2023/05/18

仏花には長く美しさを保つプリザーブドフラワーがおすすめ

仏花は、故人をしのぶ人々の心を癒し、安らぎを与えてくれるものです。
しかし、実際にどのような花を仏花にすべきか、仏花をどうやって供えるべきか、悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。

仏花をどうしようか迷っている人におすすめしたいのが、今回紹介するプリザーブドフラワーです。
インテリアとしてよく使われますが、なぜプリザーブドフラワーがおすすめなのでしょうか。

仏花をプリザーブドフラワーにするメリットや、選び方のポイントなどについて詳しくまとめましたので、参考にしてください。

仏花を供える前に知っておきたい
プリザーブドフラワーの基本

プリザーブドフラワーのプリザーブドとは、英語で「保存された」という意味です。
色素を抜き取って特殊な加工を施した花のことで、ガラスやドームの中に入れて飾ります。
水やりをしなくても、長くよい状態をキープできる花材です。

保存方法を工夫すれば、5年以上劣化することなく長期間楽しめます。
このため、祝いや記念日のギフトや誕生日の贈り物などに、プリザーブドフラワーを購入する方も多いのです。

このようなプリザーブドフラワーは、なぜお供えに適しているのでしょうか。

手間が少なく美しい
プリザーブドフラワーは仏花におすすめ

お供えにプリザーブドフラワーがおすすめなのには、いくつか理由があります。
主な理由についてここで紹介しましょう。

美しい見た目を長く保てる

プリザーブドフラワーは、見た目の美しいものが多く、花の色を自由に染色できるので、本来の色合いではない花に仕上げられます。
しかも、見た目の美しさを長く維持できるのもプリザーブドフラワーのメリットです。

加工しやすい

生花と比較して加工しやすいのも、メリットのひとつです。
水揚げや切り戻しなどの工程は、必要ありません。
ハンドメイドも比較的簡単なので、自分オリジナルの仏花を作成できます。

メンテナンスが行いやすい

生花の場合、品種によってはこまめに水やりをしなければなりません。
しかしプリザーブドフラワーであれば、水やりは不要です。
仕事や家事などで忙しい人でも、手軽に花を自宅に飾れます。
またペットのいる家庭の場合、ペットが誤って花を倒すような心配もありません。

長期間にわたってお供えができる

長期間にわたってお供えできるのも、プリザーブドフラワーのメリットのひとつです。
5年以上持たせられるため、亡くなった直後のお悔やみからお彼岸やお盆の時は、
同じプリザーブドフラワーでお供えし、法要では生花でお供えと使い分けも可能です。

それではプリザーブドフラワーの利用が適している方とは、どういった方なのでしょうか。

関連記事:お手入れ簡単!プリザーブドフラワーのボックスアレンジをご紹介

多忙な方、アレルギー体質の方にも
プリザーブドフラワー

お供えとしてプリザーブドフラワーを活用するのも、ひとつの方法です。
とくにどのような方におすすめかについて、解説していきましょう。

仕事や家事で忙しい方

プリザーブドフラワーは、水やりや水の取り換えなどのお手入れの必要がありません。
何もしなくても美しい状態を維持できます。
仕事や家事、子育てなどで忙しくて、花のお手入れがなかなかできない人におすすめです。

アレルギーが心配な方

花粉症など花のアレルギーを持っている人でも、プリザーブドフラワーであれば安心です。
プリザーブドフラワーは、花粉を飛ばすことがありません。

プリザーブドフラワーのメリットがわかったところで、仏花におけるプリザーブドフラワーについてみていきましょう。

プリザーブドフラワーを仏花用に選ぶ際の2つのポイント

仏花としてプリザーブドフラワーを活用しようと思っているのであれば、どの花を使うのかを考える必要があります。
選び方で留意すべきポイントがいくつかありますので、ここで見ていきます。

故人の好みかどうか

仏花というと、菊の花をイメージする人も多いでしょう。
しかし、かならず菊でなければならないわけでもありません。
故人が花が好きだった場合、その好きな花で加工するのもひとつの方法です。

落ち着きのある色合いかどうか

お供えの花なので、落ち着きのある色合いの花を選ぶとよいでしょう。
ピンクなどの派手目の色の花は控え、パープルやホワイトのような落ち着いたカラーの花のほうが、お悔やみの意味合いも強まります。

プリザーブドフラワーを
供える際の4つのポイント

プリザーブドフラワーを仏花にする場合には、いくつか押さえておくべきポイントがあります。
長持ちさせるためには、保存方法に気をつけましょう。

風を当てないのが長持ちさせるポイント

プリザーブドフラワーは保存に適しているものの、乾燥させると劣化のペースが速くなります。
エアコンの風が当たるような乾燥しやすい場所で保管すると、花がひび割れてしまう危険性もありますので、風が直接当たらない環境で保存することが大切です。

一方で湿気も大敵で、湿気の多いところでは色が落ちることがあります。
風と湿気、この2点を避けるよう注意しましょう。

直射日光を避ける

直射日光の当たる窓際に飾るのは、おすすめできません。
プリザーブドフラワーは紫外線に弱く、紫外線を浴び続けると色があせてしまいます。

色移りに注意

布や木製の家具などに触れないように、ディスプレイしてください。
長期間触れた状態にしていると、プリザーブドフラワーの色が布や家具などに移ってしまう恐れがあります。

本数と組み合わせを意識する

仏花には決まりがあって、左右一対で飾ります。
また、お供えする花の本数で好ましいのは奇数です。
もし、花立がひとつしかない場合には、一束だけお供えしても問題はありません。

それでは仏花として供えるプリザーブドフラワーについて、作り方をみていきましょう。

仏花用プリザーブドフラワーの
作り方は4工程

プリザーブドフラワーの作成は難易度が高く、初心者には少々敷居が高いです。
それでもオリジナルの仏花作りに挑戦したい場合は、以下のような順番で作ってみましょう。

水切り

最初に水切りを行い、一度水分を花に十分吸わせます。
水切りをしないと、色素を十分吸い上げられなくなって、きれいに染色できません。

茎が2?3�p残るように斜めにカットし、きれいな水に30分ほど入れて水分を吸わせます。

脱水・脱色

エタノールに花を浸して脱水と脱色を行いましょう。
花が浮いてしまう場合もあるので、アルミ箔などで落し蓋を作るとよいでしょう。
丸一日程度つけるのが目安です。

染色

染色液は、グリセリンと水を2:1の比率で混ぜたものに、インクをたらします。
色が一気に濃くなるので、数滴たらしながら様子を見て進めましょう。
染色液に花の茎を挿して1日くらいそのままにします。
すると、徐々に花が染まっていきます。

乾燥

思ったような色に花が染まったら、染色液から花を引き上げて乾燥させましょう。
自然乾燥させるためには、トレイや水切りネットの上に置くと型崩れを防げます。

自然乾燥は、数日程度かかりますが、シリカゲルを使って乾燥させると、2日程度で完了します。
シリカゲルを使用する場合には、密閉容器の中に花と一緒に入れて保管しましょう。

仏花を供えるなら、ちょっとした工夫をするとよりよいものとなります。

関連記事:プリザーブドフラワーの作り方|おすすめの花材もあわせて紹介

プロ製のプリザーブドフラワーを
購入するのもおすすめ

プリザーブドフラワーは自分で作れるとはいえ、きれいに仕上がるかどうかはわかりません。
確実にきれいにお花を仕上げたいときは、プロにお願いするとよいでしょう。
価格はかかるものの、満足度の高いプリザーブドフラワーをお供えできます。

通販サイトで取り扱っている場合もあります。
送料無料だったり、線香や写真などが付きでセットになっていたりと、さまざまなサービスが特徴です。
在庫の確認は必要ですがおすすめです。

実際に作ってもらう際には、どのような注意点があるのでしょうか。

仏花用プリザーブドフラワーを
オーダーする際のポイント

プリザーブドフラワーの制作をプロにお願いする場合、商品に関する要望をしっかり伝えましょう。
その中でもとくに、押さえておくべきポイントについてまとめました。

デザイン

プリザーブドフラワーをオーダーする場合には、まずデザインをどうするか決めます。
仏壇に合う伝統的で和のテイストを感じさせる、仏花風のものを選ぶのが一般的です。
一方、時代に合わせて、モダンで洋風なデザインもあります。
お花は、輪菊などが人気です。

具体的なイメージを固めてから、プロに相談するとよいでしょう。

サイズ

サイズもどうするか決めておきましょう。
プリザーブドフラワーのサイズは片手ほどのミニサイズのものから、花輪のようなビッグサイズのものまでさまざまな大きさがあります。
ディスプレイしようと思っているスペースに収まるような、サイズのもので検討してください。

梱包が丁寧かどうか

プリザーブドフラワーそのものだけでなく、梱包をどのようにして行っているかも確認してください。
梱包がいい加減だと、運搬中などにせっかくのプリザーブドフラワーも破損してしまいかねません。
梱包のサンプルなども見せてもらって、丁寧かどうかチェックしましょう。

仏花に適した高品質なプリザーブドフラワーを
「花百花」で

心に寄り添う仏花の新しい形として選択肢の一つになった「プリザーブドフラワー」。
その美しさは長く続き、水やりの手間も必要ないため、仕事で忙しい方やペットと暮らす家庭にも安心して飾っていただけます。

仏前で長持ちし、枯れる心配がない特別な供花をお探しなら、「花百花」おすすめのアレンジをご検討ください。

御供や御供え用、四十九日や新盆・初盆から法事、命日に至るまで、様々な仏事に対応したプリザーブドフラワーが豊富に揃っています。
清楚な白から、優しい紫や緑のアレンジメント、そして品のある和風のデザインまで、仏前に適した多彩なタイプから選べますよ。

もちろん、胡蝶蘭やカーネーションをはじめとした、様々な生花も特集しており、ミニブーケから大きなブーケまで、100種類以上の新着商品から選択可能です。

花百花では注文を受けてからお花の郵送準備を始めるため、新鮮なお花が届くのが魅力。
簡単なオンライン注文で、遠方に住んでいる知人や家族へ送る・自宅にお届けも簡単。
お求めやすい価格帯のものから、高品質なブランドまで、幅広く品揃えがるのも魅力です。表示されている価格や商品画像も見やすく使いやすいオンラインですよ。

生花の場合、花器(フラワーベース)も併せてお選びいただけば、すぐにお供えできますよ。
さらにメッセージカードのサービスも充実。喪中はがきに対応した内容から、心からの悔みや供養の言葉を添えることができます。

もちろんバラやガーベラなど、プレゼントに最適な人気のお花も多く取り揃えております。

お悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
お花の専門家「お花コンシェルジュ」が、条件に合ったプリザーブドフラワーをおすすめし、疑問を解決する情報を丁寧に提供。
お客様と一緒に最良の選択をサポートします。

商品一覧:「プリザーブドフラワー」

プリザーブドフラワーの仏花で
長く美しいお供えを

プリザーブドフラワーは、仏花に向いています。
水やりなど面倒なお手入れは一切なしで、保存方法を工夫すれば半年以上、そのままの状態をキープできます。
このため、誕生日などの記念日における、家族や恋人など親しい人への贈り物としても人気です。

本記事で紹介したように、仏花としても活用してみるのもおすすめ。
上がりにこだわるのであれば、故人の好きな花をプリザーブドフラワーに自分で加工するのもよいでしょう。

関連記事:母の日に贈るプリザーブドフラワーギフト|人気の理由・選び方

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