ふんわりとした黄色のお花が咲くミモザ。ミモザのお花の優しく甘い香りには思わず癒されますよね。
国際女性デーで一挙に有名になったミモザは、近年国内でも大変人気があります。ミモザには「感謝」という花言葉があることをご存知でしょうか。そんなミモザは、フラワーギフトとしても大変人気の高いお花のひとつ。
かわいいお花が咲くミモザを、ご家庭でも楽しんでみませんか?春が訪れる度に、元気な黄色が映えるお庭が出来ると素敵ですよね。庭木をカットしてリースにすると室内でも楽しむことができます。
本記事では、ミモザの木の特徴・素敵なお庭づくりのポイント、おしゃれなインテリアのヒント等の情報をまとめましたので、最後までご覧ください。
ミモザの木の特徴は?
ミモザは、オーストラリアが原産地ですが、国内でも育てることができます。
ミモザの基本情報
英名 |
mimosa |
科 |
マメ科(ネムノキ科) |
属 |
アカシア属 |
開花時期 |
2〜4月 |
原産地 |
オーストラリア |
ミモザは、オーストラリアやアフリカの一部から、各国に広まったお花です。ミモザは、桜(ソメイヨシノ)が咲く前の2〜4月頃に開花します。花木で購入する場合、国際女性デー(3月8日)前後には価格が高騰しやすいので価格には気を付けましょう。
ミモザとはアカシアの総称で、実は「ミモザ」というお花は存在しません。
日本ではギンヨウアカシア・フサアカシア・パールアカシアなどが多く販売されていて、これらは全て「ミモザ」と呼ばれています。
ミモザは庭木として育てられる?
ミモザは国内でも庭木として育てることができます。庭木として育てる場合に気を付けておきたいポイントも、チェックしておきましょう。
庭木に向いている木
背が高くなるので、鉢植えより庭木に向いている樹木です。ミモザの樹木は5mを越す高さになるので、必ず剪定(せん定)しなければなりません。ミモザを植える場所は、大きくなることを想定してある程度のスペースを確保しておきましょう。
寒暖差に注意
日本は1年を通して寒暖差がありますが、ミモザは暑さにも寒さにも強い木です。しかし、氷点下になるエリアでは越冬できません。寒冷地でミモザを育てる場合には注意が必要です。氷点下になるエリアにお住まいの方は、鉢植えで育てることをおすすめします。
日当たりの良い場所に
ミモザは日光に当たることで、きれいな黄色のお花を咲かせます。庭木として植える場合には、日当たりが良い場所を選んで植え付けましょう。
ミモザを植え付けるポイント
毎年きれいなお花を咲かせるために、植え付け時には注意するポイントがあります。植え付ける際に配慮したい、苗の選び方や水のやり方に関してまとめました。
元気な苗を選ぶ
ミモザの苗は春先によく見かけますが、販売店によっては1年にわたって販売されています。市販の苗を購入する場合は、苗の質にも注目してみてください。若いミモザは樹木が不安定なため、株もとがしっかりとしており、グラグラしない苗を選びましょう。
毎日の水やりは不要
ミモザは、乾燥気味の土でよく育ちます。基本的に自然の雨に任せておけばよいでしょう。晴れの日が数日続き、土が乾燥している際には、しっかりと水を与えてください。
関連して、夏場の水やりは日中の暑い時間を避けましょう。水の温度が高いと、根に負担をかけてしまうので要注意です。
関連記事:ミモザの花言葉は?春香るミモザのフラワーギフトの作り方まで解説
ミモザの木はお庭で見て楽しむ!ミモザの木が映えるお庭の作り方とは?
ミモザをお庭に植えるなら、春の訪れが感じられるお庭にしたいですよね。素敵なお庭を作るために、気を付けるとよいポイントを確認していきましょう。
ミモザの木をお庭で楽しむポイント(1):開花時期が同じお花と一緒に植える
ミモザは春のお花。ミモザの開花時期に合わせて、春らしいお花を植えてみてはいかがでしょうか。ミモザと相性抜群の、春の花壇に似合うお花をご紹介いたします。
キンセンカ(カレンジュラ)
キンセンカの別名は「ポットマリーゴールド」でエディブルフラワー(食用花)にも使われる色鮮やかなお花ですが、食用にできるのは一部の品種です。基本的には園芸用として楽しむことをおすすめします。
種まきは9月頃ですが、寒い冬を越える強い力を持っており、ガーデニング初心者の方もチャレンジしやすいお花です。元気なビタミンカラーのお花は、ミモザともよく合います。
ラナンキュラス
バラにも似た花を咲かせるラナンキュラスは、贈り物にも人気の高い春のお花です。ラナンキュラスの品種は非常に豊富にあるので、さまざまなカラー、花びらの形や咲き方が選べるようになりました。
ラナンキュラスは球根で、10月頃に植え付けます。球根のお花ですが耐寒性がそれほど高くないので、寒冷地にお住まいの方は、株もとにウッドチップやピートモスなどを敷いて土が凍らないようにする工夫が必要です。ミモザ同様、太陽の光が大好きなお花のため、よく日光に当たる場所で育てましょう。
ポピー
ポピーは、ふんわりとした大きな花びらが特徴で、明るいミモザの雰囲気とも相性抜群です。一緒に植えると、かわいらしい雰囲気の花壇ができ上がります。
植え付けに適している時期は9月〜10月頃。種が小さいので、苗で購入すると良いでしょう。水のやり方もミモザ同様、土が乾いたらたっぷりと水をやってください。
チューリップ
春の訪れを感じる代表的なお花と言えば、チューリップ。春の花壇には欠かせないお花のひとつです。チューリップは一般的に、3月から5月に咲くお花ですが、品種の中には、晩生種と呼ばれる品種もあります。
日当たりや気温にもよりますが、晩生種は5月頃に咲くので、ミモザの開花時期より少し遅くなってしまうことも。チューリップを選ぶ場合、開花時期にも気を付けて選ぶと良いでしょう。
クリスマスローズ
クリスマスローズは、冬から春にかけて咲くお花で、春のお花と一緒に植えると雰囲気が出ます。お花の色が非常に豊富にあり、お花の形も一重、八重、半八重など好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
植え付ける時期は10月頃です。耐寒性が強く、日陰でも育つので非常に育てやすい所がポイント。病気にもなりづらいのでガーデニング初心者の方でもトライしやすいお花です。
ミモザの木をお庭で楽しむポイント(2):剪定を欠かさない
ミモザは背丈が高くなる木のため、成長に合わせて剪定が必要です。剪定に適した時期は、土地にもよりますがおおよそ4月〜5月頃を目安にしましょう。黄色のお花が茶色く変色したら、早めに剪定を行うことをおすすめします。
ミモザの樹木は固いので、剪定は剪定ばさみを使いましょう。はさみが入らない程太い樹木に成長している場合、剪定時にノコギリを使うこともあります。
関連記事:ミモザを鉢植えで育てる方法は?綺麗な花を咲かせる心得を詳しく解説
ミモザの木はお部屋に飾る!ミモザの木と相性の良い家具や置き方について解説
明るいイエローのお花を咲かせるミモザ。眺めるだけで元気をもらえるミモザは、お庭だけではなくお部屋でも楽しみましょう。
ミモザは、インテリアアイテムとしても人気が高いお花のひとつ。花木をカットして、花瓶に生けるだけで元気な黄色がぱっと目を引きます。
インテリアの中でもミモザは、ナチュラルテイストのお部屋とよく合います。木目調のナチュラルな家具を用いた、ふんわりと優しい印象のお部屋は「カントリーインテリア」として、欧米の田舎で長年愛されて来ました。
欧米の田舎の、ぬくもりのあるインテリアにするために、ナチュラルな木目の家具をそろえてみましょう。素材感を生かしたファブリックや、シャビーな家具を揃えても素敵ですね。
落ち着いた雰囲気のお部屋にミモザを飾れば、お部屋がぱっと明るくなります。お部屋のアクセントとしても最適です。リースにして玄関のアクセントにしたり、スワッグにしてリビングやダイニングに飾ったりしてみてくださいね。
ミモザの木でデザインするおしゃれな贈り物やインテリア
お庭の木を使ったリースやスワッグを作ると、アイテムにも愛着が沸きます。
そこで次に、リースやスワッグを作る際に知っておきたい「ミモザのドライフラワー」を作る方法をご紹介しましょう。
ミモザの花をドライにする方法
リースやスワッグにするためには、ミモザをドライにする必要があります。簡単に作れますのでチャレンジしてみてくださいね。
ハンギング法
お花をひもで縛り、逆さまにして乾かす方法を「ハンギング法」と呼びます。乾燥が進むと、ひもで縛った部分が痩せてしまうことも。しばらく日数が経過したらお花の様子を見て、ひもを結び直しましょう。
そして、室内の「お花を乾かす場所」にも注意が必要です。お花をドライにする場合「太陽の光を当てて素早く乾燥させる」イメージを連想しがちですが、お花は必ず直射日光を避けてじっくりと乾かします。さらにキッチンやお風呂などの水回りは湿度が高いので避けましょう。
シリカゲル
室内で乾燥させる場合、気温や湿度が均一ではないので不安になってしまう方におすすめしたいのが、シリカゲルを使用してドライにする方法です。また、シリカゲルはハンギング法よりも、お花の色や形が鮮明なまま、保つことができます。
お手持ちの容器にシリカゲルを注ぎ入れて、1週間前後待つだけでお花をドライにできます。
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ミモザやお花は店先で買うより通販ショップが便利です
ミモザは、国際感謝デー(3月8日)前後になると、ギフトで購入する方が多く価格が高騰しやすいお花です。
お店に訪問しても、売り切れてしまっているケースもあります。通販ショップを利用すれば、ミモザのように人気の高いお花も、効率よくお買い物をすることができますので非常におすすめです。
まとめ
毎年、自宅のお庭でミモザのお花を見かけるようになると、桜が咲く前に春の訪れを感じることができます。素敵な花壇を作ると、寒い冬から春が訪れる日が楽しみになることでしょう。
ミモザの木を育てる際には剪定は必要なので、育てられるかな?とご心配されている方もいらっしゃると思います。ミモザは水やりも難しくないので、ガーデニング初心者さんも楽しんで育てることができる樹木です。思い切ってチャレンジしてみてくださいね。
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