薔薇といえば赤いバラをイメージされる方が大多数かと思います。
一方で多くの人を魅了する高級感あふれる「黒バラ」という希少性の高いバラがあります。
黒バラには、「永遠の愛」や「決して滅びることのない愛」といった深い愛情を示す花言葉がある一方で、「恨み」や「死ぬまで憎みます」といった怖い意味の花言葉も存在します。
フラワーギフトで贈る際は注意が必要ですが、一般的には上品で豪華な外見から特に大人の女性に人気の高い花で知られています。
贈り物をする際は、他の明るい花と比べて一味違ったお洒落な贈り物として相手に喜んでいただけるでしょう。
この記事では希少価値の高い黒バラの魅力や花言葉、プレゼントとして贈る際の注意点などを詳しくご紹介していきます。
黒バラは黒じゃない?黒にみえる濃い赤が黒バラ
漆黒のような黒いバラは自然界には存在しないのをご存知でしょうか?
実は、黒バラは黒い色素を持っているわけではなく、濃い赤色のバラの花びらが何枚も重なっている様子が黒く見えたことからつけられた名前で、英語でもその名の通り「ブラックローズ」と呼ばれているのです。
近年では品種改良を重ねることによって、より漆黒に近い黒バラも作られるようになっています。
ブラックバカラ
黒バラはその希少性から希少価値の高い花として知られています。中でも「ブラックバカラ」は、2000年にフランスで品種改良された黒バラを代表する品種として知られています。
ベルベットのような滑らかな花びらの質感を持っているのが特徴で、非常に人気の高い花です。
黒バラには、その他にも同じくフランスで作られた「ルイ14世」や「パパメイアン」などがあります。
それぞれに特徴があり、「ルイ14世」は強い香りを持ち、雄しべと花びらの色のコントラストが特徴的な花です。
「パパメイアン」は、1963年にフランスのメイアンという人が生み出したことが名前の由来となっています。こちらの花も、代表的な黒バラの1つとして知られています。
日本産の黒バラ
日本産の黒バラの品種では、「黒真珠」や「真夜」などが知られています。
黒真珠は1988年に京成バラ園で開発された品種で、ブラックバカラより約1センチほど大きい花を持っているのが特徴です。ブラックバカラと同じく肉厚でビロード調の花びらが美しい薔薇です。
真夜は2011年に作られた黒バラで、花を咲かせると青みがかった美しい色になるところや強い香りを持っているところが魅力です。
ご紹介したとおり黒バラの品種はいくつかありますが、その中でも最も黒みが濃い黒バラは「ブラックバカラ」といわれています。
黒バラはその魅力からさまざまな品種改良がされてきた花ですが種類は他のカラーよりも多くはありませんので、それぞれの黒バラの違いなどを楽しんでみるのもおすすめです。
黒バラは9月18日の誕生花
黒バラにも、他の花と同じように誕生花とされている日があります。誕生花とは、365日の1日ごとにそれぞれ意味が設定された花のことです。
黒バラ(黒赤色)は9月18日の誕生花
黒バラ(黒赤色)は、9月18日の誕生花で、花言葉は「神秘」や「永遠の愛」といった意味があります。黒バラのミステリアスで神秘的な雰囲気にぴったりの花言葉ですね。
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黒バラの花言葉は深い愛を表す一方、その反対の意味も
黒バラの花言葉にはどんな意味があるのでしょうか。実は、黒バラには大きく分けて2通りの意味を持った花言葉が存在します。
黒薔薇の花言葉には「永遠の愛」「貴方はあくまで私のもの」「決して滅びることのない愛」「永遠」といった深い愛に関する意味がある一方で、「死ぬまで憎みます」「憎悪」「恨み」「永遠の死」「あなたを呪う」といった、ネガティブで怖い意味も持っています。
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黒バラの花言葉はなぜ怖い?「不吉」や「死」を連想させる色
黒バラの花言葉はどうして怖い意味を持ち合わせているのでしょうか?
その理由としては、他の明るい色のバラと比べると暗いイメージを持たれやすいことや、黒という色そのもののイメージもあると考えられています。
黒い色は葬儀などで使われ「喪に服す」という意味があることから、「死」を連想させやすい色ともいえます。
また、魔女が好む黒猫や悪魔などの不吉なイメージを持たれやすい色でもあります。
感情を表現する言葉の中にも、「どす黒い」などネガティブな表現として使われることがあり、黒バラの持つ「憎悪」「恨み」「あなたを呪う」といったネガティブな花言葉の由来となったといわれています。
黒バラのおすすめ活用方法!良い意味の花言葉もある
実は、黒バラにはネガティブな花言葉もある一方で「永遠」や「決して滅びることのない愛」などの深い愛情を示す意味もあるので、結婚式のブーケや装花などに人気があります。
また、黒バラのシックで豪華な見た目は高級感もあることから部屋のインテリアやフラワーギフトにもおすすめです。黒バラの希少価値が高いことからも、お洒落なフラワーギフトとして喜ばれるでしょう。
大人な雰囲気が人気なので、大人の女性へ贈るプレゼントにも最適で、黒バラの中には甘くいい香りがする花が多いのも魅力です。
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黒バラのお手入れ方法
黒バラは自宅で栽培することもできます。意外なことに、お花屋さんやホームセンター、種苗園、インターネットショップなどから入手することが出来るのです。
希少であることはかわりないので、在庫がない可能性やあっても価格はそれなりに高価ではありますが、手に入らない程の価格や希少度ということでもないのです。
黒バラの苗は、鉢植えで育てられるタイプと庭に植えて育てられるタイプがあります。
直接植えられるタイプは、4月から5月の時期に行います。注意が必要なのは定期的な水やりや肥料のやり方、剪定、虫の駆除などです。
きれいな花を咲かせるために追肥などを行うのがおすすめです。
黒バラの「ブラックバカラ」は日光による花びらの日焼けに強いといわれているので、初めてバラを育てる初心者にもおすすめです。ブラックバカラの花びらは雨に弱いので、外に植えている場合は雨が降る前に切り取り、切り花として花瓶に活けて自宅で楽しむのも良いでしょう。
日本産の「黒真珠」は耐寒性があり病気にも比較的強く、フランス産の「ルイ14世」は通年で小さな花を咲かせるので、1年を通して楽しむことができます。
花言葉が全てではない!黒バラがおすすめな理由
黒バラの花言葉には、「永遠の愛」などのポジティブな意味と「恨み」といったネガティブな意味がありますが、花を選ぶ際は花言葉が全てではありません。
黒バラは、その豪華で上品な印象の見た目に美を感じる、多くの人たちを魅了し続けています。
希少価値も高くフラワーギフトとして大変人気の高い花ですから、黒バラの外見が好みという理由でギフトとして贈るのでも全く問題ありません。
ネガティブな花言葉が気になる際は、それ以上の気持ちを込めてメッセージカードを一緒に贈って一言添えるのも1つの手です。
愛する女性へ贈る場合は、誤解をさけるためにも、ぜひメッセージを添えて贈りましょう。
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まとめ
黒バラの持つ花言葉や魅力についてご紹介しました。
黒バラにはその色からくるイメージのネガティブな意味の花言葉があると同時に、深い愛情を示す花言葉も同時にもっています。
つまり、どちらとも取れるのであれば、贈る相手といかに深い信頼関係や愛情が育まれているかによって、おのずとどちらの意味かが決まってくるということですね。
黒いバラは希少性が高いので、珍しくそして美しいという特別感の演出には非常に適しています。花束は難しくても、赤のバラの中に1本だけ黒バラを組み合わせたアレンジなどはおしゃれではないでしょうか?
一生に一度の大イベントである結婚や、特別なお祝いの際の一味違ったフラワーギフトとして驚きとともに喜ばれるでしょう。