている小物を見かけたことはありませんか?
それは、ハーバリウムと呼ばれるものです。
プリザーブドフラワーやドライフラワーと同様、
自宅やお店に飾れるインテリアアイテムとして人気です。
また、親しい人への贈り物としても重宝します。
このハーバリウムは、いろいろなお店で取り扱っています。
通販サイトなどでも販売していますが、
なかなかお気に入りのものが見つからないという人もいるでしょう。
そんな場合には自分で手作りしてしまうのも一考です。
ここでは、ハーバリウムのハンドメイドの方法を初心者でもわかりやすく解説します。
キットを使えば簡単!
ハーバリウムは初心者でも作れる
ハーバリウムを自分で作成するのは難しいのではないかと思っている人もいるでしょう。
しかし見た目が美しいのに、ハーバリウムをつくることはそれほど難しくはありません。
ハーバリウムを制作するために必要なアイテムが
セットになっているキットが販売されています。
材料一式と説明書がそろっているので、初心者にもおすすめです。
自分できちんとできるか心配であれば、
ネットで検索してハーバリウムキットを購入するといいでしょう。
ハーバリウムのキットに入っている
材料・準備物
ハーバリウムキットには制作のために必要なアイテムが一式そろっているので、
準備の手間を省けます。
商品ごとに若干その内容は異なりますが、
花や入れる瓶、専用オイルなど基本的なものはすべて入っているはずです。
ただし、作業をする際にピンセットが必要ですが、
ピンセット付きではないキットもあります。
長めのピンセットの方が作業もやりやすいので、
持っていない人は含まれているかどうかを商品概要欄などで確認してください。
関連記事:ハーバリウムの瓶を選ぶポイントは3つ!初心者でも簡単に作れる瓶の選び方
関連記事:ハーバリウムに必要な材料とは?大切な選び方のポイント
キットを選ぶときのポイントは?
高品質なものを選ぼう
ハーバリウムのキットは数多く販売されています。
そのため、初心者にとってはどれを購入すればいいかわからないかもしれません。
通販サイトで購入する場合、価格や送料など、
いろいろと比較すべきポイントはあるでしょう。
そこで、ハーバリウムキットを購入する際に選ぶポイントについて
2つピックアップしました。
商品説明の細かなもの、サイズなどスペックが詳しく明記されているものを探しましょう。
商品紹介・写真の豊富なものを選ぶ
ハーバリウムキットを通販で購入する人もいるでしょう。
その場合、より多くの情報が盛り込まれた商品のほうが、イメージしやすいです。
詳しい商品説明が記載されているか、
写真が数多くアップされているかどうかをチェックしましょう。
サイズやレイアウト方法が明記されているものを選ぶ
サイズが明記されているキットならば、
どのくらいの大きさになるかイメージしやすいでしょう。
花材や商品のサイズが明記されているかどうか、商品説明で確認してください。
また、レイアウト例が記載されているキットもおすすめです。
どこに配置すればよいのか、
飾った時にどのような感じに仕上がるかをシミュレーションできるからです。
細かな説明のあるキットの中から候補を絞り込みましょう。
ハーバリウムの制作手順
ボトルにお花とオイルを入れるだけ
キットを購入して手元に届いたら、いよいよ実際に作ってみましょう。
作り方は難しくありません。
以下で詳しく流れについてみていきますが、大まかにはボトルの中に花材とオイルを入れるだけです。
ボトルの汚れを取り除く
下準備として、ボトルの状態を確認してください。
割れや汚れがあった場合、花を飾ってもきれいに仕上がりません。
ボトルが割れているとそこからオイルが漏れ出る恐れがあるからです。
もし汚れがある場合には、乾いた布などできれいにふき取りましょう。
割れが見つかってこちらに過失のない場合には、
購入したお店に問い合わせて取り換えてもらったり返品したりしましょう。
ピンセット等を使ってお花を入れる
ボトルのふたを開けて、そこに花を入れていきます。
花を入れる場合には、長めのピンセットを用いると微調整もしやすいでしょう。
ピンセットが手元になくキットにも含まれていなければ、竹串で代用することも可能です。
キットによっては、瓶に入れる花の順番まで説明されている場合もあります。
その通りにしてもいいですし、
もっといいアレンジがあれば自分なりの順番で入れても構いません。
ゆっくりオイルを入れて空気を抜く
花をボトルの中に入れることができたら、
キットに入っているオイルを静かに入れていきましょう。
この時ボトルの内側に流すようなイメージで注ぐと、花が動きにくくなります。
もし、花が動いてレイアウトが変わってしまったら、
ピンセットや竹串などを使って微調整してください。
オイルを入れたら、しばらくふたを開けたままにします。
花から空気の泡が出てくるためです。
泡はしばらくすると抜けていくので、泡が目立たなくなるまで待ちましょう。
ふたを閉めて完成
空気が抜けて、泡がオイルの中で目立たなくなったところで、
フィルムやふたを閉めて完成です。
倒した時にオイルが漏れだす恐れがあるので、
心配ならふたを接着剤などで固定するといいでしょう。
でき上がったらお好みの場所にレイアウトしましょう。
どこに飾ってもいいのですが、
直射日光の当たるところや火気の近くに置くのは避けてください。
そのままでもいいですが、リボンやタッセルなどでアレンジしてもいいでしょう。
キットで作る
ハーバリウムの楽しみ方2選
キットでハーバリウムができ上がったら、部屋の中に飾りましょう。
もともとハーバリウムは、鑑賞目的のフラワーアレンジメントで、
コンパクトなサイズのものが多いので、
どのような部屋にも飾れるのが魅力です。
お部屋に飾る
部屋のインテリアとして用いるのがおすすめです。
リビングのほかにも、寝室やトイレ、玄関など、
どの部屋に飾っても違和感はないでしょう。
複数のハーバリウムを並べて飾っても、一つだけを飾ってもインテリアの印象が変わります。
キットの中の花を交換して、気分をリフレッシュするのもいいでしょう。
その時々の旬の花を入れれば、季節感を楽しめます。
小物に取り付ける
ハーバリウムの中には、コンパクトサイズのものもあります。
小さめのサイズで軽いものであれば、
小物に取り付けてワンポイントにするという楽しみ方もあります。
カバンに取り付けるのも、いいアクセントになります。
また、カギに取り付け、キーホルダーのように使ってもいいでしょう。
さらには、ハーバリウムそのものが小物アイテムになっているものや
アクセサリートレイ、コスメスタンドのようなハーバリウムもあります。
そのようなものを購入すれば、日々のメイクも楽しめるでしょう。
関連記事:固めるハーバリウムって何?気になる特徴と作り方
ハーバリウムのキットを
ギフトとして贈る際の注意点
ハーバリウムをプレゼントにして、
親しい人のお祝い事で贈りたいと思っている人もいるでしょう。
しかし、中にはもらって困るというケースもありますので注意してください。
まず、ペットや小さなお子さんのいる家庭に贈るのには注意しましょう。
ペットや子供が倒してしまう恐れがあるからです。
また、相手の部屋のことも考えてプレゼントすることが大切です。
例えば、
「シンプルなデザインの部屋なのにピンク色のハーバリウムでうまくコーディネートできなかった」
といった失敗談もあるようです。
関連記事:ハーバリウムはなぜ人気?プレゼントにおすすめな理由と注意点を紹介
関連記事:母の日にはハーバリウムがおすすめ!人気の理由を紹介
初心者はキットを使って
ハーバリウムを楽しもう!
花は好きだけど枯れたりしおれたりするのが嫌という人には、
ハーバリウムがおすすめです。
もともとハーバリウムは植物標本という意味であり、
そこから鑑賞用に作られたアレンジメントで、何ヵ月も美しい状態で鑑賞できます。
ハーバリウムのキットは通販サイトで取り扱っているため、
ハーバリウムは自分で簡単に制作できます。
キットを購入して、オリジナルのハーバリウムを部屋に飾ったり、
プレゼントしたりしてみてはいかがですか?
関連記事:小さな自然「ハーバリウム」はポケットに入る植物の世界