2023/05/22

キバナコスモスの育て方を解説!特徴やおすすめの楽しみ方もご紹介

夏から秋にかけて花を咲かせるキバナコスモスは、育てやすい人気の品種です。
「きれいに花を咲かせる自信がない」という人でも、比較的簡単に育てられます。
この記事では下記の疑問にお応えします。

  • キバナコスモスはどんな花なのか?
  • どうやって育てたらいいのか?
  • もっと長く楽しむための方法はあるのか?

これから園芸に挑戦してみたい人には、キバナコスモスがおすすめです。
ぜひこの記事を参考に、ぜひキバナコスモスを育ててみてください。

キバナコスモスは
暑さに強いコスモスの仲間

キバナコスモスは、キク科コスモス属の一種で、夏から秋の長い間楽しめる花です。
ここではキバナコスモスの特徴と性質を紹介します。

キバナコスモスの特徴

白やピンクが主流のコスモスとは違い、キバナコスモスは鮮やかな黄色の花を咲かせます。
草丈が低く鉢やプランターでも育てやすく、ガーデニングをはじめ園芸初心者にもおすすめです。
園芸用の中では比較的強い植物のため、手をかけなくても長い期間、美しい景観を作ってくれるので観葉植物として楽しむのもよいでしょう。

キバナコスモスと「コスモス」は別の品種

キバナコスモスもコスモスも、原産国はメキシコです。
コスモスよりも低地で育つキバナコスモスは、暑さに強く、夏の間もさかんに花を咲かせます。

コスモスよりも葉の切れ込みが深いのが、キバナコスモスの特徴です。
白やピンクが主流のコスモスに比べ、キバナコスモスは黄色やオレンジ、赤色が目立ちます。
残念ながらコスモスという名で同じコスモス属ではありますが品種が異なるため、キバナコスモスと一般的なコスモスは交配できません。

キバナコスモスの花言葉は「野生美」

コスモスが「乙女の真心」「愛情」の花言葉を持っているのに対し、キバナコスモスの花言葉は「野生美」「野性的な美しさ」。
暑さのなかでも自生している草と同様に活発に花をつける姿から、つけられた花言葉なのかもしれませんね。

初心者にもおすすめの
キバナコスモスの育て方

キバナコスモスは種まきから放任していても、旺盛に育ちやすい花です。
ここでは園芸初心者にもおすすめの、キバナコスモスの育て方を解説します。

栽培時期

キバナコスモスは種からの栽培がおすすめです。
春に種をまけば夏に、夏に種をまけば秋に美しい花を楽しめます。
種まきの時期をずらせば連日開花するため、長い期間観賞ができますよ。

4月?7月が種まきに適した季節であり、発芽適温は20?25℃です。
発芽までは平均で1?2週間かかります。

種まき・植えつけ

種をまき、種がかくれる程度に軽く土をかぶせます。
発芽後は本場が3?4枚まで増えたら間引きを行いましょう。
ポッドで発芽させた場合は、株と株の間を20cm以上確保します。
キバナコスモスは茎や葉を広げながら成長するので、発育には適度な間隔が必要です。

キバナコスモスを育てる際の
注意点

キバナコスモスは育てやすい花ですが、手を加えすぎるとうまく咲かないことも。
ここではキバナコスモスを美しく咲かせるための注意点を紹介します。

肥料は少なめに使う

キバナコスモスはやせた土地でも育てられる植物です。
植えつけ前の土に、腐葉土などを混ぜておくだけで、十分育ちます。
肥料を与えすぎてしまうと、葉が必要以上に茂り、花つきが悪くなります。

水やりは最低限にする

キバナコスモスは乾燥に強く、加湿を嫌う植物です。
地植えの場合は、水やりがほぼ必要ありません。
プランター栽培でも土が乾いていたら、たっぷりと水を与える程度にします。

病気や害虫に注意する

キバナコスモスは病害虫にも強く、育てやすい花です。
ただし、植えこみすぎや、葉が密集して風通しの悪い状態になると、うどんこ病や灰色かび病が発生することも。
病気の被害が出た箇所は早急に取り除き、菌が全体へ広がらないようにしましょう。

また、葉の影に隠れてアブラムシやハダニが発生している場合もあります。
キバナコスモスを弱らせる原因にもなるので、虫は見つけ次第駆除すると被害の拡大が防げます。

花がらを摘む

枯れた花を放置しておくと、栄養が花がら内のタネに集中してしまいます。
その結果、開花の勢いが弱まってしまうこともありますので、花がらをこまめに摘んで花を長期間楽しめるようにしましょう。

キバナコスモスを長く楽しむ方法

キバナコスモスは、工夫しだいでさらに長い期間楽しめます。
ここでは、キバナコスモスを長く楽しむ方法を紹介します。

種を取り、来年も植える

キバナコスモスは繁殖力が強く、こぼれ種があれば次の年も花を咲かせてくれます。
自家受粉できないため、キバナコスモスは1株で種が取れません。
種がほしい場合は、2株以上植えておくとよいでしょう。
また、取れた種をくり返し使っていると、花色があせることも。
2年を目安に、新しい種を買ってくると、毎年鮮やかなキバナコスモスが楽しめます。

切り花にして飾る

キバナコスモスは、切り花にしても比較的長期間の観賞ができる花です。
一輪挿しなどに活けると、野性味あふれる花姿を楽しめます。

ドライフラワーにする

花びらが薄く、水分の少ないキバナコスモスは、ドライフラワーにも向いています。
シリカゲルなどを使用して短期間で乾燥させると、キバナコスモスの鮮やかな黄色を長く保てます。

関連記事:失敗しないドライフラワーの作り方!インテリアにもギフトにも◎

押し花にする

キバナコスモスは、押し花にも加工しても長く楽しめます。
花の中心部分は厚くなっているので、裏側から削って厚みが均等になるようにすると、加工しやすいのでおすすめです。

ドライフラワーと同様に加工に時間をかけると色が劣化するため、電子レンジなどを使うと手早く仕上がります。

プリザーブドフラワーにする

プリザーブドフラワーは、生花に特殊な加工をほどこし、長期間美しい姿を保てます。
とはいえ、キバナコスモスは花びらが薄く落ちやすい植物。
プリザーブドフラワーの加工は困難です。
キバナコスモスをプリザーブドフラワーにするのは、花びらを1枚ずつ加工するなど、丁寧な作業が求められます。

関連記事:プリザーブドフラワーの作り方|おすすめの花材もあわせて紹介

キバナコスモスのような
夏の花を楽しむなら「花百花」

暑い夏も美しく咲き続ける花、キバナコスモス。
その力強い黄色は、見る者の心を暖かく包み込みます。
この美しい花は、学名を Cosmos sulphureus といい、日本でも愛される一つの名花です。

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キバナコスモスを育ててみよう

キバナコスモスはコスモスに比べ力強く、夏でも元気な花を咲かせてくれます。
乾燥にも強い植物であり、栽培の手間も多くはかからないため、園芸初心者にはとくにおすすめの花です。

キバナコスモスは種まき時期をずらすと長期間楽しめるうえ、切ったあともさまざまな方法で生活を彩れます。
いつでもお花のある生活は、生活にうるおいを与えてくれるでしょう。

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