2023/04/01

正月の飾り花とは?縁起の良い一年は花を飾ることから始まる!

冬場の大きなイベントとして、正月があります。
正月は新しい年を迎えるのですから、 身の回りをきれいにして気分良く過ごしたいところです。
正月をお祝いするために、お飾りをつけたいと思っていませんか?

正月飾りを飾るとき、お花でアレンジしたいと思っている人も多いでしょう。
新年の飾り花には縁起の良い花を使いたいですよね。
そこで正月に飾る花としておすすめの品種について紹介します。

正月に飾り花をする意味は?
神様とお客様へのおもてなし

正月に花を飾るのにはきちんとした意味があります。
正月には新しい年の神様をお迎えするための行事です。
神様をお迎えして、新年の幸福と無病息災を祈念する意味があります。

また、新年のあいさつをするために 親せきや近所の方が家にやってくることもあるでしょう。
自宅に花を飾っておけば、来訪した方も気分がよくなります。
つまり、年神様や来客をおもてなしするために花を飾るのです。

正月の飾り花におすすめ!
縁起の良い花5選

正月に花をアレンジしたいけれども、 どんな花を飾れば良いかわからないという人もいるでしょう。
ここでは正月におすすめの花の種類5つを一覧で紹介します。
花を通販サイトなどで購入する際の参考にしてください。

松竹梅

日本では、縁起の良い花として松、竹、梅が古くから使われてきました。
それぞれに縁起の良い意味があり、正月に飾るのにふさわしい植物です。

まず松は、門松にも使われており、正月に使われる代表的な植物です。
松は常緑樹で冬でも青々としているので、不老不死の象徴といわれています。

竹は成長力が早い植物です。
しかも、まっすぐ伸びていくので生命力と素直でまっすぐな心の象徴といわれます。

梅は、アレンジメントや花束のほかにも髪飾りなどでも使われますが、 正月飾りとしても人気です。
どの花よりも早く花を咲かせることから、 出世や開運を意味する植物として伝統的に愛でられてきました。

菊は飾ると福が来るといわれる、縁起の良い花として知られています。
菊には邪気を払う力があり、生命力にも優れているので 長寿や健康を願う新年には最適です。

菊には大輪のものから小ぶりな花までいろいろな種類があります。
菊だけでアレンジしても華やかな仕上がりになるでしょう。

南天

南天は同じ読みで「難転」となり、縁起の良い植物とされます。
「災難を転じる」という意味になるからです。
また江戸時代、南天は火災除けになるといわれていて、多くの家に飾られていました。

赤い実が鮮やかで、華やかな飾りにアレンジしたい場合におすすめです。
南天の花には「福をなす」という花言葉もあり、 その意味でも適した植物といえます。

胡蝶蘭

開店祝いなど、お祝いとして贈られることが多い花が胡蝶蘭です。
胡蝶蘭の花は蝶のような形状をしており、 そこから「幸福が飛んでくる」という花言葉を持っています。

胡蝶蘭は縁起ものであるだけでなく、 扱いやすい花であることも正月に飾る花としておすすめの理由です。
鉢植えの場合、2週間に1回くらいのペースで水やりをすれば良いでしょう。
正月にバタバタすることがあるので、お手入れしやすい花は重宝します。

葉牡丹

12月の初めごろから正月前後になると、 花壇で葉牡丹を見ることも増えます。
葉っぱが牡丹の花に似ているからこのように名付けられました。
もともと、牡丹が縁起の良い花なので、それに似た葉牡丹を正月の飾りに使います。

牡丹と比較して葉牡丹の方が価格も安く、丈夫なので栽培しやすく人気です。
花言葉も「利益」「祝福」などの意味があり、縁起も良いでしょう。

正月の飾り花の種類

正月に縁起の良い花で飾りたいと思っていても、 どのようにアレンジすれば良いかわからない方もいるでしょう。
アレンジの方法はいろいろとあります。
その中でも代表的なスタイルについてみていきますので、参考にしてください。

門松

門松は、正月の飾り物の中でも定番です。
そもそも門松は、年神様がやってくるときの目印と言われています。

松は神が宿る木、竹は長寿という意味があり、いずれも縁起物です。
家の玄関前や門の両サイドに一対で(2つ)飾るのが一般的です。

生花

生花を飾るのも正月のお祝いとしておすすめです。
日本では古来から床の間に生け花を飾って、 年神様をおもてなしするという風習がありました。

最近では、床の間のある家が少なくなったので、 別の場所に花を生けても問題ありません。
ギフト専門のショップなどでは洋風のアレンジをした生花を取り扱っているところもあります。
和風、洋風にかかわらず好みのアレンジメントを購入しましょう。

しめ縄

しめ縄のアレンジも一考です。
しめ縄というと神社に飾られているものをイメージするかもしれません。
しめ縄には不浄なものを寄せ付けないといわれています。

正月に飾ることで、年神様を神聖な場所にお迎えするという意味を持ちます。
玄関や門、神棚のほかにも、 台所や洗面所をはじめとした水回りのところに飾るとよいそうです。

フラワーアレンジメント

正月にフラワーアレンジメントで家を華やかにする家庭も増えています。
フラワーアレンジというと洋風のイメージがありますが、 和のテイストをワンポイントで入れると正月らしくなるでしょう。

正月のフラワーアレンジメントの中でも人気な花は、胡蝶蘭や菊などです。
いずれも正月にふさわしい花で、縁起物でもあります。

関連記事:手作り門松は簡単に作れる!基本的な作り方・アレンジ方法をご紹介

関連記事:お正月に門松を飾る意味とは?由来や飾り方などの基本情報を知ろう

正月の飾り花に最適!
おすすめフラワーアレンジメント例

年末に花で飾る際に、自分でアレンジメントを作るのも一つの方法です。
どのようにアレンジすれば良いかイメージできなければ、 近隣の花屋さんだけでなくインターネットのフラワーショップを利用してみてください。

年末になると、 正月用のフラワーアレンジメントの特集が組まれる場合もあるので、 さまざまなところから情報を収集して、自分なりにアレンジすると良いでしょう。

クリスマスから正月にかけて飾り続けるのであれば、 洋のテイストを取り入れるのも一つの方法です。
また、お手入れが面倒に感じるならば、 ドライフラワーやプリザーブドフラワーを使ったアレンジで楽しむこともできます。

先ほど紹介した門松やしめ縄のようなデザインでまとめると、 一気に正月らしさが出ます。
そのほかには、縁起物の小物と花をセットにしてみるのも良いでしょう。
獅子舞や干支をあしらった小物と組み合わせると、正月らしく仕上がります。

正月に飾る飾り花の
アレンジメントを選ぶポイント

正月に飾れる花をプレゼントするサービスがあるお店もたくさんあります。
そのようなサービスを利用するのも良いでしょう。
店で購入する際にはどのようなところを意識すれば良いか、以下にまとめました。

値段とサイズは細かくチェック

当然ですが、注文するときに値段とサイズはしっかりチェックします。

設置するスペースに飾れる大きさであるか、 人が移動するときに邪魔にならないか、シミュレーションしましょう。
また、大きさに応じて価格が変わるので、 値段についてもしっかりチェックしておくことです。
コンパクトサイズであれば、2,000円台から購入できる商品もあります。

飾りやすさとデザインのバランスを意識

どのようなデザインにするかも慎重に検討しましょう。
デザインを考えるにあたり、部屋のインテリアにマッチするかについては意識しておくべきです。

インテリアのテイストと飾り花のアレンジがマッチしていないと、 せっかく花を飾っても違和感があり、居心地が良くありません。
写真をしっかりチェックし、 届いたらイメージと全く違っていたといったことのないように注意しましょう。

関連記事:正月の彩りアレンジメント実例5選!良い一年はシンプルな花から

正月の飾り花を飾っておく時期

正月に飾り花を使ってアレンジする際には、時期にも注意が必要です。
一般的に、飾る時期は決まっていて、いつまでに外すのかは理解しておいてください。
期間を過ぎても飾り続けていると、恥ずかしい思いをすることがあります。

飾る時期

正月飾りは一般的に、12月28日までに飾りましょう。
12月28日以降に飾ると縁起が良くないといわれています。

29日は「二重苦」と発音するので良くありません。
31日の大みそかは一夜飾りといって縁起が悪いとされています。
また30日は、旧暦でみると大みそかになるので、 31日と同じ理由で飾るのに好ましくありません。

もし、28日までに飾れなければ、30日に飾るのが良いそうです。

外す時期

しめ飾りなどのお供え物を外すタイミングとして一般的なのは、1月7日です。
7日までは松の内といわれる時期で、正月飾りはこの期間中はそのまま飾ります。
ただし、地域によっては1月15日までのところもあるので、 あらかじめ確認しておきましょう。

お飾りの処分法は、近所の神社に納めて、 どんと焼き(地域によって名称は異なる)で処分するのが一般的です。
どんと焼きが難しいならば、 塩で飾りを清めたうえで新聞紙に包んでごみとして処分すれば良いでしょう。

正月の飾り花を飾っておく場所

正月に花をどこに飾るかも重要なポイントです。
基本的には、人の集まりそうなところに飾ります。
人を迎え入れるという意味があるからです。

具体的には、玄関やリビング、和室の部屋の床の間などが候補に挙がるでしょう。
トイレや洗面所に飾るのも良いですね。
香りの良い花を飾ると、お客さんを気持ちよくお迎えできますね。

正月の飾り花を飾るマナーや作法は?
飾りの始末に注意しよう

門松やしめ飾りは神社やお寺に持って行って燃やしてもらうのが、本来のマナーです。
どんと焼と呼ばれますが、 燃えた時に発生する煙を利用して年神様が天に戻っていくと考えられています。

もし、どんと焼きをやっている神社やお寺が近くにないならば、 飾りを分解して塩で清め、そのうえで新聞紙などに巻いて、 燃えるゴミの日に出しましょう。

正月の飾り花で
良い一年のスタートを!

新春に花を飾れば、気持ちよく新年を迎えられます。
そのアレンジ方法はさまざまで、いろいろなアプローチが考えられます。
飾る場所やインテリアを考えてアレンジした花を飾り、 良い一年をスタートしてください。

花の種類をどうするかですが、これは縁起の良い花を使うと良いでしょう。
赤やピンクといったあでやかな花を飾れば、 その部屋のムードがぱっと華やいだ感じになるでしょう。

関連記事:正月飾りにおすすめのお花7選!飾る場所やデザインも紹介!

RECOMMENDED ITEM