2023/11/15

育てやすく個性的な花「ケイトウ」|基礎知識や育て方と花言葉

ケイトウは、情熱的で鮮やかな色彩をもち、まるでニワトリのトサカを彷彿させる花です。

また、暑さに強くて比較的育てやすいケイトウは、これからガーデニングを始めたい方にもおすすめ。

この記事は、ケイトウに関して以下の疑問にお応えした内容です。

  • ケイトウの特徴は?
  • ケイトウの品種は?
  • ケイトウの育て方は?
  • ケイトウの花言葉は?

ケイトウの基礎知識を理解すれば好みの品種を見つけてすぐ栽培でき、プレゼントの選択肢も広がります。

特徴的な花が魅力のケイトウの基礎知識

ケイトウは、ニワトリのトサカに似たふわふわとした柔らかい花びらが特徴です。

原産国は、亜熱帯アジア、インドやアフリカの熱帯地域。そのため暑さに強く、炎天下でも快活に咲きます。

原産地ではヒユ科ケイトウ属の多年草ですが、日本では冬に枯れるので一年草として扱われています。

開花時期は、7〜11月と幅があり、長期間楽しめる点が魅力です。

また、ケイトウの花の色は豊富で、赤・黄色・オレンジなど炎のような鮮やかな色や、アンティークカラーなど柔らかい色彩をもちます。

見る人の心を元気づけるカラーなので、プレゼントとしても喜ばれるでしょう。

ケイトウの歴史は古く、奈良時代に中国を経由して渡来しました。

昔は食用や藍染めの原料として利用されており、「韓藍(カラアイ)」と呼ばれ、古くから親しまれている花なのです。

ケイトウの3つの特徴|暑さに強く・花持ち良く・乾燥に強い

ケイトウの特徴は3点です。

  • 乾燥しても色褪せにくい
  • 暑さに強く、丈夫で育てやすい
  • 花持ちがよく、長く楽しめる

暑さに強く、比較的育てやすいケイトウは、初心者でも気軽にチャレンジできる花です。さらに上記の特徴から切り花や寄植え、ドライフラワーなどアレンジの幅が広い点も特徴。

さまざまな花色や品種を揃えて植えつければ、長期間見栄えするでしょう。

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ケイトウの名前の由来は花のカタチから

ケイトウは、ニワトリのトサカ(鶏頭)のような形や真っ赤な色から連想させた和名が語源です。

西洋の英名でもその認識は共通しており、「Cock comb(鶏のトサカ)」と呼ばれています。

ケイトウの品種は花の突然変異で品種改良されています

ケイトウは、「石花(せっか)」と呼ばれる突然変異をもとに、品種改良が盛んに行われています。そのため、多くの品種が生み出されており、花形が異なる点も魅力の1つ。主な品種5つをご紹介します。

ノゲイトウ

ノゲイトウは、茎の先が枝分かれして、花穂は細長い円錐形が特徴です。まるでキャンドルのような花穂であるため、トサカとは少々異なる点が魅力。

原種に近い品種であり、「セロシア」という流通名で夏から秋に出回っています。

トサカケイトウ

トサカケイトウは、小さな花が密生しており、ニワトリのトサカのような平べったい形状です。

花穂の上部にはうねりがあり、まるで生きているような立体的な形が魅力的。

一般的なケイトウといえばこの品種であり、最もケイトウらしいといえます。

久留米ケイトウ

久留米ケイトウは、花穂が折り重なり球状になったボリューム感が特徴。分枝はほとんどしません。

トサカケイトウの石花を強調して切り花用に品種改良された花であり、比較的新しい種類のケイトウです。

羽毛ケイトウ

羽毛ケイトウは、円錐形の花穂が羽毛のように柔らかく、優しい質感が魅力。羽毛は、長いものから短いものまであります。

赤やオレンジ、黄色、ピンクなど、花色は豊富。一輪だけではなく寄せ植えして育てれば、さらに華やかな印象を与える品種です。

ヤリケイトウ

ヤリケイトウの花穂は、槍のような円錐形が特徴。羽毛が玉状に固まって咲き、別名「キャンドルタイプ」とも呼ばれています。

個性的な形状であるため、一輪挿すだけで写真映えし、花束に添えるとおしゃれな印象を与えます。

ケイトウの花の育て方の5つのポイント

育てやすく丈夫なケイトウは、ポイントを押さえれば初心者でも手軽に育てられます。ここでは、ケイトウを育てるポイントを5つ紹介しましょう。

日が当たり、風通しの良い場所で育てる

ケイトウは熱帯地方の植物なので、日光や水はけが良い土を好みます。屋外での栽培が難しければ、窓際の風通しがよい室内で育ててください。

注意点は、育てる品種の草丈を事前にチェックして置き場をきめることです。品種によって草丈が異なり、150cmほどまで成長するものもあります。室内で育てる場合、あまりにも草丈が高ければ日当たりに影響を及ぼすため注意しましょう。

種まきは4〜8月にする

ケイトウの種は25〜30度で発芽するため、気候が暖かくなるタイミングで種をまきましょう。

注意点は、種に光を与えないこと。発芽するまでは「種が隠れるくらい土をかぶせる」「新聞紙などで光が当たらないようにする」など工夫が必要です。

根を傷めないように植え付ける

ケイトウは根をいじられることが嫌いな花。

ポットから苗を取り出す際は、できるだけ根を傷めないように心がけましょう。

また植え付ける際は、植え替えをしなくてすむように植える場所や鉢の大きさを熟考してください。

涼しい時間帯に水やりをする

水やりは、真夏であれば早朝か夕方以降の涼しい時間帯にしましょう。気温が高い時間帯だと、蒸れてしまい美しい色彩を損なう要因になります。

水やりのポイントは、花に水がかからないように株元にすること。特に苗が小さいうちは、乾燥すると下葉が枯れやすいため要注意です。土が乾かないようにたっぷり水をあげてくださいね。

咲き終わりや色あせが生じたら摘み取る

花の咲き終わり後に花がらを放置すれば、養分が取られてしまい、花付きが悪くなります。

また、色があせている場合は、脇芽の上でカットすることも重要。そうすれば、下の脇芽から新たな花が咲き始めてくれます。

ケイトウの花の花言葉

ケイトウには、色別の花言葉の違いはありません。

ここでは代表的な花言葉をご紹介します。

【おしゃれ、個性】

ニワトリのトサカは、メスへのアピールや他のオスに対して威嚇に使うもの。

つまり、個性的で堂々とした佇まいから「おしゃれ」「個性」の花言葉が生まれたと考えられます。

【気取り屋、風変わり】

「気取り屋」の花言葉は、トサカを見せびらかすように気取っている様子からきたといわれています。

またキャンドルのような形や燃えるようなカラーなど、一風変わった品種の影響で「風変わり」との意味合いも併せ持っているのです。

【色あせぬ恋】

花持ちして色褪せない特徴から、「色あせぬ恋」の花言葉も持っています。

情熱的で燃え盛るような色彩や円錐形の独特なフォルムは、ロマンチックさを感じますよね。

おしゃれで個性的な花を育てるなら、ケイトウを選ぼう!

ケイトウは、ニワトリのトサカを彷彿させるカラーと個性的な形状が調和している花です。

また、暑さに強く丈夫なので、ポイントさえ抑えればガーデニング初心者でも安心して栽培できます。

また、ケイトウの品種は豊富にあり、個性的な方へのプレゼントにはピッタリ。渡した後も長持ちするので喜ばれるでしょう。

ご自身でも楽しめて、プレゼントとしても魅力的なケイトウを、ぜひ選んでみてはいかがでしょうか。

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