胡蝶蘭は、ビジネスシーンのお祝いごとや、個人的にお祝いしたい人へ贈るお花として定番です。
開店したばかりのお店の中や会社のパーティー、還暦祝いや退職祝などおめでたいイベントで、贈られた胡蝶蘭が飾ってある場面を見たことがあるのではないでしょうか。
おめでたい時に贈るイメージの強い胡蝶蘭ですが、日本では葬儀や法要に贈っても失礼にはあたりません。
むしろ、葬儀や法要の場にふさわしいお花でもあるのです。
葬儀や法要、法事など、お悔やみに贈るお花選びで悩んでいる人にはおすすめです。
その理由と胡蝶蘭を贈る際のマナー、胡蝶蘭の種類もあわせて紹介します。
胡蝶蘭がギフトやお供えの花に選ばれる理由
お祝いのシーンに贈るイメージが強い胡蝶蘭ですが、葬儀やお悔やみにもふさわしい供花です。
その理由は、主に2つあります。
1つ目の理由は、胡蝶蘭は開花が長く、手間がかからないことです。
華やかながらも上品、落ち着いた雰囲気で花を咲かせる胡蝶蘭は、ひとたび咲くと1カ月以上にわたって美しい姿を見せてくれます。
時期があえば3ヶ月近く咲き続けることもあり、葬儀の手続きや来賓の方々のお迎えで忙しい親族にとって、手間をかけずに長く置いておける花なのです。
2つ目の理由は、香りが少なく花粉をほとんど飛ばさないことです。
お通夜や葬儀の会場、法要の場では線香のかおりが漂う中に長時間滞在しなければならない人もおり、さまざまな香りが混ざって強くなると負担になることもあります。
また、たくさんの人が出入りする場所で花粉が舞うと、体調を崩してしまう人が出てくるかもしれません。
その点、胡蝶蘭は香りが少なく花粉もほとんど飛ばさないため、冠婚葬祭にふさわしいギフトなのです。
葬儀の花として贈る胡蝶蘭選びは葬儀社に確認してから
白いお花は、宗教問わずお別れの際に供えられます。
訃報の際に故人の枕元に飾る花は枕花、通夜や葬儀で飾るのは供花(きょうか)や花環、献花があり、お送りする場合は供花か花環になるでしょう。
花環は最上の外に飾る大きな円形の造花なので、一般的には供花で胡蝶蘭を贈る形になります。
ただし、親族が供花を辞退していることもあるため、胡蝶蘭を贈ってもよいかどうかを葬儀社へ問い合わせましょう。
スタンド花と花祭壇の違いもあるので、他社の花屋で手配したものでも問題はないかも含めて確認しておくと、トラブルを避けられます。
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「大輪の胡蝶蘭3本立ち」お供えとして贈る胡蝶蘭ギフト
古くからフラワーギフトとして親しまれてきた胡蝶蘭の定番は、大輪の3本立ちです。
整然と美しく、気品あふれる姿で咲く姿はとても見栄えするため、胡蝶蘭のギフトでもスタンダードなスタイルといえます。
1本につき10輪前後、3本で30輪前後の花をつける大きいサイズなため、予算は10,000円以上のものが多めです。
関連記事:3本立ちの胡蝶蘭の値段はサイズによる|5本立ちとの違い
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「大輪の胡蝶蘭5本立ち」お供えとして贈る胡蝶蘭ギフト
胡蝶蘭5輪立ちは、胡蝶蘭の中で大輪胡蝶蘭よりさらに大きいサイズで、とても豪華な見た目です。
花1つひとつのサイズも15cmほどと大きく、通夜や葬儀の花祭壇へ置くのにふさわしい見た目とサイズをしています。
初七日法要や49日法要、1周忌や3周忌など、節目に贈るお花としてもおすすめです。
とても大きく豪華なサイズなので、予算は30,000~50,000円ほどになります。
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「大輪の胡蝶蘭7本立ち」お供えとして贈る胡蝶蘭ギフト
胡蝶蘭の中で最高クラスと称されるのが、大輪の胡蝶蘭7本立ちです。
90輪以上の美しい花が豪華に咲き誇り、とっておきの贈りもの、供花として申し分ありません。
近しい親族や親しい友人、お世話になった恩師など、特別な人へ贈るお花をお探しなら、大輪の胡蝶蘭7本仕立ても候補としておすすめです。
予算は70,000円からと考えておくのがよいでしょう。
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「中輪の胡蝶蘭3本立ち」お供えとして贈る胡蝶蘭ギフト
胡蝶蘭ギフトは中輪3本立ちも人気の種類です。
大輪ほどスペースはとらないものの気品と美しさはそのままで、豪華すぎないボリュームになっています。
2つ1セットで贈りたい場合や、スペースが気になる小さめの斎場やご自宅用といった場面で贈りやすいでしょう。
中輪の胡蝶蘭は「ミディ」という呼ばれ方もします。植物好きの方への誕生日のプレゼントに、花束や観葉植物に並び、贈り物として人気があります。
関連記事:ミディアム胡蝶蘭とは一回り小さな胡蝶蘭|育て方や値段も紹介
「中輪の胡蝶蘭5本立ち」お供えとして贈る胡蝶蘭ギフト
中輪の胡蝶蘭5本立ちは、大輪よりも少し小ぶりながら、豪華な印象はそのままに飾れるサイズと見た目です。
大輪と比べてお値段も抑えられるので、2つ1セットで贈ると仏壇や花祭壇の左右に飾れます。
左右に置くとよいとされるお供えとして、特別な人や大切な法要の日にお届けするお花としてもぴったりです。
お供えに贈る胡蝶蘭ギフトは白がおすすめ
白いお花は葬式やお通夜、法要のお供えなどで失敗することはありません。
一般的に49日を過ぎるまでは白がふさわしいとされるので、白を選んでおくと無難です。
ただし近年は、故人の好きな花や色で祭壇を飾りたいと希望されるご遺族もいらっしゃるので、お知らせを受け取ったら対応すると喜ばれます。
胡蝶蘭ギフトは品質重視の花屋で買おう
大切な日や大切な人への贈りものは、品質もこだわりたいポイントです。
お供えならば、生前の感謝やお礼の気持ちを伝えるため、綺麗に咲いた品質のよいお花を贈りたいですよね。
基本的に長く花を咲かせる胡蝶蘭ですが、品質次第でより長持ちします。
日頃から胡蝶蘭を取り扱っている花屋ならば、質のよい仕入先を確保しており、取り扱いにも慣れているでしょう。
胡蝶蘭を定期的に仕入れている花屋や、冠婚葬祭用の胡蝶蘭を販売している花屋を選ぶのがおすすめです。
チェックポイントとして、「全国応していること」、「ラッピングやアレンジメントのサービスが利用できること」、「メッセージカードの同梱に対応していること」「高級品だけでなく500円程度の商品も取り扱っていること」、「季節のお花を取り揃えていること」、などがあげられます。
これらはお客様の目線にたって良心的なサービスをしているかどうかを見る目安ですので、ぜひチェックしてみてください。
関連記事:通販で胡蝶蘭を選ぶときの4つのポイント!喜ばれる花を贈ろう
胡蝶蘭ギフトはネットの花屋での購入がおすすめ
胡蝶蘭ギフトは、ネット通販をしている花屋を検索するとすぐに見つかります。
近年は直販している胡蝶蘭農家があったり、エリアによって即日配送が可能なところもあったりするため、ネット通販で簡単に見つけられるでしょう。
また、訃報を受け取ってから自分のタイミングでスマホ画面からピックアップし注文できるため、とても便利です。
≫ ≫「胡蝶蘭」商品一覧| 花百花 ‐hanahyakka‐
まとめ
おめでたいお祝いごとで人気かつ定番の胡蝶蘭ギフトですが、通夜や葬儀、法要にもふさわしいため、昔から胡蝶蘭は贈られたり飾られたりしてきました。
胡蝶蘭ギフトを贈って問題ないかご遺族の希望を葬儀社に確認し、供花の持ち込みが可能かなどを問い合わせて確認しておくと、無用のトラブルを回避しご遺族の手を煩わせることなくお悔やみの気持ちを伝えられます。
大輪や中輪、3輪仕立てや5輪仕立てなど、予算の範囲内で、大切な人の祭壇に供えましょう。