お花には花言葉がありますが、ピンクのバラの花言葉はどのようなものがあるのでしょうか？
ピンクのバラの花言葉は「上品」「しとやか」「温かい心」などで、色の濃淡によっても花言葉は変わるため、贈りたいメッセージに合わせて選びましょう。
また、バラの花言葉は本数や色、組み合わせによっても大きく変わります。見た目の華やかさだけで選んでしまうとネガティブな意味になってしまう可能性があるため、プレゼントするときは気を付けなければいけません。
この記事では、ピンクのバラの花言葉や本数・色・組み合わせで変わる花言葉を説明します。花束やフラワーアレンジメント、ブーケなど渡し方の種類についても紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
ピンクのバラの花言葉は「上品」「しとやか」以外にもある
可愛さと美しさを兼ね備えているピンクのバラは、濃淡によって花言葉が変わります。男性からも女性からも人気の色なので、贈りたいメッセージに合わせて最適なものを見つけてみてください。
ピンクのバラ
ピンクのバラの花言葉は次のようなものがあります。
- 上品
- 気品
- しとやか
- 感謝
- 温かい心
- 恋の誓い
- 可愛い人
- 美しい少女
たくさんの意味を含んでおり、いずれもポジティブな意味の言葉です。ピンクのバラは主張が強すぎない分、愛する人にも渡しやすいのではないでしょうか。
薄いピンクのバラ
桜や梅のような薄いピンクのバラは、「誇り」「愛している」といった花言葉です。
通常のピンクのバラよりふわっと優しい雰囲気が漂うため、どのような関係の相手にも好意を伝えやすいでしょう。
濃いピンクのバラ
濃いピンクのバラの花言葉は「感謝」「愛している」「可愛い人」です。
色合いが明るめであれば華やかなイメージ、暗めであれば深みのある上品なイメージになります。
ピンクのバラのほかには？本数・色・組み合わせで変わる花言葉
ピンクのバラ以外にも、条件によって花言葉は大きく変わります。
本数
バラは本数によって花言葉が異なります。
例えば1本のバラであれば「一目惚れ」「あなたしかいない」、5本であれば「あなたに出会えたことへの心からの喜び」という意味です。
99本になると「ずっと好きだった」「永遠の愛」という意味になります。
どの花言葉も非常にロマンチックで素敵ですよね？
結婚を申し込むプロポーズのように一生に一度しかない場面ではバラの花束をプレゼントするイメージがありますが、一輪のバラでも十分思いが伝わるでしょう。
大切な人への告白や記念日にもおすすめです。
色
色によっても花言葉は変わります。
白いバラでは花言葉は「純潔」となり、赤色のバラの場合は「愛情」「情熱」「あなたを愛しています」「熱烈な恋」「美貌（びぼう）」などの花言葉があります。いずれも愛情深さを感じられる言葉です。
とても珍しい青色のバラの場合は「夢かなう」「奇跡」「不可能」「神の祝福」という花言葉になります。
バラはもともと青い色素を持っていないので、生み出すまでに多くの時間がかかり、「不可能」という花言葉が名付けられたほど実現が難しいものだったのです。
しかし、研究を繰り返した結果、2004年にようやく誕生したことから「夢かなう」「奇跡」のようなそれまでの苦労にふさわしい花言葉が名付けられたといわれています。
また、バラの色によっては怖い花言葉を持つものもあります。
例えば黒いバラの花言葉は「決して滅びることのない愛」「あなたはあくまで私のもの」「恨み」「憎しみ」です。ネガティブな意味が多いため、安易に選ぶことの無いように注意しましょう。
組み合わせ
バラの本数や色で花言葉は変わりますが、組み合わせによっても大きく変わるのです。
例えば黄色いバラの中に赤のバラを入れた場合は「あなたがどんな不実でも」という意味になります。「不実」とは誠意や情愛に欠けていることを意味し、平気で嘘をついたり相手によって態度を変えたりなど、誠実でない様子を指します。
黄色と赤色なので見た目は鮮やかですが、悲しげな花言葉となっているでしょう。
バラのつぼみ1本とお花が開いたバラ2本を組み合わせた場合は「あのことは当分の間秘密」という花言葉になります。こちらも少し闇を感じる内容です。
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バラの特徴｜花言葉や種類についても
バラ自体の花言葉は「愛」「美」です。これは、バラは古くから愛と美の象徴とされ、自分の愛の気持ちを伝えるお花として用いられてきたことに由来しています。
花の女王とも表現されるバラが生まれたきっかけは諸説ありますが、その中の一つとしてアフロディーテにまつわるお話があります。
あるとき、海の神がキプロス島周辺の海の泡から、愛と美をつかさどる女神アフロディーテを誕生させました。それを見た大地の神が「自分も同じような美しいものを創造できる」といい、バラのお花を生み出したといわれているのです。
それほど美しいバラに「愛」「美」という花言葉がつけられ、花の女王と表現されたのも納得できるのではないでしょうか。
また、バラにはたくさんの種類があります。ピンクのバラであれば「ブライダル・ピンク」「マジック・キャローセル」「スパニッシュビューティー」などが人気です。
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有名百貨店とバラについて
とある有名百貨店は、バラと深い関係があるのをご存じでしょうか？
皆さんも一度は目にしたことがあるかと思います。
有名百貨店の紙袋にバラが使われている理由
誰もが知っている有名百貨店「高島屋」では、包装紙や紙袋にバラをあしらっています。その誕生は1952年でした。
それまでは、藤紫とグレーの無地に「宝づくし」の文様を型押ししたデザインでした。
しかし、社長である飯田慶三が「美の象徴として愛されるバラの花を高島屋の花としたい」と考え、バラの包装紙が生まれたのです。
姿を変えつつ高島屋の包装紙を彩っているリース状の輪バラのデザインは、2022年時点で4代目にまでなっています。
そのほか、赤い線のみで描かれたシンプルかつモダンなデザインのものや、主にギフト用の包装紙に使われる真っ赤なバラの写真を使ったデザインのものもあります。
バラを持ったマスコットキャラクターも印象的
高島屋は、バラの包装紙だけでなくマスコットキャラクターである「ローズちゃん」も印象的です。
ローズちゃんが生まれたのは1959年。大人はもちろん子どもにも親しんでもらえるような百貨店を目指したいという思いから誕生しました。その時代の流行ファッションやスポーツ、記念日などに合わせてさまざまな姿に変身しています。
ほんのりとピンク色に染まった頬・金色の短い髪・ふっくらした体型・愛らしい表情とルックスという特徴を持つローズちゃんは長く愛されており、現在も各店内で出会えます。気になった方は一度調べてみてはいかがでしょうか。
ピンクのバラがモチーフの商品はピアスやコスメなどたくさんある
ピンクのバラをモチーフにした商品はたくさん販売されています。バラが好きもしくは可愛いアイテムが好きな相手であれば、これらのプレゼントを検討するのもいいかもしれません。
雑貨
ピンクのバラをモチーフにした雑貨は、以下のようにたくさんあります。
- ピアス・イヤリング
- ブローチ
- コースター
- バレッタ
- 鏡
- ポーチ
マスクやカップソーサー、スリッパなどの柄にもピンクのバラは使われています。マスクであれば顔が華やかに、カップソーサーであればティータイムを優雅に過ごせるでしょう。
ピンクのバラの雑貨は、お姫様のようなフェミニンな雰囲気が好きな人にぴったりです。淡い色味で上品な印象を与えるものもあるため「バラの雑貨が気になるが、フェミニンすぎるのは嫌」という方はそちらがおすすめです。
コスメ
チークやアイシャドウ、リップなどのコスメにもバラをモチーフにした商品があります。「ローズコスメ」や「フラワーコスメ」とも呼ばれるものです。
バラを模したケースを使っていたり、バラが型押しされていたりと、それぞれバラを扱うポイントが異なります。愛用コスメとして使えるのはもちろん、華やかな見た目で楽しめるのも嬉しいですね。
スイーツ・お菓子
ピンクのバラモチーフのスイーツ・お菓子は、甘いものが好きな人への贈り物におすすめです。
- チョコ
- クッキー
- フィナンシェ
- カップケーキ
- タルト
カップケーキは、バラが花開いた様子を表現しているクリームを乗せたものが多いです。
ピンクのバラというと「愛情」というイメージがあるため、相手との関係性によってはお花を渡しにくいと感じるかもしれません。しかしスイーツ・お菓子なら、気軽に感謝の気持ちを伝えられるでしょう。
ダズンローズデーはピンクのバラで！愛する人に特別な花言葉を
皆さんは、12月12日に12本のバラを贈る「ダズンローズデー」をご存じでしょうか？
ダズンローズデーとは、男性から女性に12本のバラを贈り愛を表現する日を指す、欧米では習慣化されている記念日です。
日本では結婚式や披露宴の演出として取り入れられることもありますが、あまり馴染みがないかもしれません。意味の込もった12本のバラをプレゼントすることで、幸せになるといわれています。
12本のバラ（ダズンローズ）は、それぞれ「愛情」「誠実」「永遠」「感謝」「尊敬」「情熱」「幸福」「信頼」「真実」「栄光」「努力」「希望」という意味があります。
「これらの意味をすべてあなたに誓います」という思いを込めて、愛する人にプレゼントするのです。そしてダズンローズを受け取った女性は、花束の中から最も大切だと思うバラを1つ選び、男性の胸元に挿す習慣もあります。とてもロマンチックな文化ですよね。
いつもは言葉に出して伝えられないさまざまな気持ちを、12本のバラに託してみるのもいいかもしれません。お花を渡すタイミングを逃しがちな方にもおすすめです。
ピンクのバラの渡し方｜花言葉の伝え方は相手によって選ぼう
バラには4つの渡し方があります。相手やシチュエーションによって、どのように花言葉を伝えるべきか考えてみましょう。
花束
バラの花束は、サプライズが苦手な方でも特別感を演出できます。そのためプロポーズや結婚記念日など、いつもとは一風違うシチュエーションの際にプレゼントしてみましょう。「バラの花束を持ってプロポーズしてほしい」「花束のプレゼントに憧れがある」という女性も多いため、きっと喜ばれるはずです。
ただし大きい花束は相応の重さがあって、持ち帰りも少し苦労します。その場合は相手の自宅へ行って渡す、もしくは通販で注文して郵送してもらうほうが良いでしょう。
フラワーアレンジメント
フラワーアレンジメントとは、かごに入れた吸水性のあるスポンジに、お花を挿すように活けたもののことです。入れる容器はプラスチック製の器の場合もあります。
活け直す必要がなく、受け取ったらそのまま飾れるのが特徴です。お花をあまり買わない方やお手入れする時間がない方へのプレゼントに向いているでしょう。
また、フラワーアレンジメントはお花がバランス良く配置されており、デザイン性が高いのも魅力です。ほかの色と組み合わせられる分、贈る相手のイメージに合わせて作るのもおすすめですよ。
ブーケ
ブーケは、茎が短くカットされて丸いフォルムになっているものを指します。コンパクトでコロンとしているので、インテリアとして部屋のどこにでも飾りやすいでしょう。持ち運びしやすいのもメリットです。
日頃の感謝の気持ちを伝えたいときは、大きすぎず気軽に渡せるピンクのバラのブーケはいかがでしょうか。
ブリザードフラワー
ブリザードフラワーは、専用の液体を用いて生花に脱水や着色といった加工をしたものです。枯れることがなく水やりの必要もないため、お花を育てたことがない方も安心して楽しめます。
みずみずしい状態のまま長期間保存できることから、思い出を形として残しておきたい場合に最適です。
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まとめ
ピンクのバラの花言葉は「上品」や「気品」、「しとやか」などがありますが、同じピンクでも、薄いものと濃いものでは花言葉が変わるため、どのような思いを伝えたいか考えながらバラを選ぶようにしましょう。
プレゼントするときは、花束やブーケといった渡し方にも注目するのが大切です。
また、ピンクのバラは少女のような可愛らしいイメージがあるので「大人の年上女性に渡すにはちょっとハードルが高い」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、ピンクは薄い色合いもあれば濃い色合いもあります。選択肢から外すのではなく、相手の魅力に合ったものを探してみてくださいね。
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