2023/10/15

6月の花といえば?定番・イベントにふさわしい花を紹介

6月といえば、日本の多くの地域で春が終わって梅雨に入る季節。
日照時間が少なく、湿度が高いこの時期だからこそ咲くお花も多いものです。
今回はそんな6月に見ごろを迎える花を紹介します。

また、6月は「ジューンブライド」にちなんだ結婚式が多く、「父の日」もあり、イベントが多めの月です。
そこでこの記事では、こういったイベントで活躍するお花も紹介します。

6月に咲く定番の花5選

まずは、6月に咲くお花を5種類紹介します。
近所の公園や庭先などで見かければ、季節を感じられるでしょう。
部屋の中を飾るフラワーアレンジメントの参考や、ご自宅のお庭のガーデニングの参考にしてみてください。

6月の花定番①あじさい

アジサイ(紫陽花)は梅雨の時期に咲く、6月を代表する花です。
小さな花が集まって丸くまとまっています。
花のようにみえる部分は装飾花と言われ、一般的な花のガクの部分にあたります。

本当の花は装飾花の下に咲く、小さなつぼみのような新花を指します。
あじさいの種類は3,000種類以上あるといわれており、色も青色や紫色、ピンク色、赤、白など品種が大変豊富です。育てやすく丈夫な品種も多く庭に地植えや鉢植えとして楽しめます。

ジューンブライドの花としてブーケやアレンジメントによく使われて、とても人気があります。
あじさいの花言葉は、「乙女の愛」「家族団らん」「辛抱強い愛」等です。

関連記事:アナベルの花を楽しむ!アメリカ生まれの白いあじさい

6月の花定番②キキョウ

キキョウは東アジアに広く分布する多年草です。
直径5~7cmの透明感のある青紫色の綺麗な星形の花を咲かせます。
日本では飛鳥時代から親しまれ、数多くの短歌にも歌われてきた花です。

キキョウの花言葉は「永遠の愛」「誠実」「従順」です。
恋人を生涯、待ち続けた若い女性に由来すると言われています。

6月の花定番③ハナショウブ

ハナショウブ(花菖蒲)は、その名の通り「美しい花を咲かせる菖蒲」という意味です。
雨に濡れてしっとりと咲く姿はとても風情があります。
ショウブとは沼やため池など水辺に群生する草のことで、端午の節句に欠かせない植物としてよく知られています。

しかし、ショウブとハナショウブは別物で、ショウブはサトイモ科またはショウブ科で、花はガマの穂のような形です。
一方で、アヤメ科のハナショウブは花びらの根本に黄色の縦線が入った花を咲かせます。

花の色はさまざまで、定番の紫やピンク、白、青などです。
ハナショウブの花言葉は「嬉しい知らせ」「忍耐」「熱心」があります。

6月の花定番④バラ

バラはどの季節にも花屋に並んでいるイメージですが、自然界では4月~11月に咲き、5月下旬から6月初旬に見ごろを迎えます。
バラは愛を象徴する花として知られる花です。
華やかな花姿や種類の多さから、アレンジメントやブーケなどにも多く使われています。

色も赤、白、ピンク、アプリコット色、クリーム色、黄色、オレンジ、グリーン、紫、赤黒、茶などとても豊富です。
品種改良が広く行われており、花びらの裏と表の色が違うもの、つぼみの時と開花した時の色が変化するものなどもあります。

バラの花言葉は「愛」「美」ですが、花の色によって花言葉は異なります。

6月の花定番⑤ラベンダー

北海道の花畑として有名なラベンダーは、紫の小さな花々が集まって咲き、良い香りがするハーブです。
生花でもドライフラワーとしても活躍するラベンダーは、ナチュラルな雰囲気を演出します。

ラベンダーはいくつも種類がありますが、ほとんどが蒸し暑い夏が苦手です。
夏を、風通しの良い場所で乗り切れたら、次の年も花を咲かせられるでしょう。

ラベンダーの花言葉は「優美」「幸せが来る」「あなたを待っています」などです。ここまでご紹介した以外にも、アガパンサス・クチナシなどが6月に旬を迎え初夏を感じる花としても知られています。

関連記事:6月の誕生花はユリの花!日にち別の誕生花や花言葉・誕生石も解説

6月は「ジューンブライド」!
結婚式におすすめの花はユリ

ジューンブライドとは6月に結婚式を行う花嫁を指し、6月に結婚式を挙げる新郎新婦は幸せになれるといわれています。
ただし、日本の6月は梅雨の時期であり、雨が多いため結婚式に適しているとは言えません。
では、なぜ「ジューンブライド」が定番になったのか、由来となっている説を紹介します。

1つ目はローマ神話の主神・ユピテルの妻である女神ユノを由来とする説です。
ユノは結婚や出産、育児の象徴であり、女性や子供、家庭の守護神とも言われています。
ユノはアルファベットで書くと「Juno」で、6月を意味するJuneのもとになったそうです。

2つ目は農作業が関係しているという説です。
かつてヨーロッパでは、3月~5月の3カ月間は農作業がとても忙しい時期でした。
5月以降、つまり6月から結婚が解禁されたため、結婚を待ちわびていた多くのカップルが結婚式を挙げたことがジューンブライドの由来となっているという説です。

3つ目は気候が関係しているという説です。
ヨーロッパでは、6月は1年間で最も雨が少なく、天気の良い日が多い時期です。
天気にも恵まれ多くの人に祝福してもらえるため、6月に結婚式を行うカップルが多かったのではないかといわれています。

以上の3つの説により、日本にもジューンブライドが定着しました。
6月に結婚式を行う場合、多くは季節の花であるユリを装飾として使用します。
特に、カサブランカは「ユリの女王」と呼ばれ、純白の大きな花を咲かせます。

豪華で存在感のあるカサブランカは、花嫁や会場を彩る花です。
花嫁のブーケやヘッドドレスのみならず、贈り物の花束やテーブルコーディネートなどに使用されています。
カサブランカの花言葉は「偉大」「威厳」「雄大な愛」であり、永遠の愛を誓う新郎新婦にぴったりです。

ただ、6月にはユリ以外にもあじさいやバラ等さまざまな花が見頃を迎えます。
洋装にはユリやバラ、和装にはあじさい等、花嫁のイメージや会場に合わせて組み合わせてみてください。

関連記事:結婚式のブーケで人気のお花とは|ウェディングブーケの基礎知識

6月の第3日曜日
「父の日」の定番は黄色いバラ

6月のイベントには、父の日があります。
父の日は、すでに母の日が浸透していたアメリカにて20世紀初頭、苦労を重ねた父親に感謝する日として制定されました。
母の日にはカーネーションを贈ることが定番ですが、父の日には黄色いバラを贈ることが定番です。

ここでは黄色いバラの由来を紹介します。

日本では1980年代に父の日が世間に浸透しました。
1981年に設立された「日本ファーザーズ・デイ委員会」が主催した「イエローリボンキャンペーン」が黄色いバラに関係していると言われています。
このキャンペーンは「黄色いリボンでお父さんに贈り物をしよう」という主旨でした。

黄色には、「幸せ」「富貴」「向上」「希望」「嬉しさ」「楽しさ」「暖かさ」「尊敬」といった意味合いがあります。
黄色は「家族の幸せを願う」「父を尊敬する」という意味を込め、父の日のイメージカラーとして定着しました。

もともとアメリカでは父の日に白いバラを贈る風習があったため、日本の父の日には黄色いバラを贈ることが定番となったようです。

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関連記事:父の日に贈りたい花は黄色いバラ!一緒にあげたいギフトや他に人気のお花も紹介

6月・梅雨に咲く花を見つけるなら花百花

6月は梅雨の時期で、様々な草花が生き生きと輝く季節。

父の日など6月のイベントには、素敵なお花を贈って感謝の気持ちを伝えましょう。

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美しい花で贈る安らぎのひととき

今回は6月に咲く花を紹介しました。

夏や秋に比べても雨が多く、気分が落ち込みがちな時期ですが、季節の花をご自宅に飾り、軽やかな気持ちで過ごしましょう。
夏に備えて明るくすごせますように。

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