春のいぶきが感じられる3月は、花が咲き始める季節です。
そして、新たな環境へ向かう準備の季節でもあります。
入学や入社を控え、門出を祝うお祝いのプレゼントの多い時期でもあります。
万年筆やネクタイに革靴、いろいろな贈り物がありますが、古来からお祝いの贈り物といえばお花でしょう。
現代でも人生の節目にはお花が贈られることが多く、親しい人や恋人の誕生日プレゼントとしても、花の贈り物はお勧めです。
特に誕生日プレゼントとして贈るなら、誕生花(たんじょうか)はいかがでしょうか?
誕生花は生まれ月や日にちなんだお花の事で、1年365日にそれぞれいくつかの誕生花が決められています。
そこで今回は、3月の誕生花を、花言葉と合わせてご紹介します。
誕生日プレゼントや新たな門出のお祝いとして、お勧めの花もご紹介します。
3月の誕生花といえばこのお花!代表的な3種類
それでは、3月の誕生花を3つご紹介します。
スイートピー
1つ目の3月の誕生花は、スイートピーです。
松田聖子さんの「赤いスイートピー」の曲が有名ですが、当時赤いスイートピーは存在していませんでした。曲の大ヒットをきっかけにスイートピーの品種改良されて「赤いスイートピー」が生まれたのです。
スイートピーは、可愛らしい花の形やパステルカラーの色味で、ブーケやアレンジメントに多く使われています。
関連記事:スイートピーはどんな花?育て方や贈るシーンを詳しく解説!
ガーベラ
2つ目の3月の誕生花は、ガーベラです。
ガーベラは、華やかさと可憐さの両方を兼ね備えた人気の花で、大きく開いた花からは、明るさも感じられます。
色の種類が多く、赤、オレンジ、黄色、白、ピンク、黄緑などがあります。
ギフトやお祝いにふさわしく、様々なシーンでみかけるポピュラーなお花です。
関連記事:ガーベラがもつ花言葉は?意味や由来を詳しく紹介
フリージア
3つ目の3月の誕生花は、フリージアです。
少しうつむき加減に咲く姿は、清楚で可憐な女性を想像させます。
キンモクセイやバラのように、甘い香りを放つのが特徴ですが、花の色によって香りも少しずつ違い、その点も魅力です。
チューリップは3月の誕生花ですが他の月の誕生花でもあります
春の花といえば、チューリップを思い浮かべる方も多いと思います。
チューリップは、3月の誕生花ですが、4月の誕生花でもあります。
誕生花は国や地域によって違ってきますので、どれも間違いではありません。
そもそも、誕生花が生まれた背景には古代ギリシア・ローマの人々の自然界だけでなく時間や月日にも神は宿っているという考え方があります。
誕生日にはそれぞれ意味があり、その季節に咲く花には神からのメッセージがあるのではないかと考えていたんですね。
このことから、古代の人々は、神を身近に感じながら誕生花を決めていったのではないかと考えられています。
関連記事:どれが正しい誕生花?詳しい情報や誕生花の取扱い方法
関連記事:誕生花は日本と海外で違う?起源やそれぞれの違いをご紹介
3月の誕生花スイートピーの花言葉とその由来について
それでは、3月の誕生花のスイートピーの花言葉と、その由来についてご紹介します。
スイートピーは、マメ科ハマエンドウ属の花で、甘い香りのマメ科植物という意味で、スイートピーと名づけられました。
花言葉は「門出」や「離別」で、花びらが蝶のように舞い上がっていく様子から、「飛翔する」という前向きな意味もあります。
また、スイートピーの花の色ごとに違った花言葉を持っています。
スイートピーの色ごとの花言葉
白:「ほのかな喜び」
ピンク:「繊細」・「優美」
黄色は:「分別」・「判断力」
紫:「永遠の喜び」
新たなスタートをする方への贈り物にぴったりな花言葉ですね!
3月の誕生花ガーベラは種類豊富でギフトとして贈りやすい
ガーベラは3月の花の贈り物として、とても人気があります。
細長い花びらが大きく開く様子や、色もはっきりしている花なので、明るく元気な印象があります。
花言葉は「光に満ちた」・「希望」・「前進」ですが、ガーベラも色ごとに花言葉を持っています。
ガーベラの色ごとの花言葉
ピンク:「崇高な愛」・「思いやり」・「感謝」
赤:「いつも前向き」・「燃える神秘の愛」・「限りなき挑戦」
オレンジ:「我慢強さ」・「冒険心」
白・青:「希望」・「律儀」・「純潔」
花言葉からもわかるように、相手の年齢や立場に関係なく贈れる花でもあります。
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カラフルに彩りたい方には香りも良い3月の誕生花フリージア
3月の誕生花「フリージア」は小さめの花ですが、次々とつぼみが咲いていく様子には、可憐さを感じさせます。フリージアは、華やかさと可憐さを合わせ持ち、独特の甘い香りも魅力なお花です。その香りはキンモクセイやバラにも劣らないほどの強さがあります。
このフリージアも色によって花言葉が違います。
フリージアの色ごとの花言葉
赤:「純潔」
白:「あどけなさ」
紫:「あこがれ」
黄:「無邪気」
フリージアは品種が多く、花の色も様々なカラーがありますが、一番の特徴は強く甘い香りです。
花束にすると、カラフルで華やかな印象になり、花束を抱えただけで良い香りがしますので、贈られた方は包まれているような包容感と幸福感を味わえるでしょう。
3月誕生花の贈り方は花束?アレンジメント?ケースに合わせましょう
誕生花をプレゼントするとしても、花束とアレンジメントのどちらが良いのでしょうか?花束とアレンジメントそれぞれのメリットから、ふさわしいケースを考えてみましょう。
花束で贈るのにふさわしいケースとは
花束の良さは、パーティーや食事会などで手渡しするのにふさわしく、インパクトがある点です。
また、アレンジメントに比べてかさばらないので持ち運びにも便利です。
贈る相手が花の好きな方なら、花束を小分けにしてあちこちに飾ることもできますし、花瓶の水を替えるなどのケアをして長く楽しんでいただけるでしょう。
ただし、花束はアレンジメントに比べてしおれやすいので、手渡すまでに時間がかかる場合には注意が必要です。
また、忙しい方や花にくわしくない方には、面倒くさく感じてしまうかもしれません。
関連記事:花束のちょうど良い値段や大きさは?渡す場面ごとの価格帯を解説!
アレンジメントで贈るのにふさわしいケースとは
アレンジメントの良さは扱いが楽なことです。
手渡すまでに時間がかかってもしおれにくく、花が傷む心配も少なくてすみます。
また、贈る相手が忙しい方や花に詳しくない方なら、そのまま部屋に飾れるという手軽さがあります。
花束と違って活け直したり水を替えたりという手間がなく、プロが活けたデザインを楽しめます。
ただし、アレンジメントは吸水スポンジに挿してある為、花束に比べて重く、遠方地で渡す場合には向きません。
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相手に合わせて3月誕生花を選ぼう!花言葉で選ぶのが定番です
3月の誕生花といっても1つでは無いため、どれを選ぼうかと迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
誕生日プレゼントとして贈るなら、誕生花の花言葉からその方にあった花を選ぶのがお勧めです。相手との関係性から、適切なお花を選びましょう。
大切な人に贈るなら
あなたにとって大切な方に贈るなら、あなたの愛情が伝わる花がいいでしょう。
例えば「永遠の愛」の花言葉を持つ、赤いチューリップ。
また、相手の魅力を花言葉で伝える方法もあります。「思いやり」の花言葉のピンクのガーベラ、「あこがれ」を伝える紫のフリージアなどは花言葉のメッセージとして最適ですね。
お世話になった方や目上の方に贈るなら
お世話になった方や目上の方に贈るなら、「感謝」の花言葉を持つピンクのガーベラや、相手への尊敬を込めて「高貴」の花言葉を持つデルフィニウムなどがお勧めです。
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3月の代表的な3つのお花を中心にご紹介してきましたが、3月以外の各月にも誕生花はあります。
3月以外の月の代表的な誕生花
1月「スイートピー」の花言葉は「門出」
2月「フリージア」の花言葉は「期待」
4月「カスミソウ」の花言葉は「清らかな心」
5月「カーネーション」の花言葉は「母への愛」
6月「バラ」の花言葉は「愛と美」
7月「ユリ」の花言葉は「純粋無垢」
8月「ヒマワリ」の花言葉は「貴方だけを見つめる」
9月「ダリア」の花言葉は「優美」
10月「ガーベラ」の花言葉は「前向き」
11月「ブバリア」の花言葉は「交流」
12月「カトレア」の花言葉は「魅惑的」
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まとめ
誕生日に花を贈られるというのは、とてもうれしいものです。
それが生まれ月である3月の誕生花なら、うれしさと同時に特別感を感じられるはずです。
3月の誕生花には、ガーベラ、フリージア、スイートピーなど、可愛らしい花が多くあります。チューリップも、春を感じさせ、誕生日プレゼントにぴったりです。
誕生花は地域によって多少変わってくるので、あまり堅苦しく考えず、好みの誕生花を選んでみてはいかがでしょうか?