5月のイベント「母の日」が近づくと、街のお花屋さんの店先に赤いカーネーションがたくさん並ぶようになりますね。
凛と咲いた1本をギフトにすることもあれば、数本を束ねて花束として渡すこともありますよね。また、お花を育てるのが好きなお母さんへのプレゼントとして選ぶのであれば、鉢植えのものをあげることもあるでしょう。
鉢植えのカーネーションは豪華ですし、綺麗に咲いた花を観葉植物として、より長く楽しむことができるのが魅力ですよね。
一方で、どのように育てたら良いのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、鉢植えでカーネーションを育てる際の注意点について詳しい情報を解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
カーネーションってどんな花?鉢植えは室内でも育つ?
まずはカーネーションについて、基本情報を見ていきましょう。
母の日ギフトの定番であるカーネーションは、「ナデシコ科ナデシコ属」の花です。
一口にカーネーションといっても花びらの色や形、大きさの異なるさまざまな種類がありますよ。
カーネーションは、開花時期によって2つのタイプに分類されます。春から初夏にかけて開花する一季咲きタイプと、春に加えて秋にも花が咲く四季咲きタイプです。
近年主流になっている四季咲きタイプなら、母の日のシーズンだけでなく、秋にも鑑賞を楽しむことができるのが魅力。
カーネーションの育て方は比較的簡単で、初心者の方にも人気があります。
室内でも育てられるので、母の日にもらった鉢植えで気軽に挑戦できますよ。
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カーネーションの鉢植えを置く場所は風通し・日当たり重視で選ぶ
ここからは、鉢植えのカーネーションを育てる際に気をつけたいポイントについてご紹介しましょう。
カーネーションは日光を好み、湿気を嫌います。そのため、育てる際には水はけが良く、日当たりも良い場所に置いてください。
室内で育てるときも、日の光がよく差し込む窓辺に飾ると良いでしょう。
ただし、夏場の高温多湿な環境に弱いので、夏が近づいてきたら直射日光を避け、風通しの良い涼しい場所に移動させることをおすすめします。室内の場合は、窓を開けて外の空気を取り込んでください。
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鉢植えカーネーションのお手入れ�@:水はけ・通気性に優れた土に入れ替え
鉢植えのカーネーションを上手に育てるためには、土が重要です。
カーネーションを育てるのに適した土は、水はけがよく、通気性に優れたものです。
通気性や排水性、保水性に優れ、肥料を保つ能力も高い赤玉土に、水持ちをよくするピートモスやバーミキュライトを加えた土を選ぶと良いでしょう。
鉢植えカーネーションのお手入れ�A:水やりは「土が乾いたらたっぷりと」が基本!
日々のお手入れの基本である水やりにもコツがあります。
カーネーションの水やりは、しっかりと土が乾いてから行いましょう。
カーネーションは多湿を嫌うので、乾ききる前に水やりをしてしまうと、根腐れやカビを引き起こしてしまう可能性があります。
鉢植えカーネーションのお手入れ�B:春と秋には追加肥料をあげる
きれいで健やかな花をなるべく長く咲かせるためには、肥料も大切です。
開花時期の春と秋には肥料を追加し、栄養を届けましょう。
追肥のタイミングは、化成肥料であれば1ヶ月に1回、液体肥料であれば2週間に1回を目安に行います。
花付きを良くしたければ、リン酸を多く含んだ肥料がおすすめですよ。
ただし、冬場や夏場は気温の厳しい変化によってカーネーションの生育が弱まってしまいますので、この時期に肥料をあげることは控えましょう。
鉢植えカーネーションのお手入れ�C:咲かないつぼみは取り除くのが吉
カーネーションを育てていると、つぼみがついても、一向にお花が咲かない場合があります。そんな時には、咲かないつぼみを切ってしまいましょう。
咲かないつぼみを取り除き、咲くつぼみに栄養分を行きわたらせてあげることで、残ったつぼみが開花しやすくなりますよ。
取り除くつぼみは、触ってみたときに中身がスカスカなもの。こういったつぼみは待っていても咲かない事が多いため、他のお花を咲かせるために思い切って切ってしまいましょう。
カーネーションの根が鉢いっぱいになったら鉢の植え替えサイン!
手塩にかけて育てたカーネーションがついに鉢いっぱいになったら、植え替えのタイミングです。
そのままにしてしまうと、生長した根が詰まって痛んでしまうので、一回り大きな鉢に移し替えましょう。
梅雨や夏場は要注意?鉢植えのカーネーションは湿気・高温に弱い
高温多湿に弱いカーネーション。梅雨の時期や夏場は特に注意が必要です。
なかでも、鉢植えで育てているカーネーションは蒸れやすいので要注意。
枯れてしまうことがないよう、外で育てる際にも室内で育てる際にも、風通しの良い場所で育てましょう。
カーネーションは「灰色かび病」にかかりやすい!鉢植えでは水のやりすぎに注意
植物を育てるうえで避けては通れないのが、病気と害虫への対策です。
カーネーションは、「灰色かび病」にかかりやすいです。灰色かび病にかかると、茎や葉が腐り、患部が灰色に覆われてしまいます。
対策として、水のやりすぎに注意し、枯れ葉や花がらをこまめに取り除くことが有効です。かびが発生しにくい風通しのよい場所に置くことも重要です。
カーネーションの害虫「アブラムシ」や「ハダニ」がいないか鉢植えをチェック
せっかく育てたカーネーションの鉢植えに虫がついてしまったら悲しいですよね。見つけたらしっかりと撃退しましょう。
植物の水分を吸い取ったり、ウイルスを運んだりして、花を弱らせる原因となるアブラムシはカーネーションの天敵。
見つけたら、殺虫剤で対処しましょう。
また、植物の水分を吸い取るハダニもやっかいです。
ハダニは非常に小さく、肉眼で見ることが困難です。ハダニがついてしまった葉は変色し、白くなったり黄色くなったりするので、そのような葉を見つけたら、アブラムシと同じように、薬品で駆除しましょう。
まとめ
母の日ギフトとしてもらうことの多いカーネーションの鉢植え。
今回の記事では、カーネーションの鉢植えを、長く美しく育てるために知っておきたいことをご紹介いたしました。
カーネーションの性質を知り、ポイントを抑えれば、初心者の方でも室内で育てることができるので、挑戦してみてくださいね。
自分で育てたカーネーションが美しく咲いたときの代えがたい喜びをぜひ味わってみてください。
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