2024/07/02

胡蝶蘭 お祝いに贈る幸福の花

さまざまなお祝いに、お花を贈りたいという方も多いでしょう。
お祝いにふさわしい花というと、どのような花をイメージされるでしょうか。

誰もが耳にしたことがある定番の花といえば「胡蝶蘭(こちょうらん)」。では、なぜ胡蝶蘭は贈り物の定番とされているのでしょうか。

その理由は見た目の美しさだけでなく、幸福にちなんだ花言葉にありました。胡蝶蘭は縁起のいい花言葉を持つため、お祝いの花に最適なのです。

本記事では、お祝いにふさわしいとされる胡蝶蘭についての基礎知識や、その人気の理由、胡蝶蘭の種類や、選び方、贈り方、マナーなどについても、併せて解説していきます。
少しの知識を持っておくことで、贈る相手に失礼なく素敵なお祝いの花を贈ることができ、喜んでいただけるでしょう。

胡蝶蘭はどんな花? 名前の由来など基礎知識

胡蝶蘭はどんな花? 名前の由来など基礎知識

胡蝶蘭は、新規オープンしたばかりのお店などでよく見かける、大ぶりの白鳥のような形をしたラン科のお花です。
白色の胡蝶蘭が最もよく見かけられますが、他にもさまざまな色をした胡蝶蘭があります。

「胡蝶」とは蝶々の古い呼び名であり、「胡蝶蘭」とは「蝶のように舞う姿をした蘭」という意味のある、この花の和名です。
正式名称は「ファレノプシス」と言います。ファレノプシスにはギリシャ語で「蛾に似ている」という意味があり、日本語では「蝶」に見立てた名の由来になっていることと比べるとおもしろいですね。

胡蝶蘭がお祝いの贈り物に選ばれるわけ

胡蝶蘭がお祝いの贈り物に選ばれるわけ

胡蝶蘭がお祝いの花として選ばれる理由の一つは、「幸せが飛んでくる」という意味の花言葉をもつからです。

胡蝶蘭の花は蝶が舞っているような見た目をしており、それが派生して「幸せが飛んでくる」と解釈されるようになったのです。
胡蝶蘭は、幸せを呼ぶ花として、お祝いには最適のお花なのです。

胡蝶蘭がお祝いの花として選ばれる理由は、他にもあります。
それは、花もちが良いという点です。胡蝶蘭は、日本の気候の特徴である高温多湿を好み、さらには乾燥にも強い性質を持っています。

さらに、香りや花粉が少ない点も、プレゼントとして選びやすいポイントです。

また、その種類の豊富さも魅力。カラーだけでみてもさまざま種類があり、選ぶ際の楽しみも感じられます。

では、お祝いに贈る場合には、どのような胡蝶蘭が良いのでしょうか。

関連記事:店舗・オフィス 新規オープンのお祝いを贈るには?

関連記事:知っておきたい開業祝いの心得とは?お花を贈る際のポイントも詳しく解説

白だけではない お祝いに贈る胡蝶蘭

白だけではない お祝いに贈る胡蝶蘭

お祝いのお花として定番の人気は、やはり白色の胡蝶蘭ですが、白色でないといけないといったことはなく、贈る相手にあわせて選ぶこともできます。

胡蝶蘭は、花の大きさから大輪と中大輪、ミディアム・ミニに分類されますが、お祝いとして人気のある大輪は、白色の他に白赤とピンクのものが主流となっています。
どれも華やかなので、お祝いにはいずれもお選びいただけます。

ギフトシーン別 胡蝶蘭の選び方・贈り方

ギフトシーン別 胡蝶蘭の選び方・贈り方

お祝いと言っても、そのシーンは多様です。
それぞれのシーンに合った胡蝶蘭の選び方や、そのスタイルなどについてご紹介します。

お祝いごとに贈る胡蝶蘭

大切な人の入学や卒業、就職、昇進、就任、結婚、出産、退職といったお祝いには、小さめの花びらが可愛らしいミディの胡蝶蘭がおすすめです。お祝いのメッセージをカードにして添えると喜ばれます。

メディは品種も様々で、色味も白色?濃いピンク色と可愛らしいものが多く、ちょっとしたお祝い事にも向いています。インテリアとしても最適です。

胡蝶蘭の贈り物は鉢植えをイメージすることが多いですが、花束やアレンジメントで贈ることも可能。
ビジネスシーンにおいては、中大輪の胡蝶蘭もおすすめです。胡蝶蘭のサイズを選ぶ際には、贈り先のスペースの広さや配置場所を考慮するのを忘れないようにしましょう。

記念の日に贈る胡蝶蘭

結婚記念日や誕生日、母の日・父の日、長寿のお祝い、新築、引越しなどのお祝い事には、ミディに相当するアマビリスという品種がおすすめです。

アマビリスはサイズ的にも、邪魔になりにくいのが特徴。胡蝶蘭の中では小さめのお花ですが、その存在感は立派なものです。

さらに、アマビリスは比較的丈夫で育てやすいことからも、新築や引越しのお祝いにも贈りやすい品種となっています。
長寿を祝う際には、和鉢のついたアマビリスなどが人気です。

新しい出発に贈る胡蝶蘭

開店や開業、開院、移転といったお祝い事には、背の高い大輪の胡蝶蘭の鉢植えがおすすめです。
お店などの広い空間には、豪華な胡蝶蘭があると華やかで喜ばれます。

胡蝶蘭は、その株数によって、3本立ち、5本立ち、7本立ち、10本立ちとより豪華になっていきます。どれがふさわしいかはお店や会社・法人の規模や業種によって変わります。
特別な意味を持ったお祝い、たとえば「20周年」「30周年」といったお祝いの場合は、ワンランク上のものを、と考えてみてください。

お花の色は、贈るお店の雰囲気に合ったものを選ぶのがベストですが、わからない場合には白色を選んでおくと失敗しません。

開業などのお祝い事には、立札を立てることも忘れてはいけません。

関連記事:お祝いには花を贈ろう!贈るシーンと選び方のポイントを網羅して紹介

胡蝶蘭をお祝いに贈る 予算の相場は?

胡蝶蘭をお祝いに贈る 予算の相場は?

胡蝶蘭をお祝いに贈る場合の価格相場ですが、ミディ胡蝶蘭で5,000?15,000円、一般的な大輪の3本立て・5本立ての場合、15,000?50,000円程が目安。品種などにもよりますが、さらにグレードが上のものは100,000円を超える商品も多数あります。

贈る目的に応じて予算を決定し、それに見合う商品を選ぶと良いでしょう。

関連記事:値段の高いお花?高貴な胡蝶蘭の楽しみ方と贈り方

胡蝶蘭をお祝いに贈るときのマナー・注意点 まとめ

胡蝶蘭をお祝いに贈るときのマナー・注意点 まとめ

胡蝶蘭を選ぶ際には、お祝い事の相場に見合った金額を考えることが重要です。

また、胡蝶蘭が大きすぎてお客様やスタッフの邪魔になってしまうことがないように、事前に贈り先の配置場所についても確認しておくことが必要です。

店舗などへの配送をお願いする場合、開店の前日か、当日の朝には届くように手配しましょう。開店後のお届けは多忙な中で受け取りの対応をさせることになります。手を煩わせないよう配慮するのがマナーです。

開業や大切なビジネスでの利用など、正式なお祝い事に胡蝶蘭を贈る場合には、立札を立てることも忘れないようにしましょう。

以上の点に気を付けて胡蝶蘭を選ぶと、失敗がなく、相手の方にも大変喜ばれることでしょう。

まとめ

さまざまな場面で、お祝い事はやってきます。

個人のお祝いとしては、結婚、出産、新築、引越、長寿のお祝いなどがあります。
ビジネスシーンにおいては、開業や移転、昇進、退職などがあります。

フラワーギフトの定番と言えば、胡蝶蘭です。
幸福をもたらす縁起の良い花であり、お入れもしやすく、香りや花粉が少ないことからも、多くの方にお祝いの品に選ばれています。
胡蝶蘭は、見た目が華やかですし、高級な贈り物として広く認知されていますので、ビジネスシーンなどで贈って失礼にあたるケースは少なく、贈る側としても安心です。

飾るのに少し場所をとってしまうことが心配なため、事前に届け先のスペースなどの情報を確認しておくことで、失敗がなく、相手の方からも喜んでいただけるでしょう。

関連記事:花のギフトはいつ贈る?贈るシーン別に贈り方のポイントを解説!

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