2023/11/19

インテリアグリーンに大人気!柱サボテンの人気品種や育て方!

皆さんはサボテンと聞くとどんな姿を思い浮かべますか?

サボテンには細長いタイプや丸いタイプなど、色々な形があるんですよ!

日本国内でインテリアグリーンとして流通している種類に「柱サボテン」というものがあります。サボテンの人気種の一つで、育て方も簡単なため、気軽に室内に置いて観葉植物として楽しまれています。

「柱サボテンってどんな形なの?」

「育て方を教えて欲しい!」

この記事では、柱サボテンについて基本情報や初心者向けの育て方などを詳しく紹介していきます!

柱サボテンとは直立型のサボテン

柱サボテンとは、上方向に直立して伸びていく背の高いサボテン品種の総称です。

サボテンの形には色々な種類があり、柱サボテンのように背が高くなる種類や、丸型と呼ばれる球体状の形もあります。

柱サボテンには、単幹型という途中で分岐せずにまっすぐ一本の柱で伸びていくタイプと、茎の途中や根本から複数に分岐していく分離型のタイプがあります。

柱サボテンの基本情報

柱サボテンの基本情報です。

科・属 英名・和名 原産国
サボテン科サボテン属 カクタス・仙人掌 北米・中南米

サボテンの生息地には、良く知られている砂漠の他に沿岸部や熱帯雨林などがあります。

サボテンは茎の中に大量の水分と栄養を溜め込んでおけるため、過酷な環境でも枯れずに生長することができるんです。

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柱サボテンの特徴|多肉植物との違いについて

サボテンと多肉植物は混同されがちですが、実はサボテン=多肉植物ではないんです!

サボテンは多肉植物というジャンルの中の一種類を指し、棘座(しざ)という器官をもつ品種をサボテンとして区別しています。

サボテンを良く観察してみると、トゲの根元に白い綿のようなものを見つけることができますが、これが棘座です。棘座があっても棘がないというパターンのサボテンも存在します。

サボテンには多数の種類があり、柱サボテン以外にも多くの種類があります。

関連記事:クジャクサボテンは花が魅力!基本情報や上手に開花させる育て方

柱サボテンの花について

柱サボテンにも花が咲くってご存知でしたか?

サボテンの開花条件はとても厳しく、数年の期間を必要とするものや、夜に数時間だけ咲いてすぐに萎んでしまう品種が多いんです。

花を楽しむのも植物の醍醐味ではありますが、柱サボテンの開花については非常にレアなため、過度な期待を持たない方が良いかもしれません。

関連記事:サボテンの花言葉を品種別に紹介!ギフトの選び方や予算相場も!

柱サボテンの人気品種4選!

人気の品種をいくつかピックアップしてご紹介します!

鬼面角(キメンカク)

大きく生長すると10m程度になるトゲのない品種。

脇から分岐して茎が生えるタイプで、小鉢で小さく育てることもできます。

竜神木(リュウジンボク)

サボテンの接木に使われることが多い品種で、生長が早く育てやすい品種。

モコモコとした姿が可愛らしく、樹高5m程度まで大きくなります。

福禄寿(フクロクジュ)

トゲがなく、お子さんやペットのいる家庭に人気の品種。

ボコボコとした不規則な茎の形が特徴的で、購入時の鉢選びが楽しい品種です。

弁慶柱(ベンケイチュウ)

鋭いトゲをもつ、分岐型の柱サボテンの人気種。

大きく生長すると人が両手を広げたような樹形になり、イラストのサボテンのような見た目になります。

柱サボテン購入時の選び方!

柱サボテンを購入する際は、以下のポイントを押さえて選びましょう。

・虫がついていない

・色がなるべく均一

・徒長(とちょう)していない

・茎がずっしりしている

徒長とは、生長のバランスが崩れて茎の一部だけ細くなったり、先端だけヒョロッとする症状のことです。そうした株は避けて、ハリのある健康的な株を選びましょう。大きくなるサボテンもありますのでサイズも事前に確認しておくと安心ですね。

柱サボテンの育て方!4つのポイントを確認

柱サボテンは、どの品種も同じ方法で簡単に育てることができますよ!

初心者にもわかりやすいように管理方法を解説していきます!

置き場所

置き場所を決める際のポイントは、日当たりと風通しです。

原産地のサボテンは、強い直射日光に当たりながら、通気性抜群の乾燥地帯で生長します。

サボテンを室内で育てる場合は、日当たりの良く、通気性が確保された場所で育てましょう。

室内がほぼ日陰という場合は屋外で育てることも可能です。気温が5℃以下になるのを避けてください。

また雨などで湿ったままになると、蒸れて害虫が発生してしまう恐れがあるので注意しましょう。

水やり

土の表面が完全に乾いていることを確認したら、水やりのタイミングです。

鉢の底穴から水が溢れ出るくらいたっぷり水やりをしてください。水やりをした後は、土が乾き切るまで水をあげる必要はありません。土が乾くまでの日数は季節によって変わりますので、小まめに確認しましょう。

10?2月の冬時期は、サボテンの休眠期という生長が緩慢になる期間です。この時期に限っては、常に断水気味にする必要があります。水やり頻度の目安としては、月に1回か多くても2回程度です。水やりを控えていると茎にシワが入ってきますので、それを目安にしましょう。

肥料

柱サボテンは内部に栄養をたくさん含むことができるため、肥料は基本的に必要ありません。

生長を早めて樹高を高くしたいという場合は、緩効性の肥料を生長期に与えましょう。

用土

用土はサボテン専用や多肉植物専用の土がホームセンターで販売されていますので、どちらかを使用しましょう。水はけや乾燥が重要なサボテンに適切な配合でブレンドされている商品ですのでおすすめです。

植え替えのタイミングで肥料と用土の配分を調整しましょう。

生長しているか心配なときは?

日々のお手入れをしていても、なかなか大きくならないことから「生長していないのかな・・」と心配される方がいらっしゃいます。

樹形が大きくならず、水やりや肥料やりが足りないと判断して過剰にお世話をしてしまうと、サボテンが体調を崩す逆効果になってしまうことがあるんです。

サボテンの生長がゆっくりなのは自然なことですので安心してください。

原産地のサボテンは日中の高温から夜間の冷え込みまで、毎日厳しい寒暖差を経験しながら生長します。日本の気候ではこの寒暖差を経験できないため、生長速度が緩やかになるのはごく自然なことなんです。

茎が不自然に柔らかくなっていたり、局所的に細く成長していなければ、あなたのサボテンは健康的に育っていますので、今のままのお世話を続けてください。

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柱サボテンは育った背景にも想いを馳せて楽しむことができる

柱サボテンは、砂漠の厳しい環境で生き抜くために進化した自然の生き残りの証であり、その生命力と美しさは多くの人々を魅了してきました。

インテリアグリーンとしても、その独特の形状や多様な品種から多くの植物愛好家から愛されています。

その美しい姿を見るだけでなく、砂漠の生態系や自然の美しさを感じることができる「柱サボテン」。

自分に合った品種を選んで育てることで、自然と一体感を感じることができるでしょう。

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