胡蝶蘭といえば豪華で華やかな印象が強いですが、手のひらサイズの胡蝶蘭もあります。「マイクロ胡蝶蘭」と呼ばれ、自宅用やプレゼントとして人気があります。
サイズが小さいことで花の可愛らしさが際立ち、花のある生活を気軽に始めることができる点も魅力ですね。
高さ30センチ程度のため一輪挿しのような気軽さもあり、花の匂いもしないので、気分によって玄関やリビング、書斎など置き場所を変えることができます。
胡蝶蘭は鉢植えのため、お手入れ次第で長く花を楽しむことができ、植え替えをして大事にお世話してあげると、育てた愛情に応えるようなきれいなお花を咲かせてくれるはずです。
今回はマイクロ胡蝶蘭の育て方や値段の相場を紹介します。
マイクロ胡蝶蘭は自宅用として楽しめる手頃なお花
胡蝶蘭といえば飲食店などの開店祝いや企業の創立記念に取引先などから贈られて、店頭や応接室などに飾られることが多いお花です。
豪華な見た目からビジネスシーンのギフトによく見かけますが、実は自宅用としても楽しめる花です。
ただ自宅の場合ではスペースの都合上あまり大きな花は置けないこともありますよね？
今回は自宅にも置きやすい小さめの胡蝶蘭「マイクロ胡蝶蘭」を紹介します。
品種によっては高さ30センチ程度の小さめの胡蝶蘭もあり、値段もお手頃で多彩な色柄や枝ぶりから選べるため、机の上など限られたスペースでも飾れますよ。
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マイクロ胡蝶蘭とは？2?4センチの小さいお花の胡蝶蘭
胡蝶蘭はしなった枝ぶりに白い花が並び、蝶が舞っているような優雅な姿が特徴的です。普段開店祝いなどで見かける大きな胡蝶蘭は、11?15センチの花の大きさから大輪と呼ばれます。
花のサイズによって呼び方が異なり、花の大きさが3?6センチの大輪の半分程度のものはミディ胡蝶蘭、2?4センチのものはマイクロ胡蝶蘭と呼ばれます。
マイクロ胡蝶蘭は高さ10?30センチ程度のため、小さめの観葉植物と同じ感覚で、机の上などに飾れるちょうどいいサイズです。自宅用にも、ちょっとしたお祝いのプレゼントにも適しています。
マイクロ胡蝶蘭の育て方は？ポイントは水・光・温度
ここまでで胡蝶蘭は花の大きさによって呼び名が変わることを紹介しました。ここからは花が小さめのマイクロ胡蝶蘭の育て方をご紹介します。
マイクロ胡蝶蘭の育て方は普通の胡蝶蘭と同じで、特別難しいわけではありません。ポイントは水やり、日光、温度管理の3点です。
水やりは埋め込み材が乾いたら行う
マイクロ胡蝶蘭は乾燥気味の環境を好みます。胡蝶蘭は本来、土に直接植えられているわけでなく、熱帯雨林の樹木の幹や皮に寄生する着生植物です。そのため、市販されている胡蝶蘭の土の表面には、水苔や樹皮を細かく砕いたバークなどの植え込み材が敷き詰められているはずです。
水苔などの植え込み材の表面が乾いたら水をあげるようにしましょう。春や秋は10日程度に1度で十分ですが、夏と冬は注意が必要です。夏は午前中の涼しい時間帯に1週間に1度程度、冬場は2週間に1度程度水やりをしましょう。
直射日光が当たらない場所に置く
暖かい場所を好むマイクロ胡蝶蘭ですが、直射日光は苦手です。レースのカーテン越しに日を当てる程度が胡蝶蘭にとって心地いい日差しです。マイクロ胡蝶蘭は寒い季節が苦手なため、適温としては18?25度程度と言われています。お花を長くきれいに楽しむには冬場でも10度を下回らないように、置く場所を工夫しましょう。
長く楽しむなら春に植え替えを行う
長く育てているとマイクロ胡蝶蘭が大きくなり、植え替えが必要になります。植え込み材にカビが生えると生育に良くないため、定期的に観察し、メンテナンスしてあげましょう。
植え替えのタイミングは花が咲き終わった4?6月ごろがおすすめです。古くなった植え込み材を取り除き、新しい水苔やバークで根を包むようにして鉢に入れてあげましょう。
関連記事：胡蝶蘭の正しいお手入れ方法！水やりと置き場に注意して長く楽しもう
マイクロ胡蝶蘭の値段は？2本立ちで約5,000円程度
胡蝶蘭というと高価なイメージで、大輪の場合数万円からが相場ですが、マイクロ胡蝶蘭ならお手頃価格です。
胡蝶蘭は「〇本立ち」と呼ばれる花の付いた茎の本数によって商品の価格が決まります。
品種によっても異なりますが、マイクロ胡蝶蘭の場合、2本立ちで約5,000円、3本立ちで約8,000円です。
2セットほど飾ると室内が華やかになりますよ。
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マイクロ胡蝶蘭は色で選ぼう！贈り物には赤一色は要注意
手頃な価格で室内が華やかになるので、プレゼントだけでなく、ご自宅用にもおすすめです。選ぶポイントは花の色合いです。
定番の白、ピンクはもちろん、黄色や青、紫など幅広いので、お部屋のインテリアに合う色を選びましょう。品種によっては中はピンク、外は白など、中央のリップと呼ばれる部分と花びらの色が違う胡蝶蘭もありますので、ぜひお気に入りを見つけてみてください。
ただ、贈り物の場合には赤一色の胡蝶蘭は「赤字」「血」「火事」など良くない印象があるため、注意が必要です。
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まとめ
今回は胡蝶蘭の花が小さいマイクロ胡蝶蘭の特徴、育て方を紹介しました。
ビジネスシーンや新築祝いなどで見かける大輪の胡蝶蘭より場所も取らず、購入しやすい価格のため、気軽に楽しむことができます。
色も幅広く、定番の白やピンクのみでなく、黄色やオレンジなど種類豊富のため、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
小ぶりのため、置き場所にも困らないので、インテリアとして気軽に取り入れられますので、ぜひお気に入りの1株を探してみてください。
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