2024/06/14

観葉植物「パキラ」のすべて|特徴や品種・風水効果を解説

観葉植物のパキラは、観葉植物の中でも常にランキング上位にある人気の植物です。
おしゃれなカフェや、オフィスの応接室のインテリアとして置いていることも多くあります。

花屋にはなかなか行かないけれども、パキラを一度は目にした事があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

なぜ多くの観葉植物の中でもパキラが選ばれるのでしょうか?
その理由は、パキラの初心者でも育てやすい点と、風水効果に関連しています。

この記事では、パキラの特徴や品種・風水効果などについて、幅広く解説しております。
パキラの事をあまりご存知でなかった方も、観葉植物としてのパキラの魅力が伝わる内容です。
観葉植物を置いてみたいけど、どの植物が良いかお悩みの方もご一読いただき、ぜひ選択肢の中にパキラを入れてみてください。

パキラはどんな観葉植物?学名・原産国・英名も

パキラはどんな観葉植物?学名・原産国・英名も

パキラは学名を「pachira glabra(パキラ・グラブラ)」といい、アオイ科、パキラ属の植物です。
英名は「guiana chestnut(ギアナ・チェストナット)」で、別名カイエンナッツとも呼ばれます。

原産国は中南米、とくにブラジル周辺といわれており、熱帯の暖かく日当たりの良い場所を好みます。

高さが20メートルにもなる高木で、光沢のある鮮やかな緑色の葉が掌状葉になるのが特徴です。
乾燥や日陰に強く育てやすく、手入れも簡単なことから、観葉植物として人気です。

関連記事:初めて選ぶ観葉植物!置き方のポイントとおすすめ種類を一挙紹介

パキラは条件が揃えばお花を咲かせる観葉植物

パキラは条件が揃えばお花を咲かせる観葉植物

パキラは美しい葉を楽しむ印象が強いのですが、実は条件が揃えばお花を咲かせます。では、どのような条件なのかご紹介します。

条件1:実生株から育てる

実生株(みしょうかぶ)というのは、種から育った株のことです。
日本で手に入るパキラは、挿し木から成長したものがほとんどのため、実生株は探さないと手に入りません。

条件2:最低5年は育てる

パキラは花を咲かせるのに5年?10年はかかると言われています。
大変長い年月が必要となりますが、パキラはとても強い植物です。気がつけば10年以上育てていたという方も多くいらっしゃいますので、きちんと管理できていれば花がつくまでに枯らしてしまうことはあまり心配しなくても良いでしょう。

条件3:日当たりと風

パキラの開花時期は日本の6月?7月ごろの気候で、日差しと適度な風通しが必要です。日差しが必要と言っても、直射日光は必要ありません。室内で日の当たる場所に置く程度で十分です。

パキラの開花までの道のりは大変ですが、一度開花させると毎年花が楽しめるようになります。ぜひ一度、実生株を育て、開花を目指してみてはいかがでしょうか。

人気の観葉植物「パキラ」につけられた花言葉

人気の観葉植物「パキラ」につけられた花言葉

観葉植物やお花には「花言葉(はなことば)」という、その植物の特徴やまつわる伝説などからつけられた言葉があります。
パキラの花言葉はどのようなものなのでしょうか?

パキラの花言葉「快活」

パキラには「快活」という花言葉があります。パキラはとても丈夫で、観葉植物として10年以上育てられているという場合も多くあります。原産が熱帯にも関わらず、少々の寒さには負けません。そして風や乾燥にも強く、ぐんぐんと背を伸ばし20メートルもの高さに達するその姿は、「快活」という花言葉がピッタリです。

パキラの花言葉「勝利」

パキラには、勝利にまつわる言い伝えがあります。
貧しかった男性がパキラを育て、売ったことにより富を得たという話です。
このエピソードから、パキラは富をもたらす幸運の木として考えられ、パキラに「勝利」という花言葉がつけられたとされています。

観葉植物「パキラ」は種類や品種が豊富!

観葉植物「パキラ」は種類や品種が豊富!

パキラと一言でいっても、その種類はたくさんあります。ここでは、パキラの代表的な品種を紹介していきます。

パキラ・グラブラ

パキラ・グラブラは日本で最もメジャーな種類です。日本で売られているパキラのほとんどがこのパキラ・グラブラであり、白い花をつけ、葉っぱがとがっており、太い幹をもつのが特徴です。

パキラ・アクアティカ

パキラ・グラブラと大変似ており、間違って売られている場合もあります。
白い花をつけ、赤っぽいおしべが出てくるのが特徴です。幹を三つ編みにしたようなアレンジがされていることも多いです。

パキラ・ミルキーウェイ

ミルキーウェイという名の通り、葉の表面に星空のような白い斑点があります。細めの幹が特徴的です。

この他にもたくさんの種類のパキラが存在していますが、主に流通しているこれらの品種は日本の気候でも育つものばかりなので、まずはご紹介した品種から始めてみてはいかがでしょうか。

観葉植物パキラの風水効果は「金運アップ」や「仕事運アップ」

観葉植物パキラの風水効果は「金運アップ」や「仕事運アップ」

花言葉でも解説したように、パキラは「金運」や「仕事運」の力を持つとされています。パキラにはそういった財力を得るというイメージから「発財樹(はつざいじゅ)」という呼び名もあるほどです。

風水的には、パキラのしだれた葉は悪い気をしずめ、さらに強い気を発して集中力を高めて、仕事や勉強運を上げるともされています。
そのため、パキラは新築や開店祝いとして贈られることも多くあります。

関連記事:パキラがもつ風水効果は?置くべき場所もご紹介

観葉植物パキラを育てる上でのポイント一覧

観葉植物パキラを育てる上でのポイント一覧

ここからは、パキラを育てるポイントを解説していきます。

苗の選び方

購入する時に弱い苗を選んでしまうと枯れるリスクが高くなるので、できるだけ強い苗を選ぶことが大切です。
ポイントは、「虫がついていない」、「幹が太くて硬い」、「新芽が出ている」苗です。
健康なパキラであれば、新しい新芽が次々と出てくるはずですので、新芽の状況でパキラの健康度合いが分かります。

置き場所

パキラは暖かく、日当たりと風通しの良い場所を好みます。
葉が変色してしまうので、直射日光は避けてください。室内であればレースカーテン越しなどに陽が当たる窓際などがよいでしょう。

土の種類

パキラを植える土は、水はけの良いものを選んでください。観葉植物用の培養土を購入するのが手軽です。ご自身で配合される場合は、赤玉土と腐葉土を7対3ほどの割合で混ぜてください。

水やり頻度

パキラは暖かい時期と寒い時期で水やりの頻度を変えます。暖かい時期は、パキラの生育期間となるため水がたくさん必要です。土が乾いたらしっかりと水やりしてください。

寒い時期では水をやりすぎると徒長の原因となりますので、週に2回程にとどめ、鉢植えの受け皿に水が溜まると根腐れの原因となるので、水のやりすぎにも注意が必要です。

関連記事:初心者でも簡単にできるパキラの育て方

観葉植物パキラは水耕栽培も可能!知っておきたい方法と注意点

観葉植物パキラは水耕栽培も可能!知っておきたい方法と注意点

鉢植えのイメージが強いパキラですが、水耕栽培も可能です。
剪定した際に切り落とした枝で手軽にはじめられます。
続いては、パキラの水耕栽培をする時の注意点をいくつか解説しましょう。

季節に気をつける

パキラは寒い季節では成長が止まってしまいます。ですので、根を生やしていく必要がある水耕栽培をはじめる時期は暖かい5月?7月に行うのがおすすめです。

水を吸いやすくする工夫をする

根が生えていない状態では、水を吸い上げる力が不十分ですので、水の接地面を増やすように斜めにカットします。また、葉の面積を減らして蒸散する水の量を減らす工夫も必要です。

寒さに弱い観葉植物「パキラ」は冬越しに注意!

パキラは熱帯の暖かい気候を好むので、丈夫であるとは言え「寒さ」には気をつけなければいけません。
パキラは5℃以上ある場所でしか生きられませんので、冬越しする場合は5℃以上の温度が保たれるリビングなどの室内に移動してください。
もし庭植えをされていて、植え替えが難しい場合はビニールで覆う等の対応をしてください。

日本の冬では外気は5℃以下になるところがほとんどですので、対策をしなければ枯れてしまうことが多いでしょう。

観葉植物「パキラ」の実は食べられるがソラニンに注意

観葉植物「パキラ」の実は食べられるがソラニンに注意

パキラの実は、「カイエンナット」と呼ばれ食べられます。
実の見た目は小さな剥き栗のようで、煎ったりして食べます。パキラは「ギアナ・チェストナッツ」とも呼ばれますが、チェストナットは「栗」という意味なのです。

しかし、パキラの実にはソラニンという、ジャガイモの芽に含まれるものと同じ毒性の成分が含まれています。ソラニンは食べると吐き気やめまい等を起こすので非常に危険です。

食べられると言っても、あくまで観賞用としてお部屋に飾り、目で楽しんだ方が良さそうです。

パキラ等の観葉植物を購入する方法は、実店舗と通販があります。それぞれの方法を比較解説します。

実店舗のメリット・デメリット

・育て方の相談ができる。

初心者の方は育てていく内に不安なことがたくさん出てくるでしょう。実店舗であれば、育て方の方法などを相談できます。

・目で見て植物の状態を確認できる。

購入する際に、より状態の良い植物を選ぶことは大切です。枝の太さや虫がついていないか等、自分の目で見て納得して買えます。

・持ち運びが大変

観葉植物は大きな鉢植えの場合も多く、実店舗から持ち運ぶのが大変です。

・購入する時間が制限される

当然ですが、実店舗が開いている時間でなければ購入できません。お仕事が忙しく、実店舗に立ち寄ることが難しい方には通販で購入するのがおすすめです。

通販のメリット・デメリット

・時間にとらわれず購入できる

通販なら時間関係なく選び、購入できます。また、配達時間の指定をすればストレス無く受け取れます。

・店舗に置いていない植物も取り寄せられる

実店舗では品揃えが無いものも、通販なら取り寄せられる可能性があります。お近くに規模の大きな店舗が無く、珍しい植物をお求めの場合は通販がおすすめです。

・実物を見て買えない

通販では実物を見て購入ができません。思っていた状態でなかった、大きさでなかったと感じる場合があるかもしれません。できるだけ詳しく商品説明を行なっているサイトを選ぶ等、できるだけの対策をしてください。

まとめ

観葉植物として人気のパキラについて概要をくわしくご紹介いたしました。

お部屋にグリーンの色があるだけで、生活にやすらぎと豊かさを与えてくれます。観葉植物を育てられるか心配な初心者の方にとって、パキラは大変おすすめです。

もちろん手入れは必要ですが、生命力に溢れる丈夫なパキラは、少しのコツでぐんぐん成長させられます。
また、風水や花言葉的にも大変縁起が良い植物ですので、新築や開店祝いのプレゼントとしてもおすすめの観葉植物です。

ぜひ一度パキラのある生活をご検討ください。

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