正月や結婚といった縁起の良いイベントの際には、それに最適なお花を選びたいところ。
服装にTPOがあるように、お花にも贈る場面や季節に適した種類があります。
そこで本記事では、正月やクリスマスなどそれぞれの場面に適したお花を一覧でご紹介。
縁起のいいお花について、意味やポイントといった情報をシーン別に詳しく解説します。
贈るお花に悩んでいる方、縁起物を飾りたい方は、本記事を参考に素敵なお花を選んでみてください。
縁起のいい花を贈ろう
花屋さんには多種多様な花や植物が売られています。
自宅用ではなく、知人、友人へのギフトとして購入するときは、縁起がいいとされている花を選んだほうが喜んでもらえそうですよね。
今回は古くからの言い伝えや、贈る場面ごとに適したお花を紹介します。
また、花や植物には花言葉があり、花の色によっても異なる意味合いがあります。
お花を贈る場合には、相手への思いを花に込められますので、ぜひ花言葉にも注目してみてください。
お見舞いに縁起のいい花3選
順調な回復を後押し!
お見舞いに行くときに、お花を持っていくことがありますよね。
さまざまなお花の中で、お見舞いには適さない花もありますので、ご注意ください。
今回はお見舞いにおすすめのお花を紹介します。
牡丹
牡丹は大輪の花を咲かせ、幾重にも重なった花びらの美しさと誇張しすぎない優しい香りに、誰しもが癒されます。
牡丹がしおれるときは、ポトリと頭が落ちずに、花びらが1枚ずつ落ちていく様子から、縁起のいい花だと言われています。
病院に持っていく場合は、色に注意しましょう。
白、青、紫系はお悔みを連想させるため、ワンポイントなら問題ありませんが、全体を寒色でまとめたアレンジメントは避けたほうが無難です。
ガジュマル
立派な根を張るガジュマルは強い生命力を感じられ、エネルギーをもらえます。
初心者でも育てやすい観葉植物のため、誰に贈ってもきちんと育ててもらえるでしょう。
ガジュマルの花言葉は「健康」であり、お見舞いにぴったりです。
しかし、一説には根を張る植物は、病院に根を張るとも言われており、入院している人に贈るのは避けたほうがいいとも言われています。
グロリオサ
赤と黄色の鮮やかな花を咲かせるグロリオサは、アクセントとしてアレンジメントや花束によく使われます。
花言葉は「栄光」「勇敢」であり、燃え上がる炎のような印象から、健康を祈願するお見舞いのシーンに適しています。
結婚などのお祝いの際に
縁起のいい花3選めでたい日に最適!
お祝いの席に出席するなら、お花を持参しましょう。
その場の雰囲気が一気に華やかになるので、老若男女問わず喜ばれます。
今回はお祝いの席に適したお花を紹介します。
バラ
誰もが知っているバラは、エレガントで華やかさを演出できます。
花びらが多く、よい香りがさらなる品格を与え、贈り物にはぴったりの花です。
バラは、色によって花言葉が違います。
赤いバラの花言葉は「愛情」、「美」、「情熱」などで、青いバラの花言葉は「神の祝福」であり、結婚式にもぴったりの花言葉です。
南天
お正月の飾りや和風のフラワーアレンジメントに、たくさんの赤い実がついていることがあります。
南天という植物で、 難(なん)を転(てん)じて福となすからつけられた木です。
南天は松や竹との相性が良く、和装の結婚式ではブーケや卓上のアレンジメントによく使用されます。
カスミソウ
繊細で可憐な印象のカスミソウは、他の花との相性もよく、アレンジメントにも広く使用されます。
また、ウェディングドレスとの相性もよく、結婚式場でも見かけることも少なくありません。
最近では、カスミソウだけで作られた花束や、色水を吸わせて加工したカラフルなカスミソウも人気があります。
花言葉は「幸福」「永遠の愛」で、結婚式にぴったりのお花です。
落ちない!
受験に縁起のいい花3選
春先といえば受験シーズンですよね。
入試や合格発表のニュースを見ると、自分自身が受験生だったあの頃に戻る気がします。
この時期に開花を迎え、受験生本人はもとより受験生を持つご家族に贈っても喜ばれる花を紹介します。
桜
日本の春の風景に欠かせないのが桜です。
かつて、受験に合格したときの電報に「サクラサク」と記していたこともあり、桜は合格祈願のシンボルとして親しまれています。
合格発表が行われる春先に、桜は受験の合格を喜んでくれるかのように咲き誇ります。
花言葉は「あなたに微笑む」で、まさに合格祈願にぴったりの花ですね。
桜の花言葉で知る、日本人の精神美と文化
胡蝶蘭
胡蝶蘭は花の形が特徴的で、蝶が舞っているような美しい花びらを持つ花です。
見た目に華やかな胡蝶蘭は、お手入れ次第で長く花を楽しめることもあり、お祝いの贈り物として大変人気があります。
花言葉が「幸福が飛んでくる」とされ、蝶が幸運を届けてくれるそんな意味合いから
特に合格祝いや開店祝いなどに贈られます。
月桂樹
月桂樹は、地中海原産の常緑高木です。
葉の香りが良く、ハーブとして食事の風味付けに使用されることもあります。
月桂樹が縁起のいい植物と言われているのは、古代ギリシャ時代に、戦いの勝者に月桂樹で作った冠を授けていたことに由来します。
月桂樹の花言葉が「栄光」「勝利」であることも縁起物といわれる理由です。
現代でもオリンピックの授賞式では、選手に月桂樹の冠が贈られています。
新しい一年の始まりに!
正月に縁起のいい花3選
新年を迎えるにあたり、正月飾りを用意するご家庭も多いでしょう。
正月飾りには縁起のいいお花、植物が使われていますので、紹介します。
松・竹・梅
どれもめでたい植物として有名です。
松は常緑樹であり、冬でも青々と葉が茂る姿から「不老長寿」の象徴とされ、縁起の良い植物として玄関先に飾る門松に使われています。
大きいものは樹齢1000年を超えることもあり、縁起の良い木といわれる由来です。
「松」の名前の由来は「神を待つ」から来ていると言われています。
日本では神が宿る木とも言われ、古くから神が宿る植物は長寿の象徴とされてきました。
竹は成長が早く、真っ直ぐに成長することから、生命や未来への希望を象徴する縁起物として親しまれています。
また、竹には節があり、これが季節の変わり目を指す「節目」とかけていることも、正月飾りに使われる理由のひとつです。
梅は、早春のまだ寒さの残る季節に他の花に先駆けて咲くため、出世や開運の象徴とされています。
菊
菊というと、仏壇に飾る花のイメージがあるかもしれませんが、実は高貴な花です。
天皇家の御紋に使われていることや、「菊を飾ると福が来る」、「菊を生けると良い子に育つ」などの言い伝えもあります。
花屋さんで売られているのは西洋菊(マム)がほとんどで、仏花とは異なり、丸くカラフルな菊は季節問わず販売されています。
和装のウェディングの装飾にも人気です。
千両
千両は、大きめの葉の上に乗るように上向きに実をつける樹木です。
その実は直径5〜6mmと小ぶりですが、鮮やかな赤い実で、花が少なくなる冬でも、庭に明るい彩りを添えます。
古くから縁起の良い木として親しまれ、お正月用の生け花の花材にも使われてきました。
南天も赤い実をつけますが、千両は葉の上向きに実をつけ、南天はぶどうの房状に実をつけます。
正月の飾り花とは?縁起の良い一年は花の飾りつけから始まる!
特別な日は縁起のいい花で祝おう!
今回は正月やお見舞い、結婚式など場面に合わせた縁起のいいお花を紹介しました。
普段、お花を買う習慣のない人でも、贈り物ならチャレンジできます。
色合いや予算など店員さんに相談すると、おすすめの組み合わせを教えてくれるので、機会があればぜひ、縁起のいいお花を贈ってお祝いしましょう。
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