2023/11/15

ミモザ苗を鉢植えから庭に植え替える方法!剪定・おしゃれな飾り方

ミモザはオーストラリア原産のアカシアの木です。小さく丸い黄色の花がいくつも集まって咲く姿は可愛らしく、切り花やリース以外にも庭木やシンボルツリーとしても人気があります。品種はさまざまありますが、国内では「銀葉アカシア(ギンヨウアカシア)」と「フサアカシア」の2種類のミモザが多く流通しています。

「ギンヨウアカシア」は、シルバーリーフと呼ばれる銀色がかったギザギザした葉が特徴です。樹高は5〜8メートルとやや低めです。「フサアカシア」は、ギンヨウアカシアの黄色い花がぎっしりと密集して咲くのに対し、花付きがまばらで淡い黄色。葉がグリーンで長いのも特徴です。ヨーロッパでミモザといえば、このフサアカシアを指し、樹高は10メートル以上と大変大きな木に育ちます。

ミモザは鉢植えでも庭に直接植えても楽しめますが、鉢で育てたミモザの苗を庭に植え替えることもできます。

本記事では、これらの情報や植え替えのポイントについて、順にみていきましょう。

鉢植えでも庭木でも楽しめるミモザ苗

春に黄色い花を咲かせることから人気のあるミモザは、鉢植えでも庭木としても楽しめます。ミモザは成長が早いので、広い場所を用意できる場合は大きく育てられる地植え、小さく育てたい場合は鉢植えで育てることが適する植物です。

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鉢植えのミモザ苗は大きくなる前に植え替え

鉢植えのミモザ苗は、庭へ植え替えができます。苗が大きくなりすぎると根が張りすぎて移植が難しくなるので、植え替えは幼苗のうちに行うのが理想的です。

根が浅く強風に弱いので、風当たりの強い場所は避け、日当たりと水はけの良い場所が適しています。また、根が張り、枝が広がることを考慮して広い場所を確保しておきましょう。

ミモザ苗を鉢植えから庭に植え替える方法

鉢植えのミモザ苗を庭に植え替える手順は2つです。注意点もあわせてご紹介します。

  1. 植え付ける場所に根鉢の約2?3倍の穴を掘ります。

    根鉢とは、ミモザを鉢から取り出したときに根の部分と土が1つに固まっている部分のことを指します。鉢から取り出したそのままの状態です。

    1. ミモザは根を傷つけると根が付きにくくなるため、根鉢を崩さないように慎重に取り出したら、そのまま掘った穴に植え付けましょう。

枝の広がりに対して根の張りが浅いので、強風で倒れやすくなっています。今後のことも考え、幹に支柱を添えておくと良いでしょう。ちなみに、ミモザは寄せ植にもぴったりですよ。

ミモザ苗の定植後のお手入れ方法

ミモザの植え付けが終わったら、ミモザを元気よく育てていくために整えていきましょう。定植後には、不要な枝や葉を切り落とし、姿を整える剪定という作業が必要です。

剪定には軍手、剪定バサミ、掃除道具があると便利です。枝や木の高さによっては、剪定バサミより太い枝が切れる剪定ノコギリや脚立が必要になります。

ミモザの剪定方法3選・失敗しないためのコツ

ミモザは成長が早く、地植えをすると品種によっては数年で5メートル以上の高さになるものもあります。剪定をしていないと木の形が崩れやすく、強風で倒れて事故につながる場合もあるため注意が必要です。ミモザを小さく育てようとするなら、剪定は欠かせません。

剪定を行う前に、失敗しないためのコツを順番にご紹介します。

ミモザの剪定方法:芯止め

ミモザが高く成長しすぎないよう、制限するために行います。いちばん太い主幹の頂点部を理想の高さで切り落とします。幹に元気な葉のついた枝が残るように切る位置を調整しましょう。

芯止めを行うことで養分が全体にいきわたるようになり、幹や枝が太くなります。切り口からばい菌が入らないように、ゆ合剤を塗っておきましょう。ゆ合剤は傷口を菌から守るだけでなく、水や養分が流れないように保護したり、雨水が入ったりするのも防いでくれます。

ミモザの剪定方法:透かし

たくさんある枝を手入れしなければ、日当たりや風通しが悪くなります。このため、枯れた枝や長すぎる枝は切り落とし、隙間をつくりましょう。不要な枝を取り除くことで、雪や強風で枝が裂ける予防もできます。

木の成長とともに枝や葉の数が増え、風通しが悪くなりますので、毎年剪定を行うようにしたいですね。

ミモザの剪定方法:切り戻し

木の形を整え、すっきりとさせるために行うのが「切り戻し」です。

生長途中の短い枝は切らずに残し、長く伸びている枝を切り落とします。枝は途中で切ると枯れたり腐ったりするため、分岐している根元から切り落とすようにしましょう。

ミモザの剪定時期は4月下旬〜5月頃がおすすめ

ミモザは夏ごろに蕾が生長し、翌年の春に開花します。そのため、夏以降に剪定を行うと翌年には花が見られなくなってしまいます。剪定時期は4月下旬?5月頃、花が咲ききったら早めに行うのがおすすめです。

ミモザの剪定では葉を残す

ミモザの剪定では枝に葉を残した状態で切り落とします。葉がついていないと枯れてしまうため、気を付けて行いましょう。

剪定したミモザのおしゃれな飾り方

剪定したミモザは花瓶に生けたり、集めてリースにしたり、他の植物と組み合わせて壁に飾ったり、楽しみ方がさまざまです。ミモザのおしゃれな飾り方を3つ、ご紹介します。

ミモザのおしゃれな飾り方1:そのまま背の高い花瓶に生ける

剪定したミモザの枝を、そのまま花瓶に生ける方法です。花瓶の背が低いとバランスが悪いので、背の高い花瓶に生けましょう。キッチンにあるグラスや口の広い瓶でも代用ができます。

ミモザのおしゃれな飾り方2:リースにする

資材は少なく新聞紙、リースの土台、麻ひも、花用はさみがあれば、ミモザのリースを簡単に作れます。6〜7cmほどに切ったミモザの枝を重ねて持ち、麻ひもで土台に巻きつけていけばミモザリースの完成です。

枝と土台を巻きつけるときに、直線に巻きつけた部分を隠すように重ねていくと綺麗な美しい形に仕上がります。下に新聞紙を敷いて作業すれば後片付けも楽にできますよ。

ミモザのおしゃれな飾り方3:スワッグにする

花や枝を花束のように結んで壁に飾るスワッグは、リースよりも簡単にでき、特別な道具も必要ありません。麻ひもとリボンがあれば十分です。

理想の長さに切ったミモザの枝を麻ひもで結び、リボンをつけたら完成です。枝は乾燥すると細くなるため、きつめに結びましょう。

ミモザだけでもスワッグにできますが、後ろにユーカリやシダなど葉の形に特徴のある緑の植物を入れると彩りにもなり、ミモザの花の黄色が壁紙に色移りするのを防いでくれます。

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春の訪れを告げるミモザの花は、その明るい黄色が心を和ませ、生活に彩りを添えてくれます。「花百花」では、ミモザや人気のバラなどの切り花やドライフラワーをはじめとし、観葉植物や花木に関する商品も豊富に販売しています。

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ミモザ苗を庭木にして育てよう

春になると明るく黄色い花をぽんぽんと咲かせてくれるミモザは、花屋さんで切り花として人気が高いですが、庭木や家のシンボルツリーとしても人気があります。

園芸で庭木として植えるときには「大きくなりすぎたらどうしよう」と心配になる方がいらっしゃるかもしれません。樹高が低めの品種を選んだり、剪定を行えば高さを抑えて育てることができます。

ガーデンに苗木を植えて育てる場合は剪定が必要となりますが、木の高さや木の形を自分で整えていく楽しみも加わります。剪定後には、切り落とした枝を使ってリースを作ったりスワッグにして壁に飾ったりと、違う形になっても私たちを楽しませてくれるでしょう。

春の庭をぱっと明るい雰囲気にしてくれるミモザを、ぜひお気に入りのポットを見つけて苗から、そして庭木へと育ててみませんか。

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