2024/06/13

赤いスイートピーはプレゼントに!贈るシーンやアレンジ方法

フリルのように可憐な花弁に、鮮やかで存在感のある赤。
赤いスイートピーは卒業式・お祝いで贈るフラワーギフトとして人気がありますが、思い浮かぶのは「あの名曲」のタイトルかもしれません。

実際、スイートピーが国内で広く知られるようになった背景には、曲の大ヒットが大きく関係しているんです!

そこで本記事では、赤いスイートピーの秘密を詳しく解説。
赤いスイートピーが生まれたストーリーや込められた花言葉、フラワーギフトとして贈るおすすめシーン、アレンジメントのコツまでご紹介します。

大ヒット曲で有名に?「赤色のスイートピー」誕生秘話

大ヒット曲で有名に?「赤色のスイートピー」誕生秘話

まず初めに、スイートピーの基本情報と、赤い品種のスイートピーが生まれた経緯をご紹介しましょう。

スイートピーはどんな花?

透明感のある花色と可愛らしい花弁が特徴のスイートピーは、イタリア・シチリア島が原産。スイートピーの和名は「麝香連草想(ジャコウレンリソウ)」で、国内では宮崎県の生産が盛んです。

名前の『スイート』は、スイートピーが甘く良い香りがすることから命名されており、香りの良いフレグランスフラワーとしても知られています。
出回る時期は品種によりますが、一般的には12月〜4月にお花屋さんの店先に並びます。

ちなみに、1月21日は「スイートピーの日」。1月21日になった理由の一つは、スイートピーの花が3種類の花びらで構成されていて、それぞれ1枚・2枚・1枚ずつあるからです。

「赤いスイートピー」は曲の大ヒットで作られた

赤いスイートピーといえば、1982年に松田聖子さんが出したシングルのタイトル『赤いスイートピー』が思い浮かぶ方も多いでしょう。

しかし実は、曲の発売当時に赤色のスイートピーは流通していなかったのだとか。
そもそも80年代頃まで、スイートピー自体が国内でほとんど認知されていませんでした。

そんな中『赤いスイートピー』がリリースされ、50万枚という爆発的ヒットを記録します。すると、スイートピーの認知度が急上昇。全国のお花屋さんで取り扱われるようになります。

この当時、スイートピーは「白」と「ピンク」がメインで流通されており、赤色のスイートピーは販売されていませんでした。
しかし曲の人気に押されて品種改良が進み、ついには鮮やかな赤色のスイートピーが生み出されたのです。

今では、赤いスイートピーはフラワーギフトの定番に。ビビッドな赤だけでなく、ワインレッドやパステルカラーまで、幅広い品種が流通しています。

関連記事:スイートピーはどんな花?育て方や贈るシーンを詳しく解説!

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赤いスイートピーに花言葉はある?

赤いスイートピーに花言葉はある?

スイートピーは花の姿が今にも飛び立ちそうな蝶のように見えることから、「門出」や、「別離」など、出会いや別れの季節によく合う花言葉がつけられています。
また、「優しい思い出」や「至福の喜び」など、祝福の気持ちを表現できる花言葉も有名です。

スイートピーは色ごとに花言葉がありますが、近年開発された品種である赤いスイートピーには特別な意味はなく、スイートピー全体の花言葉が使われています。

関連して、その他の花色には次のような花言葉があります。

  • 白いスイートピー:「ほのかな喜び」
  • 桃色のスイートピー:「優美」「繊細」
  • 紫色のスイートピー:「永遠の喜び」
  • 黄色のスイートピー:「判断力」

このように、赤いスイートピー限定の花言葉はないものの、華やかで存在感があるため特別な日のフラワーギフトにぴったりです。

赤いスイートピーをフラワーギフトに!アレンジやブーケで特別な日を演出

赤いスイートピーをフラワーギフトに!アレンジやブーケで特別な日を演出

次に、赤いスイートピーがどんなシーンで贈られることが多いか、アレンジの方法も併せてご紹介しましょう。

赤いスイートピーを贈るシーン

インパクトの強い赤いスイートピーは、特別な想いを伝えたいシーンに贈るのがおすすめ。
一方で真剣な印象を与えやすいので、相手に気軽な気持ちで受け取ってほしい場合はピンクや黄色のスイートピーを選ぶといいでしょう。

赤いスイートピーを贈るシーンとしては「卒業式」や「転勤祝い」「誕生日」などが人気です。

卒業式や転勤祝いでは、スイートピーが持つ「別離」や「門出」といった花言葉が、次のステージに進む相手の背中を押すメッセージになるでしょう。
一緒に卒業する友達へ贈るなら、「優しい思い出」という花言葉が一緒に過ごした日々への感謝を届けてくれるはず。

また、誕生日では、スイートピーの「至福の喜び」という花言葉に乗せて、心からの祝福を伝えることができます。スイートピーは1月の誕生花でもあるので、1月生まれの方へ贈る誕生日プレゼントとしても人気が高いです。

赤いスイートピーでアレンジメントをつくるポイント

赤いスイートピーは1本だけでも絵になりますが、アレンジメントや花束にすれば、さらに特別感のあるフラワーギフトになりますよ。
そこで、素敵な贈り花にするために気を付けたいポイントや、アレンジメントの例をご紹介しましょう。

まず定番は、赤いスイートピーだけを30〜50本束ねるシンプルな方法。
同じ色のお花を合わせることで、統一感のあるフラワーギフトを簡単に作れるのでおすすめです。

また、同じ赤系統のお花と組み合わせて濃淡を加えることで、スイートピーの赤がより際立つ華やかなギフトになりますよ。特に、ワインレッドのバラ・ピンクのアスチルベとの相性が◎

他には、ヒヤシンス・チューリップといった「球根系」のお花ともよく合います。
ただし球根系のお花は肉厚な花びらをもつ品種が多いため、可憐な雰囲気のスイートピーよりも目立ってしまうことが多いです。
もし、赤いスイートピーを中心にしたアレンジメントを作りたいなら、球根系のお花は避けた方が無難でしょう。

赤いスイートピーのお手入れ方法

スイートピーを贈るなら、相手が受け取ったお花を長く楽しむための「飾り方」や
「お手入れ方法」も一緒に添えておくと喜んでもらえますよ。

例えば、赤いスイートピーを花瓶に入れて飾るなら、入れる水を少なめにする「浅水」で生けることがポイント。切り戻しの際には、潰れにくいよう茎の向きに垂直にカットします。

つぼみを咲かせたいなら、太陽の光が当たる場所に置いておくことで開花を促しましょう。
また「花がら摘み」も忘れずに。古くなって色が褪せた花を摘み取ることで、残ったお花を長持ちさせる効果があります。

このように正しいお手入れ方法を伝えることで、瑞々しいスイートピーを少しでも長く楽しんでもらいましょう。

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今では贈り花の定番として人気の高い「赤いスイートピー」は、実は曲の大ヒットがきっかけで流通するようになった品種。存在感のある華やかな色合いと、ふんわりと甘い香りが魅力です。
ご紹介したストーリーに門出を祝う花言葉を添え、大切な人へ赤いスイートピーを贈ってみてはいかがでしょうか。きっと、特別な思い出になるはずです。

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