2023/11/19

胡蝶蘭（コチョウラン）の本数別の値段相場！贈る本数で意味が異なる

胡蝶蘭は丈夫で花もちがいいことから、観葉植物のように長い期間花を楽しめます。見た目は華やかで豪華な植物ですが、水やりはそれほど必要ありません。匂いや花粉の汚れを気にせず飾れることや、季節を問わず購入できることから、贈り物として人気の高い花です。

誕生日、記念日などの慶事や葬式、法事など弔事で多く使われますが、初めて購入する時には種類の多さと聞き慣れない言葉に戸惑うかもしれません。

植木鉢から出ている茎の数を数えてみてください。花がついた茎の本数により、〇本立と呼ばれます。たとえば、茎が3本出ていたら、それは3本立ちの胡蝶蘭です。3本立ち、5本立ち、7本立ちと茎の本数は奇数のものが多く流通しています。

この茎の本数によって贈る意味が異なり、値段も異なるので、これから詳しく紹介していきます。

胡蝶蘭（コチョウラン）を贈るなら奇数が良い！本数別の値段相場

日本では、古くからお祝い事には奇数が使われてきました。その基となった陰陽道では、奇数は縁起の良い陽にあたり、偶数は縁起の良くない陰にあたると考えられているからです。

たとえば3月3日のひな祭り、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕というように、お祝い事に使われているのは奇数です。そのため、胡蝶蘭を贈る時には奇数が良いと言われています。

例外もあり、偶数の中でも「末広がり」を連想させる8だけは縁起が良いので、8本立ちの胡蝶蘭も作られています。

本数によって胡蝶蘭の値段が変わるので、本数ごとの値段相場を紹介します。

1本立ち・2本立ちの胡蝶蘭の値段相場

1本立ち・2本立ちの胡蝶蘭の値段は約8,000円?12,000円です。友人や家族への気軽なプレゼントとして使われます。

3本立ちの胡蝶蘭の値段相場

3本立ちは約10,000円?30,000円です。同じ本数でも花の輪数（花の数）により値段は変わります。輪数が少ないものならば18輪、多いものならば50輪ほどと咲く花の数に幅があります。

5本立ちの胡蝶蘭の値段相場

5本立ちの胡蝶蘭は約20,000円?50,000円です。輪数は少ないもので35輪、多いものは65輪ほどあります。

7本立ちの胡蝶蘭の値段相場

7本立ちは約40,000円?60,000円です。輪数は少ないものでも70輪、多いもので100輪にもなります。

10本立ちの胡蝶蘭の値段相場

10本立ちとなると値段は100,000円を超えるでしょう。7本立ち以上の胡蝶蘭となると用意しているお店は少ないので、早めに注文することをおすすめします。

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【シーン別】おすすめの胡蝶蘭（コチョウラン）の本数

贈り先や贈る目的によって、胡蝶蘭の本数は変わります。同じ本数のものでも花の数（輪数）や花の大きさが異なると、イメージも変わります。

たとえば大輪と呼ばれる大きな花が並んでいる品種は豪華に見えますが、大輪よりひとまわり小さいサイズのミディと呼ばれる花が並んでいる姿は可愛らしい印象です。胡蝶蘭の本数ごとに、贈られるシーンを紹介していきます。

ちょっとしたプレゼントに贈るなら1本立ち・2本立ちの胡蝶蘭

1本立ち、2本立ちはコンパクトなので置く場所に困ることがありません。友人や家族へ個人の気軽なギフトとして利用されることが多いようです。本数が少ないですが大きな花を選べば華やかに、小さな花を選べば可愛らしいイメージになります。

個人的に贈る開店祝いなどは3本立ての胡蝶蘭がベター

3本立ちは大きすぎず小さすぎず見栄えが良いため、さまざまなシーンで使われます。たとえば誕生日や記念日のお祝いから、開店祝い開業祝いなどです。

5本立ちよりコンパクトなので贈った先で置き場に困らないことからビジネスシーンでの利用もあります。同じ本数でも花の大きさで印象が大きく変わり、花が大きく豪華に見える大輪、中輪の鉢植えが選ばれることが多いようです。

ビジネスシーンで贈る場合は5本立ての胡蝶蘭が基本

胡蝶蘭の花の色は白以外にもピンク、黄色、紫と豊富にあり、年齢や性別を問わず贈れます。そのためビジネスシーンでの贈答品には5本立ちがよく選ばれます。

胡蝶蘭の鉢には、どのような理由で贈られたのか（開店、開業、移転祝いなど）、誰から届いたのか（贈り主の名前）が贈り先に一目でわかるように書いてある立札を添えるのが一般的です。そのため相手に自分をアピールでき、それを飾ってもらうことで相手以外の人にも名前を知ってもらえるビジネスチャンスの機会ともいえます。