ひまわりでドライフラワーを作りたいけれど、肝心な作り方が分からない方は多いでしょう。
とはいえ、ひまわりでドライフラワーを作る方法は複雑ではありません。ひまわりはお花の中でも比較的ドライフラワーにしやすく、初心者にも人気。
そこで本記事では、ドライフラワーの作り方だけではなく、アレンジメントの方法やその他の入手方法を紹介します。
自分で作る以外の入手方法も説明しているので、どうしても自分で作れない人でも参考になるでしょう。最後まで読んで、ご自分に合った方法を選んでください。
ひまわりはキク科の一年草!基本情報や特徴について解説
ドライフラワーを作る前にひまわりの特徴を知れば、楽しみ方が増えると思います。
親しみがある植物ですが、あまり知られていない内容も多いので、ご確認ください。
品種改良が進み親しみやすい種類に
ひまわりの原産地は北アメリカで、キク科ヒマワリ属の一年草です。
その草丈は2mから3mにも成長するものが一般的でしたが、近年の品種改良によって草丈が低めの品種も登場しています。
今まで狭い庭や鉢栽培で育てるのは困難だと考えられていましたが、小さな品種の登場により気軽に楽しめる品種となりました。
ひまわりのカラーは黄色だけじゃない
ひまわりと言えば、太陽によく似た黄色の花を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし黄色だけに限らずオレンジや赤、白などのカラーが存在します。
また、同じ黄色でも種類によって配色が異なり、中心が黒で周囲が黄色のタイプがあれば、レモン色のひまわりもあります。
夏によく見かけるのは、サンリッチオレンジやサンリッチレモンなどの品種です。
ここからは、種類によってドライフラワーの仕上がりが異なる点を紹介します。
ひまわりのドライフラワーは種類によって仕上がりが違う
ひまわりのドライフラワーは、ひまわりの種類によって仕上がりに違いが出ます。ドライフラワー作りに活かせるので、ひまわりにおける種類ごとの特徴を確認するといいでしょう。
一重咲き
ドライフラワーに使用するのが一重咲きのひまわりの場合は、舌状花(ぜつじょうか)が潰れて筒状花が目立ちます。舌状花とは、キク科の植物でよくある花弁の先端が広がって舌のような見た目になっているタイプです。
これに対して筒状花(つつじょうか)は、花冠が筒状になっているものを指します。
ひとつの花に見えるひまわりは花の集合体なので、舌状花と筒状花が合わさった種類なのです。
八重咲き
八重咲きのひまわりをドライフラワーにすると、筒状花の色はほとんど変わらない可能性があります。また、舌状花は中心に向かって細くなり、花のボリュームや色がはっきりとした仕上がりになるでしょう。
半八重咲き
半八重咲きのひまわりは、外側の花びらが平たくて大きいのが特徴です。
外側に対して内側の花びらは細かいので、アクセントがありながら2種類が調和した見た目になるでしょう。
ひまわりのドライフラワーは種類によって違いがあると分かったところで、作り方を見ていきます。
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本当に簡単?ひまわりのドライフラワーの作り方
ハンドメイドは難しいものだと考える人が多いと思いますが、ドライフラワーの作り方は簡単です。以下に作り方を見ていきます。
ハンギング法
ひまわりを吊り下げた状態で自然乾燥させて作るドライフラワーがハンギング法で、準備も簡単なのではじめての人に向いています。
ハンギング法で必要なのは、清潔なハサミと麻紐です。
この方法を実施する際には、茎の切り口を確認してください。
切り口の色が悪化していたら、清潔なハサミを使って切り落とすといいでしょう。
悪化している部分を切り落としたらひまわりの茎を麻紐でしばり、風通しがよく直射日光が当たらない場所に吊るします。
自然乾燥法におけるドライフラワーの作り方は上記の手順で完了しますが、以下のポイントを守ると、綺麗に作れるはずです。
【ハンギング法でドライフラワーを作るコツをチェック】
均等に風が通るようにひまわりの葉を整理する
7分咲きから8分咲きの花を使用する
梅雨を避ける
シリカゲル法
次は、シリカゲルを使用したドライフラワー作り「シリカゲル法」を紹介します。まず、以下を準備してからはじめてください。
【シリカゲル法で必要なもの】
ひまわりの花
シリカゲル
缶やタッパーなどの密閉が可能な容器(ひまわりが入るサイズのもの)
ピンセット
筆または刷毛
5つの手順でドライフラワーが完成します。
【シリカゲルを使用したドライフラワー作りの手順】
準備した容器の中に、3分の1ほどシリカゲルを入れる
上向きにしたひまわりをシリカゲルの中に入れていく
配置した花の隙間にシリカゲルを振りかけていき、ひまわりを埋めていく
ひまわりが見えなくなるまで埋めたら、容器の蓋をして1週間から2週間置く
ピンセットで取り出すときは形が壊れないよう慎重にする。花の隙間に入り込んだシリカゲルを筆などで落とす
自然乾燥でも簡単にドライフラワーが作れますが、シリカゲルには以下のメリットがあります。
簡単な手順でドライフラワーが作れる
ひまわりのカラーを綺麗に残せる
シリカゲルは何度も使える
シリカゲルを使うとドライフラワー作りが簡単ですし、ひまわりのカラーや形を綺麗に残せるのがポイントです。
次項では、ドライフラワーのアレンジメントアイデアをまとめています。
ひまわりで作るドライフラワーのアレンジメントアイデア
ドライフラワーをアレンジメントすれば、普段のインテリアを華やかに彩ってくれるでしょう。
リース
ドライフラワーにしたひまわりを使ってリースが作れます。
以下にて、リース作りで使用する材料を記載しています。
【リース作りに必要な物】
ドライフラワーにしたひまわり
100均などで手に入れられるドライフラワーの土台
グルーガン
ハサミ
ペンチ
その他リボンなどお好みの素材
グルーガンとはピストルのような見た目をしていて、樹脂のように熱で変形しやすい素材を接着させるツールです。特徴としては接着のスピードが速く、接着力が強い傾向にあります。
グルーガンは、先端部分に触れないことを意識しながら使用してください。
ドライフラワーでリースを作る手順は以下の通りです。
【リースを作る手順】
リース台の上で素材をつける場所を決める。ひまわりだけではなく、その他の土台もここで場所を決めておく
グルーガンを使って土台にひまわりをつけていく
お好みでリボンなどをつける
スワッグ
つぎはスワッグの作り方を説明します。
スワッグには壁飾りという意味があり、その時代や発祥は諸説あるためはっきりしていません。壁に吊るして飾るものをスワッグというので、花瓶に生けて飾る花束とは目的が異なります。
以下でスワッグ作りに必要な物をご確認ください。
【スワッグ作りに必要な物】
スワッグにする花
輪ゴム
花ばさみ
3つの手順でスワッグが作れるので、以下を参考に作ってみてはいかがでしょうか。
【スワッグ作りの手順】
きれいに束ねられるように、花ばさみで余分な葉を取り除く
花や草をひとつずつ束ねていく
しっかりと紐で結ぶ
壁にスワッグがあると、まるでお店のような見た目になるでしょう。
ライフラワーBOX
作ったドライフラワーをそのまま入れるので、ドライフラワーBOXは簡単でありながら可愛いインテリアです。
【ドライフラワーBOX作りで必要な物】
中身が見える蓋がついた木箱
中に入れるドライフラワー
油性ペン(お好みで用意してください)
マスキングテープ(お好みで用意してください)
ドライフラワーボックスの作り方は以下の通りです。
【ドライフラワーBOX作りの手順】
箱に花を詰める。お好みで花や草などをランダムに入れる
蓋を閉じて完成
ドライフラワーBOX自体の作り方は簡単ですが、お好みで油性ペンやマスキングテープを使って箱を飾り付けるといいでしょう。
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ひまわり以外にも!ドライフラワーで楽しむお花はどこで選ぶ?
ドライフラワーを手に入れる方法は、手作りだけではありません。
ここでは実店舗や通販サイトなど、購入する方法を紹介します。
実店舗
ドライフラワーは、お花屋さんや雑貨店などの実店舗でも取り扱っていることが多くあります。お花屋さんでも、規模が小さな店舗の場合はドライフラワーを扱っていない可能性があるのでご注意ください。
近年はボタニカルなインテリアが人気となっているので、少しずつドライフラワーの扱いが増えているのではないでしょうか。
実店舗で購入すれば、完成したドライフラワーの実物を購入前に確認できます。
通販サイト
インターネット通販は実店舗と違ってスペースの制限が少ないので、品ぞろえが豊富なケースが多いです。
主にハンドメイド作品を扱っている通販であれば、目移りするほどのドライフラワーが見つかるでしょう。
住んでいる地域の周辺で販売店が少ない方でも、通販サイトなら問題なく購入できますし、種類が豊富でお気に入りが見つかりやすいです。
サブスク(定期購入)サービス
ドライフラワーには定期便もあり、届いたらすぐに飾れるサービスもあります。
実店舗に行かなくても定期的に花が届くので、日常的にドライフラワーを楽しめるでしょう。
プロが厳選したドライフラワーが届くので、家族や友人にプレゼントする方法もおすすめです。
まとめ
ひまわりにおけるドライフラワー作りで、その手順やアレンジメントについて紹介しました。花の特徴からお伝えしたので、種類や選び方も理解できたのではないでしょうか。
ドライフラワーは自分で作るだけではなく、購入の仕方にも種類があります。
もし思っているようなドライフラワーが作れなくても、購入する選択肢があるので心配する必要はありません。
ドライフラワーは簡単に作れる上、インテリアやギフトとして活躍するお花です。
さまざまなアレンジメントをお楽しみください。
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