金婚式は、何年目の結婚記念日か知っていますか?
両親にとって大切な日となるので、喜ばれるプレゼントを贈るためにも金婚式については詳しく知っておきたいもの。
そこで本記事では、金婚式が何年目にあるのか、そしてなぜ「金」なのか等の意味や由来もあわせて解説します。
さらに、両親に喜んでもらえるプレゼントのアイデアもご紹介。
一生に一度の記念日ですから、心を込めた晴れやかなお祝いにしましょう。
金婚式は50回目の結婚記念日!
由来と風習
金婚式は、結婚して50周年を祝う結婚記念日です。
結婚の記念日には、年数によってそれぞれ金属や宝石に例えた名称が付いており、結婚50周年は「金婚式」と呼ばれています。
結婚記念日を祝う風習はイギリスが発祥だそうです。
日本では古くから、家族の単位が夫婦ではなく家(家系)だったため、夫婦の結婚記念日を祝うという習慣はありませんでした。
しかし、明治天皇が明治27年(1894年)に結婚25周年を祝う「大婚二十五年祝典」を執り行ったことから、日本でも結婚記念日や節目を祝う風習が根付いていきました。
現在では、金婚式以外にもたくさんの結婚記念日が設けられています。
- 1周年:紙婚式
- 2周年:綿婚式・藁婚式
- 3周年:革婚式
- 4周年:花婚式
- 5周年:木婚式
- 6周年:鉄婚式
- 7周年:銅婚式
- 8周年:ゴム婚式
- 9周年:陶器婚式
- 10周年:錫婚式
- 11周年:鋼鉄婚式
- 12周年:絹婚式
- 13周年:レース婚式
- 14周年:象牙婚式
- 15周年:水晶婚式
- 20周年:磁器婚式(陶器婚式)
- 25周年:銀婚式
- 30周年:真珠婚式
- 35周年:珊瑚婚式
- 40周年:ルビー婚式
- 45周年:サファイア婚式
- 50周年:金婚式
- 55周年:エメラルド婚式
- 60周年:ダイヤモンド婚式
その例えに使われているのは、結婚年数が浅いときは紙や綿など身近で質素なものです。
年数が経過するとともにその例えに使われるものがだんだんと高価で希少なものへと変化しており、それぞれに意味があります。
例えば1周年の紙婚式には「真っ白な紙に二人の将来をつづっていこう」というような意味が、2周年の綿婚式・藁婚式には「贅沢をせずに綿や藁を使い、質素な生活を心がける」などの意味が込められているそうです。1年、2年、5年…とその先も年を重ねると意味も深くなっていきますね。
金婚式に込められた意味は「長年寄り添った黄金のような輝かしい絆」です。
50年もの間、絆を深めてきた二人には、とても適した意味ですね。
結婚記念日の数え方は夫婦によって異なる
何年をどんな結婚記念日にするかは、法律で決められているわけではありません。
記念日は、夫婦によって異なり、婚姻届を提出した日、結婚式を挙げた日、思い出のある日など、さまざまです。
覚えておきたい!
金婚式にプレゼントを贈る際のマナー
金婚式にプレゼントを贈る際にはマナーがあります。
不適切な贈り物もあるので、気を付けましょう。
マナーを知っていれば、晴れの席でも気持ちよくお祝いすることができますよ。
金婚式の予算相場は両親・義両親の場合は4〜6万円
金婚式に子供から両親や義両親へプレゼントを贈る場合の予算相場は4?6万円ほど、それ以外の親戚や知人へは1?3万円ほどが相場です。
「金」にまつわるプレゼントのため予算が高くなる傾向ですが、高価すぎても相手に気を遣わせてしまいます。
何よりも、金婚式をお祝いするという気持ちが一番大切です。
のし紙の書き方
のし紙には祝いを表す「のし」の飾りがあり、水引は金銀か紅白の蝶結びのものを選びましょう。
表書きは「金婚式記念」、「金婚式御祝」、「祝金婚式」などの金婚式のお祝いを示す言葉と、「夫婦の姓名」、「子供一同」など贈り主の名前を書きます。
文字を書くことに自信がない方は、金婚式用ののし紙を使うか、プロに代筆を依頼するといいでしょう。
金婚式のプレゼントに避けたほうがいいアイテム
金婚式のプレゼントとして一般的に避けた方がいいアイテムがあります。
- 櫛…くしは「苦」と「死」と音が同じことから縁起物には向きません
- ハサミ、ナイフ…切る道具は「縁を切る」ことを連想させます
- 白いハンカチ…ハンカチは「手布(てぎれ)」ともいい、別れを連想させます。
特に白い布は死者の顔にかぶせるものなので、贈り物としてはタブーです
ハンカチは白以外ならばよくある贈り物ですが、白のハンカチだけはタブーとされています。
どれも、金婚式に限らずお祝いのプレゼントとして避けるべきものなので、覚えておきましょう。
金婚式に喜ばれる
プレゼントのアイデア
金婚式で喜ばれるプレゼントにはどのようなものがあるのでしょうか。
金婚式ならではのプレゼントのアイデアを紹介します。
「金」にちなんだペアアイテムが人気
金を使ったペアグラスや夫婦箸などのペアアイテムはとても人気があります。
結婚記念日に「金」がつくのは金婚式だけなので、せっかくなら金にちなんだものを贈りたいですよね。
イエローやオレンジのフラワーギフト
金色に似ていることから、イエローやオレンジ色のフラワーギフトもおすすめです。
生花でいろいろな花を集めた花束やアレンジメントは、華やかで、お祝いの日の後もしばらく楽しむことができます。
プリザーブドフラワーなら枯れることなく、ずっと飾っておけてインテリアとしても人気です。
夫婦二人で行ける旅行券
夫婦の思い出となる旅行券を贈るのも素敵なアイデアです。
旅行券には行き先や宿を選べるギフトや特定のホテル・旅館の宿泊券などの種類があります。
金婚式を迎える年齢となると足腰の衰えが気になるご夫婦もいるでしょうから、体の負担にならないものを贈るといいでしょう。
想いを込めたメッセージ入りのアイテム
プレゼントにお祝いのメッセージが入ったアイテムも、想いが伝わるでしょう。
特に、金でメッセージを入れてくれるサービスは金婚式向きで特別感もあります。
プレゼントにお祝いの言葉を書いたメッセージカードを添える
シンプルですが、嬉しいのがやはりメッセージカードです。
日頃の感謝やお祝いの言葉を書きましょう。
カードの色や柄に金色や黄色が使われているものを選ぶと、より金婚式らしくなるでしょう。
両親の金婚式には
とっておきのプレゼントでお祝い!
結婚して50年目というおめでたい金婚式には、心のこもったとっておきのプレゼントでお祝いしたいものです。
今回紹介したアイデアをプレゼント選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
両親の絆だけでなく、親と子の家族の絆もより深まりますよ。
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