2023/10/15

花輪(花環)は慶事にも弔事にも使われる円形の花飾り

新しいお店がオープンすると、その入口付近に自立する大きな円形のお花の飾りがいくつも立っていることがあります。
花輪(はなわ)というお祝いのお花で、「花環」と表記される場合もあります。

花輪はお店や事務所の開店、移転といったビジネスシーンでのお祝いごとにも利用されますし、結婚式や新築祝いなどでも名札とともに使用されることがあります。

このような慶事(けいじ)にも用いられる一方で、お葬式などの弔事(ちょうじ)でも白黒の花輪が設置されているのを見ることがあります。

慶事にも弔事にも使われる花輪について、どういった時に、どのような立場の人が贈るものなのか?
また、価格感や手配の方法はどう確認すればいいのか?
現在では見ることはあっても一歩踏み込んだ知識までは無い人も多い「花輪」について、この記事では解説しています。

【慶事】開業・開店時に花輪などの
お花を贈るのはビジネスマナー

開業や開店祝いには、新しいビジネスの成功を祈ってお花を贈ることが一般的です。
その際には、マナーやおすすめの花の種類を知っておくことが重要です。

縁起の良い色と種類を選ぶ

開店祝いに贈る花には、縁起が良いとされる色や種類があります。
黄色やオレンジの花は、元気で明るい印象を与え、ビジネスの繁栄を願う象徴とされています。
また、赤い花は情熱や活力を表し、新しいチャレンジに対する意気込みを示すことができます。

関連記事:縁起のいい花はどれ?正月・結婚などのイベントに最適なお花とは

おすすめは「菊」と「薔薇」

おすすめの花の種類としては、菊やバラが定番です。
特に、菊は縁起が良いとされることから、開店祝いに最適な花とされています。
バラも多くの花言葉を持ち、ビジネスの成功を願う意味合いが込められているのです。生花に限らず、造花が用いられるケースもあります。

スタンド花には集客効果も

贈る花のアレンジメントも重要です。
送り主のわかる名の入った札付きの立派なスタンド花は、華やかでインパクトがあり、お店のオープンを盛大に祝うことができる上に、看板のように目立つため集客効果も期待できます。
また、スタンド花にはビジネスの繁栄を願うメッセージを添えることができるため、感謝や祝福の気持ちを伝えることができます。

関連記事:幅広いシーンで活用されるスタンド花 基本知識と注意すべき5つのポイント

最後に、開店祝いの花を贈る際のマナーを押さえておくことも大切です。
贈るタイミングは、開店前後どちらでも構いませんが、できるだけ早めに手配しましょう。
また、花束を直接渡す場合は、開店前にお店のオーナーや担当者に連絡を入れてから渡すようにしましょう。

開業・開店祝いにお花を贈ることは、新しいビジネスの成功を祈る素晴らしい習慣です。
縁起の良い花やアレンジメントを選び、マナーを守りながら、大切な人の新しい門出を祝いましょう。

関連記事:開業・開店祝いにお花を贈ろう|マナーやおすすめの種類をご紹介

相手との関係性によって贈るお花を選ぶ

ビジネスの取引先が新事業所をオープンされる場合に贈る花と、友人知人がお店を開店する場合では、関係性も規模も違います。
花輪は安くても15,000円~20,000円程度はしますので、相手との関係性を考えて、花輪にするのか、アレンジメントフラワーにするのか等、贈るお花を選びましょう。

生花の場合、胡蝶蘭を贈るのが慣習的にもおすすめです。

花輪は、ビジネスシーン以外でも、結婚式や卒業式などのお祝いや、公演祝い、個展祝いなど芸術系のイベントの際にも用いられます。
この場合でも相手との関係性や距離感を考慮してお花を選びましょう。

お祝いごとなどの慶事に使われる花輪についてご説明しましたが、花輪はお葬式などの弔事にも使われます。

【弔事】贈る花で心を伝える
葬儀・お通夜・お供えの花輪

葬式やお通夜、お供え物としての花輪は、故人への敬意や弔意を示すために贈られる大切な花です。
そのため、贈る花を選ぶ際には、相応しい品種やデザインを心掛けることが重要です。

葬儀やお通夜では白・紫の花輪

葬儀やお通夜では、一般的に白や紫の花が用いられることが多く、特に白いカーネーションや白いバラ、白いリリーなどは喪中の花として知られています。
また、紫の花は、菊やアイリスなどが用いられることがあります。
これらの花は、故人の安らかな眠りを祈り、弔意を示すために選ばれることが多いです。

花輪は、お葬式やお通夜の際に故人の遺影や棺の周りに飾られることが一般的で、故人に対する敬意や愛情を込めて贈られます。
花輪のデザインには、様々なバリエーションがありますが、シンプルで品のあるものが好まれることが多いです。
また、贈る際には、弔辞を添えることで故人への想いを伝えることができます。

供花(きょうか)・弔花(ちょうか)

お供え物としての花輪も、同様に故人への敬意を示すために贈られますが、お供えの場に合わせた花材やデザインが求められます。
祭壇に供える花輪は、華やかさを抑えた品のあるデザインが好まれます。

贈る花は、故人やその家族に対する敬意や弔意を伝えるために重要な役割を果たしています。
適切な花を選び、心を込めて贈ることで、故人への想いや敬意を伝えることができるでしょう。

花輪のように慶事・弔事に使われる
お花を選ぶなら「花百花」

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花輪は表裏一体である
「はじまり」と「おわり」に使われます

以上、花輪が使われるシーンについてご説明してきました。
デザインこそ違えど、慶事と弔事の両方に使われる花輪は、言わば「はじまり」や「おわり」の節目に相手への愛情や敬意を表す為のお花と言えます。

何かが始まる時には、まずその前に終わりが来ます
卒業というイベントでは、クラスメイトや先生、学校との別れという「おわり」があると同時に、入学があり、新たな友人との出会いなどの「はじまり」があります。

人の人生は、この始まりと終わりを繰り返しながら進んでいくのです。
花輪は、その節目に手向けられるお花。
大切にしたいご縁には花輪を贈りましょう。

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