観葉植物の中でも育てやすさで人気のゴムの木ですが、実は非常に多くの種類が流通しており、それぞれに特徴が異なります。
中には最近になって流通し始めたレア種もあり、品種選びにも迷ってしまう方も多いようです。
また観葉植物の中でも丈夫で大きく育つとされるゴムの木ですが、扱い方を間違えると枯れてしまうこともありますので、育て方のポイントを押さえておくことも重要です。
そこで本記事では、天然ゴムの原料としても知られるゴムの木の魅力や特徴、人気の種類について詳しく紹介します。
水や肥料のやり方やタイミングにも触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
育てやすさも人気の理由|種類の多いゴムの木の特徴
まるい葉をもつゴムの木は流通している品種も多く、観葉植物の中でも人気のある東南アジアやインドなど熱帯・亜熱帯地域原産の植物です。
ゴムの木の仲間は800種類以上が流通しているとされますが、全般的に成長が早いため初めての観葉植物として選ぶ方も少なくありません。
春から秋にかけて元気に成長しますが、寒さに弱いため冬季は室内の暖かい場所を選んで飾るとよいでしょう。
名称からもわかる通り、ゴムの木の白く粘り気のある樹液はラテックスと呼ばれ、天然ゴムの原料となります。
このラテックスですが、肌に触れるとかぶれることがあるので、剪定の際はゴム手袋を直用するなど注意が必要です。
また小さな子供のいる家庭では、樹に誤って触らないよう手の届かない場所に飾ったほうが安心でしょう。
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お祝いや贈り物にも!ゴムの木の人気の種類5選
観葉植物ブームの初期から流通してきたゴムの木ですが、非常に種類が多く選ぶのも大変なほどです。
お祝いの品として贈られることも多いゴムの木の中でも、おしゃれで人気の品種を紹介します。
フィカス・ロブスター
まっすぐな幹に丸みを帯びた大きな葉が魅力的なフィカス・ロブスターは、ゴムの木の中でもオーソドックスな品種です。
葉が密集して生える性質をもつためボリュームを出すのは容易ですが、ホコリがたまりやすいため葉の表面を硬く絞ったタオルなどで拭いてあげましょう。
フィカス・ベンガレンシス
白い幹とテカリの少ない葉が特徴のフィカス・ベンガレンシスが、ゴムの木の中でもトップクラスの人気品種です。
美しい葉脈の入った葉がほどよく茂るため、周辺環境の雰囲気を壊さずマッチする、インテリアに最適な品種といえるでしょう。
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フィカス・ウンベラータ
ハート形の葉をもつフィカス・ウンベラータは、多種多様な観葉植物の中でも1・2を争うほどの人気を誇ります。
ゴムの木の仲間の中では葉が薄い部類に入るフィカス・ウンベラータは、葉が傷つきやすいので移動の際に注意が必要です。
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フィカス・ルビギノーサ
フランス人の植物学者に発見されたため「フランスゴムの木」とも呼ばれるフィカス・ルビギノーサですが、原産地はオーストラリアです。
ガジュマルに似た小さめの葉は、環境変化などにより落ちることがありますが、環境に慣れると再び葉を出すので心配ありません。
フィカス・ルビギノーサは、ゴムの木の中では新顔の品種で、葉にまだら模様が入ったものもあります。
フィカス・アルテシマ
フィカス・アルテシマは、緑一色の葉をもつフィカス・アルテシマ・グリーンと、黄色いまだら模様が入ったフィカス・アルテシマ・バリエガタの2種類があります。
ラテン語で「もっとも背が高い」を表すアルテシーマを名にもつ品種で、ゴムの木の中でも縦にとても長く育つ特徴をもつ品種です。
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流通量が少ないものも!ゴムの木の希少な種類
観葉植物の定番となっているゴムの木の仲間は、現在までに非常に多くの品種が流通していますが、中には流通量の少ない希少品種も少なくありません。
個性的な見た目をもつ品種もあり、ユニークな品種を探している方におすすめです。
フィカス・ジャンボリーフ
力強い印象の幹とほどよいボリュームの葉が特徴的なフィカス・ジャンボリーフも、まだまだ流通量の少ない品種の1つです。
他のゴムの木にくらべ生育ペースが穏やかなので、長期間にわたり楽しめます。
ガジュマル・ベビーリーフ
葉が小さくこぢんまりとした印象のガジュマル・ベビーリーフは、室内で育成するとほとんど成長しないという特徴をもちます。
サイズも小さめのものが多いため、床置きよりもテーブルポットとして楽しむ方が多いようです。
パンダガジュマル
丸くツヤのある葉をもつパンダガジュマルは、自生の苗から育てるのが難しいため、ガジュマルに接ぎ木するケースの多い品種です。
パンダガジュマルもゴムの木の中では成長が遅い品種のため、流通量が少ないレア種となっています。
最近では、パンダガジュマルが突然変異した矮小種のコパンダガジュマルも流通し始めましたが、さらに流通量の少ない超レア種として扱われているようです。
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フィカス・アポロ
デコボコとシワの寄った特徴的な葉をもつフィカス・アポロは、ゴムの木の希少種の中では丈夫な品種です。
そのため、あまり観葉植物の育成経験のない方でも育てやすく、個性的な品種を好む方に選ばれています。
ほとんどの種類は育てやすいが油断は禁物!ゴムの木の注意点
ゴムの木は全般的に耐陰性を持つものが多いですが、他の観葉植物と同様に熱帯・亜熱帯地域の植物のため、日当たりの良い場所でよく育ちます。
ただし、夏の強い日差しに直接さらすと葉焼けを起こすこともあるので、カーテン越しに日が当たるくらいがよいでしょう。
また耐陰性があるとはいっても南国の植物ですので、まったく日の当たらない場所では枯れてしまうこともありますので、置き場所に注意が必要です。
春から秋にかけての季節が成長期となりますので、土の表面が乾いたら水をあげますが、冬季は土が完全に乾いてから水をあげるくらいで十分です。
水は室温が上がり始める午前中にあげ、夕方以降を避けると根腐れが起きにくくなります。
肥料も春から秋に暖かい季節に観葉植物用の置き肥を追肥しますが、冬季は栄養過多になって逆効果となりますので、与える必要はありません。
室内で育てることの多いゴムの木ですが、乾燥を嫌う性質がありますので、エアコンの風が直接当たらないよう置き場所に気を配りましょう。
室内の空気が乾燥している場合は、葉水(霧吹きで葉に水をかける)がおすすめです。
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店舗よりも通販がおすすめ|種類が豊富なゴムの木の購入方法
生花店やプラントショップで買い求めるイメージの強い観葉植物ですが、じつはネット通販での購入がおすすめです。
ネット通販では生産者から購入者に直接送られるケースが多く、店舗の展示品より新鮮なものが手に入ります。
また店舗ではスペースに限りがあるため、多くの観葉植物を展示できませんが、ネット通販ではスペースの制約がありません。
そのため、多くの品種の中から自分好みのゴムの木を見つけやすくなりますし、レア種のグリーンとの遭遇確率もグッと高まります。
しかもネット通販を利用すれば、複数店舗をはしごしても疲れることはありません。
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まとめ
観葉植物の中でも丈夫で育てやすいゴムの木は、初めての観葉植物としても多くの方に選ばれている人気品種です。
観葉植物が一般的になった頃から流通しているゴムの木は、これまでに多くの種類が誕生しています。
同じゴムの木の仲間でも種類ごとに個性的な特徴をもちますので、それぞれの種類を見比べるだけでも楽しくなりそうです。
ゴムの木は観葉植物通販サイトのほとんどで扱われていますので、いろいろなサイトを回ってみてはいかがでしょうか?
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