タキシードをおしゃれに彩るアイテムのひとつ、ブートニア。
新郎は挙式のタキシードを決めた後、シャツやネクタイ、ポケットチーフ、サスペンダーなどの小物も選びますが、ブートニアもそのうちの一つです。
ブートニアひとつでタキシードの雰囲気がガラっと変わるので、センスが問われる大切なアイテム。
おしゃれなものを選べば良い!という訳ではなく、新婦のドレスやブーケの雰囲気と合うかという点も、ブートニア選びをする上で非常に大切なポイントです。
本記事ではブートニアとはどんなものか?という内容から費用相場、ブートニアにおすすめのお花の品種、タキシードの着こなしアイデアまでご紹介いたしますので最後までご覧ください。
「ブートニア」とは新郎の左胸を彩る花のコサージュ
ブートニアはフランス語の「boutonniere」から来ています。
新郎の衣装には欠かせない、華やかなブートニアの情報を知っておきましょう。
タキシードには欠かせない「ブートニア」
ブートニアは、新郎の胸に飾られたお花の事を指します。
ウエディングシーンでのお花と言えば、新婦のウエディングブーケを想像することが多いのですが、新郎の衣装にもお花の装飾は欠かせません。
タキシードをぐっと引き立たせることができるブートニアは、基本的には新婦のブーケと同じ素材で作られます。
ブートニアを付ける場所
ブートニアは本来、上着の左胸部分のボタンホールに装飾するもの。現代でも、タキシードのボタンホールにブートニアを装飾することもあります。
しかし、留め方やお花が重たい場合にはブートニアが不安定になりがち。挙式中は動くことも多く時間が経過すると位置がずれてしまう可能性があります。
そこで近年は、タキシードの左襟部分に留めたり、チーフを入れるようにブートニアを左胸のポケットに入れておしゃれを楽しんでいる新郎も多いです。
ブートニアの起源・由来とは?中世ヨーロッパの言い伝えから
ブートニアの始まりだと言われているのが、中世ヨーロッパの次のようなストーリーです。
「とある男性がプロポーズをする時、女性の家に向かうまでに咲いていた野の花を束ねてブーケを作りました。プロポーズを受けた女性は、承諾の証にブーケの中からお花を抜き取り、男性の胸に飾ったのです。」
この素敵なプロポーズのエピソードから、結婚式でもこのストーリーをまねたゲスト参加型のブーケ・ブートニアのセレモニーを行うカップルも多くいます。
挙式のセレモニーにお悩みなら、是非プログラムの中に採り入れてみてはいかがでしょうか。
ブートニアの相場や手作り方法とは?〜10000円を目安に
次に、ブーケ・ブートニアの相場や手作り方法を見ていきましょう。
お花の種類にもよりますがブートニアのみの価格は、〜10000円を目安にしておきましょう。
生花のブートニアは当日作ることになるので、挙式の準備がある新郎新婦には少し負担になってしまうかもしれません。
手作りのブートニアを検討している方には、ドライフラワーを選ぶことをおすすめします。
ドライフラワー特有の色みを使うことで、タキシードもワンランク上のおしゃれに。
近年、ウェディングブーケにはドライフラワーを選ぶカップルも多いです。
新婦のブーケにも使用する花材の中から、あまり大きすぎない花材を選びワイヤーで加工しましょう。花材をおしゃれなリボンで束ねれば完成です。
ドライフラワーのブートニアは、挙式後も楽しむことができると大変人気。
手作りを選べば愛着が湧くこと間違いなしです。
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ブートニアにぴったりのお花の品種とは?代表的な4種類のお花
新郎が使用するブートニアの種類は本当にたくさんの種類があります。
大きなお花をあしらったシンプルなデザインのものもあれば、いろいろなお花の種類や色を混ぜたブートニアも。
ブートニアは、新婦のウエディングブーケとリンクしたものを選ぶことが一般的です。
ウエディングブーケに使われている花材の中から、新郎の好きなお花やタキシードの雰囲気を考慮して作りましょう。
全体のバランスは、ブートニアを選ぶ際には大切なポイントのひとつです。
バラ
バラは色が豊富なので、カラー選びによってどんな雰囲気のタキシードにも合います。
様々なお花をミックスさせたブートニアを作る場合にもおすすめです。
関連記事:バラについて徹底解説!贈るシーンや花言葉・育て方や買い方まで
カスミソウ
ふわふわとしたお花が特徴的なカスミソウ。ブートニアに使えば、清廉な雰囲気を持たせることができます。
ブラック・ネイビー等の濃い色のタキシードと合わせる場合、白のお花とメリハリが出て素敵ですよ。
カラー
お花の形がスタイリッシュなカラーのお花。定番のホワイト以外にも、オレンジやパープルなど豊富な色合いが選べます。
洗練された雰囲気のブートニアにおすすめです。
チューリップ
春の挙式にぴったりなのが、チューリップ。品種が6500種類以上あると言われており、色や形が豊富です。
ユリのような形や、パーロット咲きのお花もおしゃれです。
ブートニアによく合う着こなしアイデア
ブートニアは衣装を華やかにするアイテムのひとつ。そのため、シャツ・ネクタイの雰囲気と合わせたブートニアを選ぶと統一感が出て良いでしょう。
例えば白や淡いグレーなどのシンプルなタキシードにはものであれば、華やかで明るい雰囲気のブートニアを作ってコントラストを強調しましょう。
さらに、挙式の雰囲気に合わせてブートニアをチョイスすると、統一感のある仕上がりに。
ガーデンウエディングであれば多肉植物やグリーンを豊富に束ねたブートニアを。ビーチウエディングには、海を連想させる貝殻をあしらっても良いですね。
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まとめ
ブートニアとは、タキシードのおしゃれさを引き立たせるための重要なアイテムのひとつ。
また、花嫁のブーケを元に作ることが多いため新郎側は種類が選べなさそうなイメージがありますが、思い切って新郎もご自身が使いたいお花や色を提案してみてはいかがでしょうか。
新郎新婦、お互いが好きな雰囲気のブーケ・ブートニアでコーディネートすると非常に素敵です。
また、会場の雰囲気に合わせて(ナチュラル・サムシングブルー・リゾート風・クリスマスなど)ブーケ・ブートニアを選ぶと、統一感が出てより一層おしゃれに。
さらに、ブートニアはタキシードを引き立てる装飾品のひとつ。
ブートニアを付ける位置やお花の雰囲気で、タキシードの印象がぐっと変わります。
タキシードに合わせておしゃれなものを選びましょう。ぜひ素敵なブートニアを選んで、おしゃれを楽しんでくださいね。
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